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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カミヲキザンデツクッタニンギョウ
1983年 福島県
2月のはじめごろ、柱に紙を刻んで作った人形がうちつけてあった。脳天に2寸釘、他のところには1寸5分。9枚あり、誰かの姓と思しきものが書かれていた。頭から足先まで16,5センチ、肩幅8.4センチ、顔の幅4.5センチ。目も鼻もない。

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ワラニンギョウ,ゴスンクギ
1933年 大阪府
ある森に丑の刻参りのわら人形があるというので見に行くと、5寸釘が7・8本突き刺さった状態のわら人形が楠に打ち付けられてあった。
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ニンギョウ
1985年 福島県
3年ばかり前、赤松の根元から15センチ程の人形が出た。紺色の毛糸を束ねるように作ってあり、腹の真中に5寸釘が打ち込まれ、松の根元に突きささっていた。その後、木挽や左官や製材職人が怪我をするという事件が起こったので、神官の人に、人形のお祓いをして焼いてもらった。
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ノロイ,クギ,ワラニンギョウ
1992年 茨城県
貧しかった行商人が、うまい話に乗ってしまい家を出て行った。妻の居所は不明となった。妻が見つからないので毎日藁人形を作り、その旨に五寸釘を打っていた。このことが小学生から話題になり、見物人も出てきた。現在では釘も抜かれ、男は妻子に会えず死亡した。
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ウシノコクマイリ,ノロイ
1972年 滋賀県
宮さんの境内の木に、紙に人形を書いて貼り、喉首に五寸釘がささっているのを子供の時に見た。皆がノロイだと言っていた。紙をめくるとノロイが移るというのでそのままほっといた。
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ワラニンギョウ,ジョコンボ
2002年 石川県
虫送り用の藁人形。大きさは3尺前後。頭・胴体の区別はあるが。着物も着せず。目鼻もつけない。
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ノロイクギ
1982年 群馬県
紙人形や藁人形に五寸釘を打ち込む。八の宮や大日様の裏の墓場に時々あった。
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〔ニンギョウ,ヒトガタ〕
1999年 佐賀県
昔は呪いの人形を作って夜中にカミ山に五寸釘で打ち付ける、というようなこともあったらしい。
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ニンギョウ
1926年 石川県
加賀の某豪家の裏座敷で、夜になると妙な人声がする。垣根の外を通るものも、来客かというふうに聞き流していたが、毎夜のことで不思議に思い、その家の主に告げた。裏の座敷の納戸には毎年回ってくる人形座の座元から預かった長持がしまってあった。中には三〇何体の人形が入れてあった。
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ノロイクギ
1982年 群馬県
妙義温泉近くの杉林に、のろい釘を打たれた人形があった。
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フナレイサマ
1939年 神奈川県
三寸くらいの紙人形の男女(墨で顔を書き、女は赤、男は黒い着物を着せてあると)を腹合わせにし、髪の毛、米、稗、大豆とピンコロ(賽)を天一、地六、オモテミアワセトモガシアワセ、トリカヂコニツコリ、オモカヂグツスリに置き、ツヅノカタにきりこむとのことである。
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ヌスットオクリ
1938年 福島県
村人のなかに盗人がいてもあからさまに言えないので、男女2体の藁人形を作り、これをかついで村はずれまで送り、竹槍で人形を突いて川の中に投げてまた突く。そうすると実の犯人は同じところを病むと信じられている。
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ムシボイ,カヤニンギョウ
2001年 青森県
6月24日に、カヤで男女二体のほぼ等身大の人形を作り、悪虫退散、五穀豊穣と紙に墨書きした幟を持ち、太鼓、笛、手平鉦を鳴らしながら村中の田を巡り、隣部落の境まで持って行って立ててくるもので、人形を作らないところもある。
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テング,カミカクシ,アカイカオシタハナノタカイショ
1982年 新潟県
ある夕方に、9つくらいの村の子どもがお宮の木の下に下駄を脱いだままどこかへいってしまった。村の衆は神かくしだといって、マスの底を棒でたたいてその子の名をよんで探しまわった。2、3日して昼ころに泣きながら帰ってきた。どこへいったと聞くと、赤い顔した鼻の高いしょ(人)に連れられて山道を行くうちに分からなくなり、目をさますと、山奥の、朴の葉っぱをしいたとこで、それから、やっと帰ってきたといった。
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ツキモノ
1956年 大分県
2月ほど前のある晩、ある家から起しにきて、家内についた。一週間くらい飯を食わず、力が強く、犬の真似をしてワンワン言う。姿は来ている者に似ていると言う。予言は命中する。酒にも強いらしい。
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バケモノシミズ,サンボンツメノカイブツ
1938年 福島県
山中に十人小屋場という平地がある。そこに小屋を掛け、男がひとりで残っていると、夜中に入口をバリバリと引掻く音がした。夜が明けて見ると、3本爪で引掻いた跡があった。昼飯を食いに行ったとき、5升鍋ほどの頭をした化物が清水に向って座っていた。そんなことがあるものかと見に行った者のうち、1人が行方知れずになった。
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ヤクジン,ヤクビョウガミ
1956年 福島県
2月8日には疫病神が来て宿を取ろうとするから、軒に目籠を吊るして仕事を休む。目籠は目が千あって口が一つだから、疫病神が逃げる。
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レイ
1974年 東京都
日本橋室町1丁目の商家の軒の上に高砂尉と姥の古い人形がある。これは宝暦の頃までここにあった菓子屋の看板である。転宅のとき人形に霊があって、不思議なことをなしたので仕方なく置いていったものだ。今も霊を恐れて動かせずにいる。
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イキリョウ
1982年 島根県
大きな家の納屋の2階を借りて寝泊まりをしていると、毎晩、苦しくて目が覚めるようになった。ある晩、目を開けると、真っ黒い大きな四角い顔をしたものが胸を押さえており、小さな目が2つあって、体には黒い毛がいっぱい生えているのが見えた。手刀で切りつけると姿を消した。家の主人には長い間病気の息子がいたが、これ以後次第に快復していった。
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キツネ
1987年 奈良県
夜、若い人が道を歩いていたら、美人の女の人のであった。連れて帰ってほしいと言うので、その人を連れて帰って家に入れた。朝起きたら、それは石塔になってた。狐が石塔の上に柴を1枚載せて、人間を化かしたのだった。
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ムジナ
1972年 千葉県
話者が夜中に寺から戻ったとき、家の近くで何かが両手両足で砂をかけてきた。姿は見えないが、ムジナの仕業。ムジナは気付かれると化かすのをやめると言う。
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