ワラニンギョウ,ジョコンボ 2002年 石川県 葬送の際に用いられた藁人形。お棺の中に入れる。
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ワラニンギョウ,ジョコンボ 2002年 石川県 ハシカ流し用のワ藁人形。サンダワラに乗せて川へ流す。目鼻は描かれていないものの、手足は揃っている。
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ハレゴイ,ワラニンギョウ,カシマナガシ 1937年 秋田県 雨続きのとき、武士姿で等身大の藁人形を作り、藁で作った馬に跨らせて鎮守の社前へ置く。各戸では1尺5寸ほどの藁人形を各自屋上に置く。すると3日ほど以内に雨はやむ。
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ワラニンギョウ,ジュソ,(ゾクシン) 2001年 福島県 藁人形二体を作り、村外れに縛りつける習わしがある。また、他の村でも立木の高い所に藁人形を縛り付ける習わしがあるという。
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カッパ 1935年 静岡県 静岡の首人形(凸郎坊、虫除人形)は子供の蟲封じの禁忌である。種類は頗る多いが、狐、馬、猿、河童などの動物類もある。
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ヌスットオクリ 1938年 福島県 村人のなかに盗人がいてもあからさまに言えないので、男女2体の藁人形を作り、これをかついで村はずれまで送り、竹槍で人形を突いて川の中に投げてまた突く。そうすると実の犯人は同じところを病むと信じられている。
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カミヲキザンデツクッタニンギョウ 1983年 福島県 2月のはじめごろ、柱に紙を刻んで作った人形がうちつけてあった。脳天に2寸釘、他のところには1寸5分。9枚あり、誰かの姓と思しきものが書かれていた。頭から足先まで16,5センチ、肩幅8.4センチ、顔の幅4.5センチ。目も鼻もない。
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ノロイノワラニンギョウ 1999年 佐賀県 昔は呪いの藁人形が使われていた。田島神社の境内でも見つかったが、藁人形を釘で打ちつけるのは神社の木に限らないらしい。特別な装束もしなくてよいらしい。
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ワラニンギョウ,(ゾクシン) 2001年 福島県 昔、窃盗などがあり、犯人を挙げようと思う時、村の若者たちが藁人形を作り、これを散々村中かつぎ廻し、その後、村外れに縛りつけたという。
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サイトウサネモリ,ムシ 1935年 広島県 6月下旬に棉の蟲を送るといって白い橦布を竹竿に結えて藁人形を作り、太鼓や鉦笛ではやしたて、田の間を巡って村落の境で止める。各地と同じく斉藤実盛がこの蟲になったので篠原の役の頃にこれを挙行する。
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ザシキワラシ 1973年 岩手県 ザシキワラシは柱に縛り付けられた藁人形が化けたもの。長兄の前にしか出てこないという。
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ニンギョウツキ 1950年 山形県 稲泥棒が出た。数日後、犯人に擬した藁人形を杭に縛り付け、部落全戸から人が出、全員が人形を竹槍で突いた。こうしておくと、犯人の体は3年以内に必ず異変を起こすという。
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フナレイサマ 1939年 神奈川県 三寸くらいの紙人形の男女(墨で顔を書き、女は赤、男は黒い着物を着せてあると)を腹合わせにし、髪の毛、米、稗、大豆とピンコロ(賽)を天一、地六、オモテミアワセトモガシアワセ、トリカヂコニツコリ、オモカヂグツスリに置き、ツヅノカタにきりこむとのことである。
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ノロイ,クギ,ワラニンギョウ 1992年 茨城県 貧しかった行商人が、うまい話に乗ってしまい家を出て行った。妻の居所は不明となった。妻が見つからないので毎日藁人形を作り、その旨に五寸釘を打っていた。このことが小学生から話題になり、見物人も出てきた。現在では釘も抜かれ、男は妻子に会えず死亡した。
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アマゴヒ 1939年 秋田県 胴回り1尺5寸、長さ2間ほどのワラの蛇体をつくり、尾を淵に、頭を陸に向けて雨乞いの祭りをすると雨が降る。
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ワラニンギョウ,ジョコンボ 2002年 石川県 女性33歳のときに用いられる厄落としよう用の人形。サンダワラに乗せて川へ流す。
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ムシボイ,カヤニンギョウ 2001年 青森県 6月24日に、カヤで男女二体のほぼ等身大の人形を作り、悪虫退散、五穀豊穣と紙に墨書きした幟を持ち、太鼓、笛、手平鉦を鳴らしながら村中の田を巡り、隣部落の境まで持って行って立ててくるもので、人形を作らないところもある。
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ノロイクギ 1982年 群馬県 総社神社の境内のケヤキに藁人形が2体打ち込まれていた。
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カッパ 1985年 熊本県 ヒダノタクミという人が藁人形を作りその人形の頭を切って水に入れ、魂を入れたものが河童になった。水があるために千人力だという。
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アマンシャグメ,ガァタロ 1929年 長崎県 あまんしゃぐめがたつたの番匠に橋の渡しあいをしようと言った。番匠は三千の藁人形を作り、おこねぇをかけて働かせ、橋をこしらえた。あまんしゃぐめは鶏のまねをして、中止になった。藁人形は山・川・海にわかれ行き、川に行ったのががあたろになった。
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