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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

イワヤヤマ,ゼッショク
1973年 愛知県
大正12年、名古屋のある男性が若気の至りで花柳界に耽溺し、ついに性病に罹患し不治の重患となった。草津温泉での療養も効果なく、岩屋山に参拝して盛夏のなか絶食を行うと、17日めで遂に病を根治する事ができた。

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イワヤヤマ,ヒノモノダチ,ダンジキ
1973年 愛知県
大正15年、名古屋のある男性が脳神経衰弱で苦しんでいた。名薬も効果がないので、霊験あらたかなる岩屋山へ登り火のもの断ちし、まず断食を17日行った。すると快方にむかい、其の後37日火のもの断ちを続けると、今までのことは忘れたように全快した。
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イワヤヤマ,ダンジキキガン
1973年 愛知県
大正11年の頃、伊勢のある女性が肺の難病にかかり日夜苦悶し名医名薬名湯を尽くしたが効果がなかった。そこで岩屋山の霊験顕著なるを聞き、みねひとりで滞在しながら37日の断食祈願を行った。すると初日より心地よくなり一週間で全治快方状態になった。
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イワヤヤマ,ヒノモノダチ
1973年 愛知県
愛知県のある男性が、繁栄していた商売が頓挫してから、衰運に傾くばかりか脚まで悪くして、不自由の身となった。そうして流れ流れて岩屋山に辿り着き、火の物断ちをしながら1週間籠った。すると脚は快癒し、感激しながら帰宅すると家運も再びもちなおしたのである。
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イワヤヤマ,キガン
1973年 愛知県
大正13年頃、美濃のある男性が眼病で苦しみ、地上の何物にも見離された。諦めながらも岩屋山で祈願をすると、漸次快方にむかい2週間で屋根の瓦が見え、3週間で遠山が明瞭になり、6週ですべてが鮮明に見えるようになった。
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コウボウダイシ
1973年 愛知県
兵庫県のある男性が若い時坐骨神経病で両足に異常を来たし、医薬の手当ての甲斐もなく遂に歩行が困難となった。この上は御仏の力にすがろうと新四国巡拝を思い立ち、ついに岩屋山に辿り着いた。そして3週間一心に弘法大師を念じると、杖さえ借りれば歩行できる体になった。
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イワヤヤマ,アラギョウ
1973年 愛知県
大腿部に白なまずの大斑点があった。かくれた所ではあるが、若い女性なので、羞恥の念止みがたく岩屋山の御加護を授かろうと断食を2週間行った。最初は見るも哀れであったが、一心に荒行を行ったので念が遂に通じてあざは消えてしまった。
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イワヤヤマ,ヒノモノダチ
1973年 愛知県
両足の自由がきかない者が、四国巡拝をしつつ岩屋山に辿り着いた。当山の霊験を聞き滞在しながら3か月火の物だちをすると、全治した。
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イワヤヤマ,ミガワリダイシ,ユメ
1973年 岐阜県
岐阜県に住む40歳の男性が、腸窒扶斯で入院し、39度から41・2度の発熱が5日続いていた時夢幻にて信仰する岩屋山の身代大師が枕元に立たれた。そして熱が上がれば大声で「南無大師遍照金剛」と唱えよとのお告げをされたので、隣室が困る程称すると、在院10日間で熱は下がり退院することができた。
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イワヤヤマ,モクゾウ,ミガワリダイシ
1973年 愛知県
愛知県七宝村のある男性は、5歳の時耳病で入院、3週間目に骨膜炎の腐骨を取る切開手術をせねばならなかった。100日はかかるといわれ、蒼くなって病院の枕元に岩屋山身代大師の御木像を祀り、一心にお願いした。すると手術もせず腐骨も自然に取れて1週間後にはめでたく退院できた。
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(フショクビョウ)
1980年 愛知県
三河国の巨海村に吉祥寺という寺があり、そこに1人の尼がいた。この尼は半月や1ヶ月も絶食する事ができ、また数年にも及んだという。香川太仲はこれを不食病と名付けたが、最近はこの症状をいう人間が増えてきたという。
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セイシノセトギワ,ユウカイ
1949年 新潟県
大病を患って、生死の境をさまよっているときに、裸になって寺に行こうとした自分の夢を見た。その姿をとがめられると、自分もやっと裸であることに気づき、寺はなく裏の道をとおると、そのまま生き返ったという。
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カミサマ,キ
1995年 鹿児島県
15才のとき、山へ栗を採りに行った。村にしかない木が山にあったので珍しくて引き抜いた。これが神様が居る木であったらしい。それから14日間熱を出して意識不明の状態に陥った。いろいろ手を尽くしたけれども全快はしなかった。だが、すばたけ祭りの時、ネーシババの所へ行ったら治った。引き抜いた木は、半年を過ぎても枯れなかったという。
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カミノレイゲン
1984年 愛知県
尾張の農家生まれの林善四郎は妹の病が良くならないので不憫に思い44歳で信仰の道に入った。欲を投げ捨て、木曽の山で修行をして神の道に精進して、御岩屋のお穴をほり祈願を成された。神仏に百日の誓いをかけて、断食、無言の行を行いながら穴を掘られたが、村人の中には反対するものもあって3分の1程で村役から危険であるのでやめろと中止を命じられた。それでまたもとのように穴を泥砂で埋めると、神の霊験不思議なるかな、一夜の間に埋めた土砂は吹き飛んで跡形も無く穴はもと通りになった。
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ハレモノ
1982年 京都府
元禄16年5月、京油小路二条上る町で、12歳の男児が甚だ発熱し、腹中に腫れ物ができた。それに口が開き、その口が本人の言葉に従って喋った。その口は何でも食べ、食いすぎはよくないだろうと口を押さえたら高熱が出て罵った。ある医者が5,6種の薬を配合し本人に与えたところ、一両日でその口は無くなり、10日ほどして肛門より長さ1尺1寸、頭に角が1本ある雨竜のような物が出てきた。
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イワヤヤマ,キガン
1973年 愛知県
昭和4年、名古屋のある女性が中風が原因で両手の指を握ったままのばすことが出来ず非常に不便を感じていた。3週間岩屋山で一心に祈願する内、折れ曲がっていた指はのびて自由のきく手となった。
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シュテンドウジ
1970年 京都府
大江山の鬼退治について。御勝八幡に21日間参篭して必勝祈願をした。参篭の途中で老婆から勝栗を得て千丈岳に向かい、鬼の岩屋で酒天童子を退治した。帰りに老婆にお礼として笛を与えた。
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カミノイカリ
1960年 山梨県
千代とその夫はとても信心深い夫婦だった。あるとき女人禁制の金剛山に千代夫婦は入り、千代は谷底に転落した。夫は山頂の社にこもり、七日間断食して祈ると、南の谷から疾風が吹き、千代が元気な姿で傷もなく吹き上げられてきた。
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フグ
1979年 大阪府
浪華にある夫婦がいた。時に夫が悪い病気にかかったので、妻に他に嫁ぐように勧めるも妻は承知しなかった。妻に迷惑を掛けまいと、河豚(フグ)を食べて自殺しようと試みたが、血を数升吐いた後になんと病気が癒えてしまったという。
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(キシツ)
1979年 群馬県
上野国沼田郡座間村のある性悪な僧侶が、密通していた女を殺したところ、背中に女陰そっくりの腫れ物ができた。その僧は罪障消滅を願って西国巡礼に出た。
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トソサン
1980年 大阪府
大坂に近い村に住む某医者は、医術が下手であった。しかしある年の夏に霍乱(激しい下痢や嘔吐を伴う病)の者を忽ち治療した。その方法を問うと、霍乱は「鶴舞」とも書くので実にめでたい病気だから、薬もめでたい名前をもつ屠蘇散を用いたところ、病と相応して即座に平癒したのだと自慢して答える。
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