イワヤヤマ,ミガワリダイシ,ユメ 1973年 岐阜県 岐阜県に住む40歳の男性が、腸窒扶斯で入院し、39度から41・2度の発熱が5日続いていた時夢幻にて信仰する岩屋山の身代大師が枕元に立たれた。そして熱が上がれば大声で「南無大師遍照金剛」と唱えよとのお告げをされたので、隣室が困る程称すると、在院10日間で熱は下がり退院することができた。
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コウボウダイシ 1973年 愛知県 兵庫県のある男性が若い時坐骨神経病で両足に異常を来たし、医薬の手当ての甲斐もなく遂に歩行が困難となった。この上は御仏の力にすがろうと新四国巡拝を思い立ち、ついに岩屋山に辿り着いた。そして3週間一心に弘法大師を念じると、杖さえ借りれば歩行できる体になった。
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イワヤヤマ,ヒノモノダチ 1973年 愛知県 両足の自由がきかない者が、四国巡拝をしつつ岩屋山に辿り着いた。当山の霊験を聞き滞在しながら3か月火の物だちをすると、全治した。
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イワヤヤマ,ヒノモノダチ 1973年 愛知県 愛知県のある男性が、繁栄していた商売が頓挫してから、衰運に傾くばかりか脚まで悪くして、不自由の身となった。そうして流れ流れて岩屋山に辿り着き、火の物断ちをしながら1週間籠った。すると脚は快癒し、感激しながら帰宅すると家運も再びもちなおしたのである。
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ソセンノタタリ 1985年 愛媛県 筆者が高校1年のとき、下半身が麻痺する病気にかかった。病院をかえても治らなかった。四代前の財産を潰した当主がとりついていると言われ、百円を木の小箱に入れて拝みなさいと言われた。実行すると間もなく病気は治った。
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イワヤヤマ,ヒノモノダチ,ダンジキ 1973年 愛知県 大正15年、名古屋のある男性が脳神経衰弱で苦しんでいた。名薬も効果がないので、霊験あらたかなる岩屋山へ登り火のもの断ちし、まず断食を17日行った。すると快方にむかい、其の後37日火のもの断ちを続けると、今までのことは忘れたように全快した。
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イワヤヤマ,キガン 1973年 愛知県 昭和4年、名古屋のある女性が中風が原因で両手の指を握ったままのばすことが出来ず非常に不便を感じていた。3週間岩屋山で一心に祈願する内、折れ曲がっていた指はのびて自由のきく手となった。
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キシダケ 1968年 佐賀県 病気をした人が神主に頼んで稲荷を拝んでもらったところ、岸嶽を祀るようにとお告げがあり、祀ったら治ったという。
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キリヌキジゾウ 1972年 静岡県 明治14年に、岩山を切り抜き、田畑の引水開削工事をした際、川を流れる地蔵尊をある村が拾い上げて家に祀っていた。その後、多くの人に拝んでもらうよう、切り抜きの地に「切り抜き地蔵」として祀られた。大病と精神病に苦しむ一家がこの地蔵尊に祈願したところ、奇跡的に全快し、以来、遠近の人々が祈願に訪れるようになった。
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オツゲ 1973年 愛知県 篠島西方寺でみつかった「善光寺如来略縁起」によると、山本某が如来の御かげで病気の治癒後、剃髪して尊像を背負い諸国行脚で伊勢神宮に参拝した。其の夜「我は当国篠島へ至りて海士魚人を済度せん速やかに有縁の地に誘うべし」とお告げがあり尊像をこの寺に安置すると幾多の霊験を現じ給うた。
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イワヤヤマ,ダンジキキガン 1973年 愛知県 大正11年の頃、伊勢のある女性が肺の難病にかかり日夜苦悶し名医名薬名湯を尽くしたが効果がなかった。そこで岩屋山の霊験顕著なるを聞き、みねひとりで滞在しながら37日の断食祈願を行った。すると初日より心地よくなり一週間で全治快方状態になった。
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カミノレイゲン 1984年 愛知県 尾張の農家生まれの林善四郎は妹の病が良くならないので不憫に思い44歳で信仰の道に入った。欲を投げ捨て、木曽の山で修行をして神の道に精進して、御岩屋のお穴をほり祈願を成された。神仏に百日の誓いをかけて、断食、無言の行を行いながら穴を掘られたが、村人の中には反対するものもあって3分の1程で村役から危険であるのでやめろと中止を命じられた。それでまたもとのように穴を泥砂で埋めると、神の霊験不思議なるかな、一夜の間に埋めた土砂は吹き飛んで跡形も無く穴はもと通りになった。
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イワヤヤマ,キガン 1973年 愛知県 大正13年頃、美濃のある男性が眼病で苦しみ、地上の何物にも見離された。諦めながらも岩屋山で祈願をすると、漸次快方にむかい2週間で屋根の瓦が見え、3週間で遠山が明瞭になり、6週ですべてが鮮明に見えるようになった。
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ウツワノタタリ,コヅカ 1982年 鎌倉真言宗の僧・円空は怪しき加持祈祷を行って、柏木成子町の町人が目の上に痰病ができて両目が腫れたのを治した。これは家の中にある器の祟りで、これを掘り出して清浄な地に埋め変えると病気が治ると円空が言ったことによる。実際家の下から小柄が発掘されたので、円空が持ち帰って鍛冶を行うと両目は少しずつ見えてきたという。
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(コンピラサマノレイゲン) 1986年 香川県 病快癒の願いを込め金毘羅大権現に向かっている最中に、同宿の人に勧められて金毘羅山近くの里の目医者・松坂玄養を訪ねることにした。大阪から丸亀に向かっている明け方に左眼が薄く見え始めた。同日の九つ頃に金毘羅様に拝礼している間に右眼が見え始めた。それから両眼が見えだした。更に神前で祈祷勤めの僧に金銀の幣帛で十七度頭を撫でてもらうと、翌朝には障子骨がわかるほど回復した。
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ヨウゴウセキ,ヤクシニョライゾウ 1977年 神奈川県 天平11年、光明皇后が重病となったとき、聖武天皇の夢枕に立った僧が、武蔵国橘にある霊地の霊石に薬師如来像を祀れば治癒すると告げた。その通りにすると、皇后は治癒した。後にも、ひとりでに動くなどという不思議なことが、この薬師如来像には起こった。
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シロイスガタ 1972年 長崎県 亀浦の祈祷師・井出ヨシさんが46才の頃、神経痛で寝ていると、刀を抜いて出てくる白い姿が家が栄えるので祀ってくれと言った。その通りにすると、以後おできが治せるようになったという。
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イワヤヤマ,ゼッショク 1973年 愛知県 大正12年、名古屋のある男性が若気の至りで花柳界に耽溺し、ついに性病に罹患し不治の重患となった。草津温泉での療養も効果なく、岩屋山に参拝して盛夏のなか絶食を行うと、17日めで遂に病を根治する事ができた。
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イシボトケ 2003年 三重県 「潮ボトケ」「ぬれボトケ」ともいわれる。明治初年,当村の弥吉老人に次のような夢告があった。「我は本地地蔵菩薩である。因縁によってこの場所に現じた。心から祈願するものには腰より下の病を治そう。また,私は海水に浸るところにいて諸人の代わりに苦患を洗浄するつもりであるから,石を高所に移してはならない。」志摩町潮音寺住職児玉芳山もS8年4月下旬以降の祈念によって宿病が快癒した。
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(セイガンジノニョライ),ゴゾウロップ 1980年 京都府 元禄の頃に、誓願寺の和尚が夢に本尊の如来が出てきて、病気であることを告げる。周りの人間も同じ夢を見たので、仏像を確かめると体内に木製の五臓六腑が納められていて、それを釣っていた釘が折れていた。人々はそれを奇異の事として、人口に膾炙したという。
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