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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

オニ
1929年 長崎県
本宮八幡が鬼類に、一夜の中に曲江・柄杓江を築いたら、この国はお前のものにしようと誓った。その後様子を見ると出来そうだったので、鶏の鳴きまねをしたところ、鬼は逃げた。

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ツカハラデンセツ
1986年 大分県
神様が鬼に,一夜に百段・百塚を築けば願いを聞き届けると約束するが,それを達成させないために鶏を鳴かせて退散させた。
類似事例

オニノイシダン
1986年 大分県
神様が鬼に,一夜に百段・百塚を築けば願いを聞き届けると約束するが,それを達成させないために鶏を鳴かせて退散させた。
類似事例

オニ
1959年 長崎県
鬼のいたずらを見かねた多良岳の神が一晩で石門を築いたら悪事を公認しようと約束した。門が完成しそうになった時、神が鶏の鳴き声を真似たので鬼は夜明けだと思い逃げた。気が付いて悔し泣きをしたのが泣浜で、今でも波音に混じって鬼の鳴き声が聞こえる。黒仁田(湯江)の三間石は、その石門の名残だという。
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フシウシジョウ,ガギュウジョウ,カメ
1931年 栃木県
那須与一が那珂川の東にある平群の山に城を築こうとしたが、数万の烏、烏が恐ろしい叫び声をあげながら現れ、幣束を山の山頂に移した。夢に現れた白髪の老人の言に従い、与一は城山の上に築城をはじめた。その際、数10頭の牛を礎の下に埋めた。城に敵が近付くと、城は臥牛の形になり、唸り声を上げて大地を震わせたが。敵が城門に近付くと城内の大池に現れる亀から吐き出された水が濃霧になり、敵兵を惑わせたという。
類似事例

オニ
1929年 大分県
橋の形をした岩がある。昔鬼が一夜のうちに橋をかけようとしたが、鶏が鳴いたので中止した。その橋の一部が、岩だと伝えられている。
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ヨウキ,キジン,ウナギ
1929年 岐阜県
今から九百年程前、村上天皇の頃、瓢ヶ岳の岩窟に妖鬼が山砦を築いて土地の民を悩ませた。鬼人の退治を命じられた九条関白藤原氏の八男右少将正三位藤原高光請卿は多くの部下を連れてこの地に来られた。鬼人は妖術に長じ変幻出没自在で手強く大牛、雉、十二ヶの瓢の化身となって現れ、矢に打たれて消えた。高光は神に祈ってようやく鬼人を仕留め、神の使いの鰻を川に放った。以来、粥川の鰻を食べると神罰を受けるという。
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オニ
1959年 大分県
神様が鬼を追い払って人が住めるようにした時、鶏がうたうまでに100ほど作ったら許してやるといった。鬼が99まで作ったとき、神様が箕を叩いて鶏の鳴き真似をしたという。
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オニ
1939年 長崎県
よいお爺さんが夜中に鬼が集まっているのを見かけ、鶏の真似をすると、鬼は夜明けだと思って逃げ出し、残された宝物を手に入れた。これを聞いた悪いお爺さんが同じようにするが、うれしくて笑ってしまい、鬼に見つかって喰われてしまった。
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アマンジャク
1936年 鳥取県
昔御熊の神様が真崎の鼻から隠岐国まで石材で、一夜のうちに橋を架けようとしていたところ、沖の島の沖合まできた所で、鶏が羽ばたきをして鳴いた。仕方ないので仕事を打ち切ったが、それはあまのじゃくの仕業であった。その罪で、あまのじゃくは沖の島の上に石と化した。あまのじゃく岩という。
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ウシオニ
1991年 島根県
毎晩牛鬼が出て人を捕ると聞き、ある相撲取りが退治しようと夜、海へ行った。海から大女が上がってきたので牛鬼かと近づくと乳を飲めといいながら海に連れ込もうとした。神に願を掛けると鶏が鳴き女は逃げた。お礼に鶏の絵馬を奉納した。
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アマノジャク
1993年 岩手県 
毘沙門さまが一晩で橋を掛けようとしていたが、あまのじゃくが一番鶏の真似をして鳴いたので果たせなかった。そこで毘沙門さまは怒ってあまのじゃくを踏みつけにしている。
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コウボウダイシ,アマノジャク
1980年 岐阜県
弘法大師が一夜で寺を建てようとして、双六に材木を結わえていた。アマノジャクが邪魔するために、後は建てるだけとなったときに鶏を連れてきて鳴かせた。弘法大師は夜が明けたと勘違いして逃げ出した。そのとき葛山に烏帽子を、細越に杖を忘れていったのが烏帽子岩・杖岩になった。
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エンノギョウジャ,ゼンキ,ゴキ,ヒトコトヌシ
1928年 奈良県
役行者が岩橋を作ろうとした際、前鬼と後鬼は一生懸命働いたが、葛城の神である一言主は醜い顔を見られたくないという理由で昼間には働かなかった。これに怒った行者は一言主を縛り付けて谷間に突き落とした。憤慨した一言主は宮女に取憑き、行者が邪神をあつめ、鬼軍を使って国を狙っていると帝に進言した。帝の兵はなかなか行者を捕らえることができなかったが、母親が責められているのを知り、自ら山を出て伊豆大島に流罪になった。
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オトヒメサマ,アマノジャク
1931年 鹿児島県
枇榔島に泊ると、真夜中に森から音楽が聞こえてくる。また、琵琶歌を歌うと激しい地響きがして、大きな岩が崩れる音が聞こえたかと思うと、島中の木がメリメリと大鳴動を起こしたという。この島は和銅年間に天智天皇の皇女の乙媛様が一夜にして造った島だといわれ、不思議なことが起こるのは、姫様の霊の仕業だと信じられている。乙媛が悪戯のあまり沖に流されたとき、島を作り、陸までの岩道を一夜のうちに作ろうとしたので、天邪鬼が鶏に言いつけて早めに鳴かせ、岩道の完成を防いだ。今も島から陸に向かって、海中に岩道が続いているという。
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アマノジャク,コウボウダイシ
1958年 岐阜県
弘法大師が双六へ来たとき、アマノジャクと一夜でお堂を建てる賭けをした。朝までにお堂が建ちそうになったので天邪鬼が鶏の鳴き真似をし、「もう夜明けだ」とおどかしたので、弘法様は怒って積んであった材木を石に変えた。それが天然記念物の材木石。
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コウボウダイシ,アマノジャク
1980年 岐阜県
弘法大師が一夜で寺を建てようとしたが、アマノジャクが夜中に鶏の鳴き声の真似をしたので、大師は双六に材木を、葛山に帽子を、細越に杖を置いていった。それが材木岩、烏帽子岩、杖岩になったという。
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オテングサマ
1982年 群馬県
お天狗様が夜の間に赤城山を作り、榛名山を作った。次は富士山よりでかい山を作ろうと土を上げていたが、一番鶏が鳴いたのでおきっぱなしにした土が、ひともっこ山。お天狗様が残念がって地団駄したところが、ひともっこ山の麓の深く掘れた所。
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オニ
1982年 群馬県
駿河の鬼と榛名の鬼が山のつくりっこをして、榛名の鬼が負けた。一番鶏が鳴いたので榛名の鬼がおきっぱなしにした土が、ひともっこ山になった。
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ミヤジマサマ
1965年 広島県
宮嶋様に恋慕した清盛に、宮嶋様は千畳敷の屋敷を1日で建立せよと命令した。清盛は仕事にかかるが、もう一息というところで日が暮れかけたので一心に西の夕陽を招き戻し、屋敷は完成した。すると宮嶋様の御神体は大蛇と化し、船で逃走する清盛を追いかけた。しかし清盛はその眼力で潮の流れを変えて逃れることが出来た。
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ハチマングウ,ハト
1937年 香川県
細川右馬頭頼之が予州の河野を攻めるとき、石清尾八幡宮に祈願すると、神殿の扉からひとつがいの山鳩が飛び出て戦い、東の山鳩が勝った。この後、頼之は四国を平定した。
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