国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ヤマドリ
1974年 宮城県
ある夜、生首が戸の隙間から飛び込んできたので、かますの中に入れておいたら、朝になると山鳥になっていた。尾が十二節ある山鳥は人を化かす。

類似事例(機械学習検索)

ヤマドリ
1976年 宮城県
ある男が炭焼小屋にいると、戸板にぶつかる音がする。隙間からのぞくと、生首が飛び込んできて小屋の中をぐるぐるまわった。男は首をかますの中に入れたが、次々と生首が入ってくるのでその都度かますに入れた。翌朝かますには山鳥が何羽も入っていた。
類似事例

ヤマドリ,バカサレタハナシ
1981年 和歌山県
谷で山鳥を見て捕まえようとした人が、どんどん奥に誘われて夜になってしまった。何かが山鳥に化けていて、化かされた。
類似事例

ヒノタマ
1976年 長野県
山鳥の尾が12節あると、その山鳥は火の玉に化けるといわれている。
類似事例

(オニジュウニイジョウノハンテンガアルヤマドリ)
1990年 長野県
山鳥の尾に12以上の斑点があると、その鳥は人を化かすと言われた。
類似事例

ヤマドリ,ヒトダマ
1982年 群馬県
山鳥の尾の12節になったものは尾が光って飛ぶ。人魂はこの種のものだという。
類似事例

ヤマドリ
1940年 岐阜県
山鳥は火を点して化ける。尾の羽色は12時を分けたもので12段になっているが、13あるものが火を点す。
類似事例

ヤマドリ,ヒノタマ(ゾクシン)
1916年 愛知県
山鳥の尾に斑点が13あるものは化けたり、人を迷わせたりするという。山鳥の長い尾を魔除けになるといって門口に挿す風習がある。秋冬に火の玉が飛ぶことを、山鳥の谷越しだとも言う。
類似事例

カブソ
1996年 石川県 
近所の家にかぶそが上がってきて、厩の2階に巣を作ってしまったことがある。夜物音がするので、その家の人はてっきり亡くなったお嫁さんが化けて出たと思って驚いた。
類似事例

ヤマンバ,ヤマウバ
1974年 愛媛県
山奥に母と3人の娘が住んでいた。山には人間の姿でひげのたくさん生えた山姥が住んでいた。母が用事で町へ出かけた隙に、山姥は母と偽って戸を開けさせようとした。一度目は手が毛むくじゃらで山姥と知れたが、二度目はいもの葉で手を包んでいたので、母と間違って戸を開けてしまった。山姥が飛び込んできたので、娘たちは逃げたが、末娘は捕まって山姥に食べられたという。
類似事例

ウブメ
1974年
姑獲鳥は産婦が死んで化けたもの。子供の衣装を夜、外に置いておくとそれに血を付ける。子どもがその衣裳を着ると必ず驚疳を病む。
類似事例

ヤマンバ,クモ
1981年 和歌山県
山姥が蜘蛛に化けて自在鉤から家に入り、家の人を見な食べてしまった。だから「夜の蜘蛛は親に似ていても殺せ」という。
類似事例

マックロイオオキナモノ
1977年 和歌山県
ある朝、ある人が父親と小屋にいると、何かが大声で笑ったので出て行ってみると、山から真っ黒い大きなものが笑いながら下りてきた。小屋の戸を閉めていると、戸を叩く音がしてキャッと声がした。夜明けに見てみると、鹿の生首が切って放ってあったという。
類似事例

キツネ
1987年 奈良県
夜、若い人が道を歩いていたら、美人の女の人のであった。連れて帰ってほしいと言うので、その人を連れて帰って家に入れた。朝起きたら、それは石塔になってた。狐が石塔の上に柴を1枚載せて、人間を化かしたのだった。
類似事例

ヤマンバ
1977年 徳島県
木挽の山篭り中に妻が産をした。そこへ山姥が「九州のおば」に化けてやってくる。木挽が寝た後で山姥は鬼に変じ、産婦の首をつかんでつまみ殺してしまった。
類似事例

クダギツネ
1965年 宮崎県
山にはクダ狐がいて人を化かした。ある商人が魚を持って山で日が暮れ、一軒家に泊めてもらった。翌朝帰ろうとすると魚も一軒家もなくなっていた。
類似事例

イキリョウ
1982年 島根県
大きな家の納屋の2階を借りて寝泊まりをしていると、毎晩、苦しくて目が覚めるようになった。ある晩、目を開けると、真っ黒い大きな四角い顔をしたものが胸を押さえており、小さな目が2つあって、体には黒い毛がいっぱい生えているのが見えた。手刀で切りつけると姿を消した。家の主人には長い間病気の息子がいたが、これ以後次第に快復していった。
類似事例

ウブメ
1979年
産婦が死後化けたものであるため、胸に両乳がある。人の子を好んで取り、その子を自分の子として養う。子供のいる家では夜、子供の衣物を外に出しておいてはいけない。この鳥は夜に飛んでそれに血をしたたらせてしるしをつける。するとその子はてんかんなどを病む。荊州に多くいて、鬼鳥とも言う。
類似事例

ヤマイヌノオンガエシ
1941年 岐阜県
昔、口に人の骨が刺さっていた山犬がある老人にその骨を抜いてくれるようにお願いしに来た。老人は山犬に自分を食わないと誓わせてから骨を抜いたが、後日の朝、老人の家の前に山鳥一羽が落ちていた。それは山犬の恩返しだった。
類似事例

キツネ
1990年 秋田県
親方が酔っ払って寝た後、また親方が酔っ払って帰ってきた。家の者は狐が化けていると思い、その親方を上から吊るして生松をたいていぶし、殺してしまった。すると寝ていた親方の方はもういなかった。本当の親方を殺してしまったのだった。
類似事例

クモ
1977年 香川県
昔、夜に一服していたら、どこからかくもがやって来て、体に糸をまきつけていた。そして、ぼちぼち行こうと立ちあがったら、首にも糸がまきついていて死んでしまった。だから夜のくもは親に似てても殺さなくてはいけない。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内