ヒョウスボドン,オソキ水神 1965年 宮崎県 12月7日のオソキ水神の祭には相撲大会があるが、神主や相撲に出た人には、オソキ水神とヒョウスボドンが相撲を見物しているのが見えるという。
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ハクジャ 1991年 長野県 蛇が池の白蛇は水神様だと信じており、白蛇のお宮として祠が建てられている。雨乞いの為にこの祠で祭事をすると雨が降る。祠付近には白蛇がいて、見かけた人によると、白くて1mほどだったという。
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オソキ水神 1965年 宮崎県 オソキ水神は子どもが好き。子どもが河原や神社の境内で遊んでいるとよく現れるし、子どもの帰るときには見送ってくれるという。
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ヘビ 1959年 水神様は蛇だ、あるいはナガモノだとも言われる。泉や水の流れのほとりにいる蛇を殺すなという禁忌も広く言われている。水神様の蛇は、頭に白い鉢巻があるのですぐ分かるという。
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フドウサマ,ヘビ 1965年 高知県 不動様の滝で雨乞いをしていたら、白い蛇や赤い蛇が出て来て願いを叶えてくれたことがあるという。蛇は不動様の仮の姿だった。
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ハチノタロウ,ナンソウボウ 1977年 青森県 ハチノタロウという木こりが、炊事当番のとき魚を一人で平らげてしまった。ひどく喉が渇いて水を呑み続け、湖に入って神様になってしまった。そこにナンソウボウが来て戦いになり、ハチノタロウは八郎潟に逃げて住み着いた。
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ウナギ,カニ 1995年 香川県 大水上神社にある竜王渕にはうなぎが棲んでいる。雨乞いの時にはこの渕の水を汲み出すが、その時にうなぎの色が黒く見えたら雨が降り、白く見えたらその後も日照りが続き、かにが姿を現す大風が吹くという。
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ヘビ,イケノヌシ 1970年 鳥取県 摩尼山の近くのお種ヶ池には弁天様を祀る。長者の娘のお種が下男と仲良くなり、池の中洲から毎日さと柿を取って来て男に食べさせたので、男がいぶかしがると、お種は池に身を投げた。家人が鐘太鼓で池の周りを探すと、お種が蛇になって現れた。男もその池に身を投げた。お種の髪の毛は先が三股になっていて、裂いたら血が出たという。それは蛇の気のある女だったのだ。お種が池にはドジョウがたくさんいた。兵隊に行く人の祈願にそのドジョウをあげると、必ず生きて帰ったという。
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〔スイイン〕,カワタロ,ヤマワロ,ケンモン 1989年 沖縄県 水蝹(カワタロ、山タロ)は好んで相撲をとる。その姿をみたものはすくないが、きこりについていって木を負うなど加勢をするという。人家をみれば逃走する。
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キンノタマ,ユメマクラニタツ 1989年 山梨県 タカギシゲンザエモンという狩人が、池太神さんの池の中に金の玉を見つけた。「魔物だったっらそのままでいてくれ、神だったらこの弓のとこに乗ってきてくれ」と拝んだら、その玉が乗ってきた。うちへ置いたが、屋鳴りがした。金の玉はこの家で休むものではないということで、夢枕で七面山に私の住むところがあるといった。そこでその御神体を持っていっておあげした。それが池太神さんの起源である。
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リュウオウサマ 1993年 高知県 池に竜王様が住んでいた。中ノ川という所の鍛冶屋が竜王様を追い出そうとして金物を池に入れた。すると、しばらくして湯が沸くように池が沸き、中ノ川の土地が割れた。竜王様が腹を立てたのだった。それで太夫が竜王様におことわりをしようと御祈祷し、ようやく静まったという。
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ヒカルモノ 1989年 山梨県 本村の人が猟に行って、池太神のところの淵の真ん中の岩で何か光る物をみつけ、何かショウのあるものだったら、弓にのぼれといって弓の弦を出したら上がってきた。それを家へ持って帰ってきたら、「俺の居る所はここじゃあない。これから上へ上がる、2里高い所に上がればそこに池があるから、そこに俺の住み家があるからそこに連れて行け」といわれた。その人がそこに置いたらそれが池太神の母体になった。七面山の仏像の中に金の玉を入れて祀ってある。
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ウナギ,イケノヌシ 1971年 茨城県 仲郷集落の水神様を祀る湧き水の池の主はうなぎ。尾が長く、耳のない、太いうなぎだという。
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リュウジン 1986年 山形県 村山市河島山白山神社境内に白山池がある。干魃の時に雨乞いをし、池をかき回すと、3日以内に2匹の竜が昇天し、降雨をもたらすという。この竜は雌雄の2匹で、最上川の碁点に棲み、水煙を上げて天と川の間を往来している竜神だという。また、月夜の晩には、碁点の水面から8人の天女が昇天し、河島山を飛翔する姿が見られるという。
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ワシザキノオオヤシブヤケノオセン,オスヘビ,メスヘビ,ダンセイショウニン,ジョウゲン 1984年 新潟県 鷲崎のオオヤ渋谷家のオセンという娘が、月水の腰巻を池で洗い、雄蛇にさそわれて池に入り、雌蛇となって苦しみを受けるが、弾誓上人から救ってもらい、昇天したという伝説と類似した伝説が、おとわ池にも伝わっており、この池で雨乞いの念仏祈禱や千把焚きが行われた。
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イケノヌシ,オオガニ 1977年 和歌山県 ある信心深い人が、「池が切れると西ノ叉が野になる」と祈っていると、夢枕に大ガニが出てきた。大ガニは「絶対に西ノ叉は野にしないから心配するな」と言った。池の主が大ガニなので、池の水は山の腹を横に流れたのだという。
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カミサン 1994年 鳥取県 ちよこさんという人が、水尻池の真ん中にいた神さんに呼ばれた。白い着物で烏帽子、船に4,5人乗っていた。呼ばれて行こうとすると、陸でお母さんが止める。迷ってフラフラして気を失い、近所の人が梅干の汁を顔にかけて、意識が戻った。
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オコゼ 1956年 宮城県 狩りに出たマタギが獲物をとれない時、その首領は白紙に包んで持参したオコゼを懐中から取り出し、山ノ神に祈願すると、不思議と獲物が取れるという。
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スイジンサン 1961年 和歌山県 水神さんは井戸の神様。お婆さんが頭を病んだのでヒヤミズで見てもらったら、水神さんを祀っていないからだといわれ、捜して祀ったら頭が治った。
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カッパ 1976年 大分県 河童は、よく人を相撲に誘う。皿に水があるときは人間の何十倍という力があるので、「逆とんぼりしよう」とか「逆相撲をとろう」というと逃げていく。仏様を拝んでから行くと、河童は「お前の目は光るからやめた」と言って姿を消したという。相撲を取ろうと迎えに来る河童もいる。酒に酔ったときに呼びに来るという。海に投げ込まれたり、朝まで相撲を取り続けて死んでしまう人もいたという。
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