オソキタロウ 1965年 宮崎県 池の水神さん(オソキさん)のオソキタロウは生き神様といわれ、白髪のオソキタロウを見た人もいる。オソキタロウは相撲の神様とも言われる。願立てに多く信仰される。道に迷って霧に巻かれたとき、オソキの水神に願立てして助かった人がいる。
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ヒョウスボ 1965年 宮崎県 ヒョウスボは相撲が好き。頭の皿の水がなくなると力が弱くなるので、ヒョウスボと相撲をとるときにはまず、礼をするといい。
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ヒョウスボ 1992年 宮崎県 ヒョウスボに相撲を挑まれたときは、お辞儀をするとよい。ヒョウスボもまねしてお辞儀をし、頭の皿の水がこぼれて、弱くなるという。
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カッパ 1976年 大分県 河童は、よく人を相撲に誘う。皿に水があるときは人間の何十倍という力があるので、「逆とんぼりしよう」とか「逆相撲をとろう」というと逃げていく。仏様を拝んでから行くと、河童は「お前の目は光るからやめた」と言って姿を消したという。相撲を取ろうと迎えに来る河童もいる。酒に酔ったときに呼びに来るという。海に投げ込まれたり、朝まで相撲を取り続けて死んでしまう人もいたという。
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〔スイイン〕,カワタロ,ヤマワロ,ケンモン 1989年 沖縄県 水蝹(カワタロ、山タロ)は好んで相撲をとる。その姿をみたものはすくないが、きこりについていって木を負うなど加勢をするという。人家をみれば逃走する。
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ヤボササマ 1961年 長崎県 ヤボサ様は相撲好きで、神崎のヤブサ神社では八朔節句に青年を頼んで相撲を取る。ヤボサ様は女だからといい、元はまわしを締めずに十二番の花相撲を取った。また、ヤボサ神は男で、矢受けの名人だともいう。
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オソキ水神 1965年 宮崎県 オソキ水神は子どもが好き。子どもが河原や神社の境内で遊んでいるとよく現れるし、子どもの帰るときには見送ってくれるという。
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ガワッパ 1993年 熊本県 ガワッパ(河童)が悪戯をするので、ハマドンという力持ちを大将にして7対7の相撲で河童と争った。ハマドンが勝ち、河童は悪戯を止めた。この勝利を祝い、春秋の彼岸に川祭りを行うようになった。相撲を取った7人は祭祀に関係する7集落の草分けだという。
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ヤマノカミサマ 1992年 和歌山県 12月7日はその年で最後の山の神の日である。山の神が山にある木を数えるといわれ、また、山の神は星から山に帰ってくるので見にくい顔のオコゼ魚を供えて「にらみ」ごっこをするという。2本の木がねじれてからみあった木は山の神がふたたび山から来たときの目標である。
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ヤマノカミ,ミズノカミ 1940年 和歌山県 山の神と水の神が、木の数と魚の数どちらが多いかで争った。お互いに名前を数え上げていくことになったが、最後に山の神が負けそうになって一本の木を「猿すべり」と「さるたの木」と二通りの呼び方をしたが、負けてしまった。最後には帳面を破り捨てて勝敗不明となったが、これが11月7日の山の神の木数えの日のことなので、この日に山へ行くと木として数え込まれるという。
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ヒョウスボドン,セコボウ 1965年 宮崎県 ヒョウスボドン,セコボウは水神さんの子どもなので、敬語で呼ぶ。子どもより小さく、三歳児の足跡ほどの大きさ。目撃者も多い。
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テンノウサマ 1984年 新潟県 7月7日は田天王・田の神のゴウオロシ・田の神アガリ・田の神の作シラベ・田の神様の祭りといい、この日は天王様が田もりをする日だから水口をまたいで田に入るなという。
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ガラッパ 1982年 鹿児島県 八間川の堤防である人が河童が相撲をしているのを見た。1匹の強い河童に次々交代して河童がかかっていった。負けたら皿の水がなくなるので川に飛び込んではかかっていっていた。
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ヒョウスボ 1965年 宮崎県 ヒョウスボは水の神。晩に山に登り、朝に川に下りる。山から下りるときは「ホイホイ」と言いながら降りて来る。
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ガーッパ 1983年 長崎県 この辺りはガーッパが多い。川のよどみや柳や榎の茂る水溜りにいる。そうした場所にはガーッパ石があり、お神酒などをあげておく。ガーッパは山や畑に出てきて相撲を求める。頭の皿に水が入っているので頭を下げさせれば勝つ。負けると肝を取られる。顔を削られた人や、気付くとカラダチの棘と相撲を取っていた人もいる。ガーッパの髪の毛を保存している人もいる。好物は生魚。赤い御飯も好物で、ガーッパが憑いた時は供物にし、祈祷者のホサドンを頼み乗り移らせて落とす。
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シバテン 1936年 高知県 芝天(しばてん)は淵猴(えんこう)に似ているが水盆は無く、川岸を通る人に相撲を挑む。これに応じると、いつの間にか相手がその辺の藁や石に変わっており、芝天の姿はどこにも見えない。
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ヒトツメコゾウ,ヒトツマナグ,メヒトツコゾウ 1956年 関東で旧2月と12月の8日の夜、この妖怪が訪れるという俗信は近年まであった。竿の先に目籠を高く掲げるのは、籠の多くの目で一ツ目を惑わすため。山の神が一つ眼であるという信仰は広く行なわれているが、この怪物と関係があると思われる。
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リュウジャ 1950年 島根県 神在祭の「お忌みさん」期間中、「お忌み荒れ」と言って海が非常に荒れる時がある。翌朝、1尺から1丈ほどの竜蛇が海岸に打ち上げられる。見つけた者は神社に奉納などする。竜蛇は竜宮からの使令で背には神紋があり、上がると豊年・豊漁だとされる。
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ダイコクサマ 1959年 大分県 柳原部落では、ダイコクサマは12月1日のカラスツイタチの日に、唐の国へ相撲を取りに行くと伝えられている。
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オオキナスモウトリ 1984年 愛媛県 正月二十日は大きな相撲取りが出てきて人を採る。
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