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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ホタルノヨウナモノ
1970年 鳥取県
岩常集落と高住集落の間の橋のところを、雨の降るときに通ると、蛍のようなものが体にくっつく。追い払うともっとつくという。

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オシミ
1991年 島根県
梅雨時などに、袖に蛍のようなものがくっつくことがある。払おうとするとぱっと増える。これはオシミなので、手に小便をかけてぱっぱっと払えば、それで消えるという。オシミはウシオニ(牛鬼)の訛りである。
類似事例

ヒカルトリ
1981年 茨城県
堤防の上を歩いていると、頭上を青白い光を放って飛んで行くものがあった。鳥の音がしたが、光っているので気味が悪かった。光は川下のほうに飛んでいった。
類似事例

ウシオニ
1976年 島根県
雨が続き湿気が多い時、橋の辺に牛鬼が出る。ある人がそこへ行った時、白く光るものがひらひらたくさん飛んでいた。橋を渡るとそれがまとわりついた。近くの人家で聞けば牛鬼に会ったのだろうと言った。
類似事例

(オクリビ)
1938年 愛知県
夜、人が通ると提灯のような火が出て送ってくるという所があったという。ある村の古い榎の木の下まで来ると消えるので、その古木を切ってしまったら、出なくなったという。
類似事例

カワウソ
1983年 富山県
昔、山田村の人が砺波と婦負郡の境界の和田川の橋を渡ろうとしたら、橋のつめに女の人が手拭いをくわえて立っていた。声をかけると笑って消えたので、汗びっしょりになって隣村まで行った。カワウソに化かされたのだといった。
類似事例

カイ,コヨウ
1974年 石川県
加賀国城下の小姓町の槌子坂では、小雨の降る夜、真黒な搗曰くらいの横槌が現れ転がりまわり2声ほど笑って雷のような音と光りを発して消える。これを見た者は2・3日病気になる。
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ウブメトリ
1976年
小雨降る闇夜に出る。出現する時は燐火を伴う。遠くから見れば鴎のようである。婦人の姿にもなり、人に会ったら子供を負わせようとする。逃げれば熱が出て死ぬこともある。背負うと害はない。人家に近くなると背負った子は消える。
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ウブメ
1939年 新潟県
木橋を通ると、子供を抱いた女が出て、その子を抱いて欲しいと言う。怖々と抱いてやると、女の姿は消えて、子供が少し重くなる。見てみると、その子供は石になっている。
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オケタタキ
1985年 香川県
沖野にはオキタタキという化け物が出る。谷の橋からおちて死んだ人が、オケタタキになったのだという。
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ヒトダマ,ヒシャク
1932年 三重県
夜、伊勢の東海岸鬼ヶ崎村の岬を通ると何かが櫨に触ることがある。触ったと思うと、波の上を人玉のように青い光が転がり、柄杓になる。
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ミノヒ
1971年 新潟県
小雨の日には、蓑から垂れる水滴が火になって落ちる。それを払えば払うほど多くなるが、家に入ると消えるものである。
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ヒカリボック
1977年 茨城県
屋敷に入る所にあるどぶに、土橋が架けられていた。その橋の支柱にした杭に、腐って暗がりの中で青白い光りを発するものが稀にあった。それを光りぼっくと呼び、怪奇の目で見られた。
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アシマガリ,ケマクリ,ケマリ,シロマクレ
1958年 香川県
夕暮れの道を歩いていると、てまりのようなハエゲ(灰色の毛)のものがころころとまくれてくる。邪魔になり蹴飛ばすと前より少し大きくなって転がってくる。また蹴飛ばすとまた大きくなってやってくる。そして蹴り上げることができないくらいになり、歩けなくなる。
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オクリビ
1937年 愛知県
人がその辺を通ると提灯らしき火が前後ろに来たりして離れない。金沢村の某家の前まで来ると榎へ消え去るが、その木が切られてから出なくなったという。
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アマゴイ
1974年 滋賀県
村の入り口にある石の上で火を焚く。すると、たとえ3粒の雨でも降らないことはないとか、いつまでも止まない大雨が降るといわれている。その石の上に、牛のわらじとか人が履いている草履などのムサイものを持っていくと、雨が降るといわれている。
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オニ
1931年 埼玉県
鬼橋という石の橋がある。川の真中にある支柱は、昔鬼が来て撃ちこんだものであり、このまわりを掘ると、川が涸れている時でも大雨が降る。
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カンノン,アタマヲダスモノ
1939年 京都府
馬方が観音堂の傍らの石に座って一服していると、頭を出してくるものがある。これが毎日続くので不思議に思った馬方が馬の轡を頭の上にのせるともう出なくなった。
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キツネ
1988年 長野県
きつねが人についたことがあり、そのつかれた者は動作や言葉などの様子が変わったという。祈祷師などは大きな川の真ん中で言葉を唱え、自分の体についた不用のきつねを川の中に放すのだと言われてきた。
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ヒノタマ
1992年 鹿児島県
青白く光るものが山の方から浜へ降りてきて、ジッとこちらをうかがう。立ち去ろうとすると後からついてくる気配がするので小石を投げるとピタッと止まる。小走りで家に帰った。
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オヤマジョロウ,カワウソ
1985年 愛媛県
梢川の石橋にはお山女郎が出る。夜石橋の上に真白に化粧をして、竹かごを下げた娘が佇み手招きをする。近づくと振り返り、振り返り先に立ち、十間ほど歩いて村の墓に通ずる上り坂にさしかかると消える。カワウソが化けたのではないかという。
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