国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ガートンボ,ガーッパ,カッパ
1972年 長崎県
カワマツリの日にはタケノコ・竹と団子を川に流す。こうしておくと、悪いことをする河童がタケノコと竹を見て「人間はこういう固いものを食べる」と考えて人間に近寄らないという。

類似事例(機械学習検索)

カワコ
1961年 島根県
西郷町の川子祭りでは、竹を輪切りにして川に流し、竹の子を煮て食べる。そうするとカワコ(河童)が、「人間はこんな固いものを食べるのか」と恐れて近寄らなくなるのだと言う。
類似事例

カワカミサマ,カッパ
1968年 茨城県,栃木県
2月1日にカキ餅を作り、川へ流す。これはカワ神様(河童)に供えるもので、水難よけである。海岸ではアンモチを作って海に投げる。カワタビタリモチを食べると河童に引かれない。
類似事例

カッパ
1957年 鹿児島県
川祭の際、夕方満潮時に川の中で赤飯を握り子供に食べさせる。こうすればカッパのカワドリに遭わないとされる。
類似事例

ガワッパ
1968年 佐賀県
夏越の日に川祭りを行なう。米粉で作った川祭りダゴという団子を供え、川に投げ入れる。ガワッパの害を防ぐためという。
類似事例

ガワッパ,スイジンサマ,ヤマンタロウ,カワンカミサン
1970年 熊本県
カワマツリに供える団子を分けて家に持って帰るのはガワッパに引かれぬためという。ガワッパは水神様ともいい、人の肛門から手を入れて肝を取り、長生きする。またある時、草相撲取りが山を歩いていると子供が現れ相撲を取ろうという。簡単に勝ったが次々と同じような子が現れる。おかしいと気付き唾をつけると姿がなくなった。この子らはガワッパが秋に山に入ったヤマンタロウであったという。ガワッパは川の合流点にいて人間を見ると相撲を取りたがるという。ガワッパはカナモノが嫌いという。
類似事例

カッパ
1997年 青森県
河童の害を防ぐため、キュウリを沼や山田川へ流した。
類似事例

カッパ
1997年 青森県
岩木川の河童の害を防ぐため、キュウリを水神様と河童に供えた。
類似事例

カッパ
1982年 群馬県
12月1日の川浸りの日に川に餅を投げれば、河童に襲われなくなる。
類似事例

カッパ,スイコ
1997年 青森県
山田川では河童(水虎)が泳いでいる人を引っ張って溺れさせるので、周囲の家々はそれを逃れるために最初に収穫されたキュウリを山田川へ流した。
類似事例

カッパ,カッパマツ
1914年 茨城県
河童がしばしば村人に災いをなしていた。ある時、農夫が河童を捕らえ松の木に縛り殺そうとした。河童は涙を流して詫び、今後悪さをしないだけではなく、村人を守って水難の一切を除くと約束するので、放した。その後、河童の害がなくなったという。その時の松を河童松という。
類似事例

オカッパサマ
1974年 宮城県
6月15日は、お河童様のためにキュウリを川に流すという。
類似事例

ミズノモノ
1939年 千葉県
12月1日にカビタリモチを作り、鼻の頭にアンをつけて川へ行って尻をひたすという。これは子どもがいくつかのときに水のモノにとられるという話が理由である。その年のその日に水のモノのところへ子どもが行くのに、牡丹餅をついて持たせてやった。川へ行くと水のモノが「わざわざ捕られに来たのは感心だ、可哀想だから見逃してやる」と言った。おかげで子どもの命が延びたので、今でもカビタリモチを作るのだという。
類似事例

カッパ
1977年 福島県
7・8月頃に川へ行くとき、子供たちはよくキュウリをもいで行ったが、「川へ行くときに食べるな、かっぱに引かれるぞ」などと言われた。
類似事例

オカッパサマ,(ゾクシン)
1960年 宮城県
子供が河童に取られぬように、6月15日にお河童様にキュウリを供える。腰から下の病も治してくれる。
類似事例

ガタロウ
1964年 滋賀県
夏が来るときゅうりのはつなりを竜王さんに進ぜるといって大川に流す子供がいる。子供が川に泳ぎに行ってガタロウに水中に引きずりこまれないようにするためのまじないである。
類似事例

カッパ
1956年 宮城県
6月10日の牛頭天王祭に初生りのキュウリを供えたあとで川へ流し、この日までキュウリを食べない。河童にさらわれるからだといわれている。
類似事例

クモ,ガワタ
1991年 滋賀県
川原の畑で百姓が日暮れ時に一服していると、どこからか1匹の蜘蛛が来て足に糸を巻いて川の中に下りていった。これはおかしいと思った百姓が糸をそばの柳の木の根に巻いた。しばらくしてその木は川の中に引きこまれた。ガワタが百姓を川の中に引きこんでシリノコを抜いて食べようとしたが、人間の方が賢かったという話。
類似事例

ガワイロ,カッパ
1940年 岐阜県
河童のことをガワイロという。よく子どもに化けて相撲を挑む。手を引くと、そのまま抜けてくる。頭には毒が入った皿をのせていて、その毒を入れると川が粘り上がれなくなり、ついは人のイドコ(肛門)を取るという。また、胡瓜の尻を食べて川に行くと、ガワイロに引かれて溺死するというので、これを忌むという。
類似事例

ガタロ
1951年 京都府
ある時、子供をつれて筏に乗っていると、ガタロが子供をさらおうとした。捕まえて懲らしめ、今後はコブシの桿にガマのハバキを持った者には手を出さぬと約束させた。それ以来、この谷は安全になった。
類似事例

カオロ
1932年 岐阜県
農夫が馬を川で洗っていたら、カオロが食いついた。農夫は殺そうとしたが、カオロは助けを乞うたので、農夫は川へ放った。カオロはお礼にヤキビの薬を教えた。カオロは河童であり、ヤキビはヤケズリのことである。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内