オヘンドサン 1973年 香川県 粟島の口寄せをする人は、三歳のときに盲目になり、医者に見てもらっても治らなかった。そこへオヘンドサンが来て、一つの目だけ助けるから何でも言うことを聞くかとたずねたので聞くと答えると、からたちの根をけずり甘草の根を混ぜて煎じて飲めば助かるといった。その通りにすると、一つの目が助かったので信仰をするようになったという。
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(ゾクシン) 1976年 京都府 子安地蔵さんの身体で、自分の身体の痛いところと同じ場所をさすってあげると、痛いのが治るといわれている。
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キツネ,(キツネツキ) 1979年 東京都 ある人に憑いた狐が言うには、自分は玄徳稲荷の社に住む野狐で、自分の身体を草むらに隠し、口から「神」を出し、人の爪の隙間からはいるという。今、自分の身体は深川にある。その身体が腐ると元には戻れない。また昼は神牌と刀剣をおそれ、夜はそれらが見えないので行動するという。
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キツネ 1975年 愛知県 狐に憑かれた人が死ぬと、身体に穴が開いているという。
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ウミデシンダヒト 1956年 東京都 海で死んだ人の霊が、人に憑いて「水をくれ」と言った。
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フクシュウキ 1975年 溺死した人の霊のこと。
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ユウレイ 1988年 長野県 成仏できない者が幽霊となって出てくるのだが、その姿は一定ではなく、また出る場所も決まってはいない。
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ウミボウズ 1973年 香川県 海坊主が出ることがある。これは水死者の霊であるという。
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ユウレイ 1998年 静岡 4時44分44秒に部屋の角に立つと幽霊を見る。
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ムジナ 2001年 新潟県 狢は人の脇の下にこもる。こもられた人は馬鹿になる。
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シシャノレイ,シリョウ,(ツキモノ) 1989年 長野県 死者の霊が人に憑くことがある。いつまでも病気が治らなかったり、薬が効かずに長引いたりすると死者の霊が憑いたといった。離すときは、祈とうしてもらうという。
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マジムン 1970年 沖縄県 マジムンはほとんど犬の形をしており、死後の霊を祀る人がいないために成仏できずに迷って化けて出る死人の霊といわれる。
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シンメイサマ 1964年 福島県 鎌田宅のしんめい様は出歩くのが好きな神様で、持ち歩くと気分がさっぱりし、動作が活発になり疲れを感じないという。また、この神様を持っているとどこへ行っても食うに困ることはない。肩こり・頭の悪い人はこれでさすってもらえば、さすった人もさすられた人もはればれした気持ちになる。この神をもちあるくのは女で、独身者が多い。
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ケダニ 1950年 秋田県 雄物川には恐ろしい毛ダニがいて毎年何人か刺されて死んだ。だが刺されても体質として「ニガ身体」の人は大丈夫で、「アマ身体」の人は死ぬと言われている。毛ダニは人の顔をしているという。
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レイ 1974年 長崎県 23歳の女性。父の通夜の晩に心臓が停止するような気がして身体が動かなくなった。病院に行っても回復せず、ミコにおうかがいをすると、父の霊と父についていた先祖の霊がともに乗りうつったとのこと。法華宗の信心に徹すると回復した。
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(ゾクシン) 1976年 大分県 粟島様に関する俗信。粟島様は女性の神様である。縁結びの神様である。また、腰から下の病気を治す神様だという、など。
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ホロワヤママイリ 1937年 秋田県 保呂羽山参りをすれば身体が頑健になる。
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タムラマル 1983年 田村丸は中国後漢王朝の霊帝の末裔にあたり、勇略にして身体を自在に重くしたり軽くしたりできたという。
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ユウレイ 1989年 長野県 無理に死んだ人の霊が迷って幽霊になって出てくるという。あるいは成仏できない死人が幽霊になって出てくるという。坊主の姿や娘の姿で、人が死んだ場所や家族の枕元に出るという。
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レイ,(ツキモノ) 1989年 長野県 霊が人に憑くことがあった。祈とうして離してもらったという。
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(ゾクシン) 1982年 群馬県 身体に関する俗信一束。肩に黒子のある人は出世する、など。
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