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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

アミダサマ
1977年 和歌山県
竹の叉へ向かう山道の分かれ道は、手前に阿弥陀様が祀ってある。阿弥陀様が夢に出てきて、「この場所に祀ってくれたら、有ノ木には伝染病を入れない」と言ったので、それ以来祀ってあるのだという。

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スギ,カゼ
1968年 佐賀県
八床集落にあった杉の大木は、切られるときに夢枕に立ち、祀ってくれるなら切られてもいいと言ったので、切株の廻りから出てきた五輪塔とともに、祠を作って祀った。昔はここを通るとき、咳払いをしないとカゼに当てられて、ひどい頭痛がした。神官などに祓ってもらうと治る。
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ガントサマ,ヤマノカミ
1999年 長野県
飯島道と牧金道が合流する地点に、願戸様と呼ばれる山の神がある。これは元々江戸時代に死んだ旅人を祀ったものだという。
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ウシ
1931年 長野県
大昔、神様が笹原を切り開くために乗ってきた牛が死に、石になった。牛石様と呼ばれ、疫病の神様とされている。県道を設けるために移したら、翌年百日咳が流行したので、祟りだと言われた。また、欠けたときの牛の乳のようなものが出たそうである。
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ヒダルガミ
1972年 高知県
高知県では峠道では柴折さまに柴を供えて通れば、ひだる神に憑かれないと言う。
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ヤマノカミ
1986年 福島県
三叉の木は山の神の腰掛けだから切ってはいけない。昔、ある人が三叉の木を切って、その木の下敷きになって死んでしまった。その後1週間の間、山が怒った。
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(ゾクシン)
2002年 香川県
オハケの竹を立てると、神様がそれを伝って降りてくるといわれている。
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エノキ
1929年 東京都
石神井川で川越街道を横切るところに下頭橋がかかっている。数百年も前のある日、一人の僧が旅の疲れを癒そうと此の橋の袂で休んだ。その時横に立てた杖の下から榎の樹が生えて長くのびた。現在はこの木の根株を祀っており、歯痛に効果があると参拝する人も多い。
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ツエ
1926年 熊本県
阿蘇小国の杖立温泉に、弘法大師の立てた杖が成長した竹がある。逆杖の竹と言われる。
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テンガイ
1980年 和歌山県
天蓋藪の傍を通ると、どこからともなく天蓋が現れて来ると言われた。そこには道祖神が祀られている。
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(コウボウダイシノツエ),ミナモトヨシイエノツエ
1967年 福島県
泉から湯本に通じる花立峠に枝垂栗というのがある。昔、弘法大師がここを通った際に、杖にしていた栗の木を逆さまに挿したものが根付いたと伝えられている。また、今ある栗の木はそれとは別で、源義家の杖であったもので、愛馬の墓標であるとも言われている。
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キツネ
1990年 静岡県
宇利峠を越えてきた人が熱を出したりしたときには、キツネが憑いたと言われ、オンタケサマに拝んでもらった。
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テング
2001年 高知県
五位山の頂には天狗さんと呼ばれる小祠が祀られている。病気をよく治してくれる神さんと言われている。以前入院した人が出たとき、地域の人々がお参りに行ったところ治ったという。
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タタリ,ヤマブシ
1935年 長野県
山伏が百姓に道をたずねたが、諍いになって殺された。何年か後に疫病が流行り、一人の病人が、神がかって告げるには、殺された山伏の死骸に木の根が絡んで苦痛なので、静かな場所に移してもらいたいとのことである。さっそく鎮め祀ったのが大平霊社である。
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ナタキリヤマ
1928年 千葉県
鉈切明神の後ろにある鉈切山は峰から下まで両断されたように裂け目がある。至孝の人は傘をさせば通れるが、不孝の者が入ると両山が合わさってひとつの山になり、出ることができなくなるといわれている。
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ダイジャ
1967年 福島県
昔この地に大蛇が住んでおり、人々を悩ませていた。ある時1人の僧が法力により大蛇を封じ込め塚を築いたという。これは薬師如来の霊感によるものだといわれ、西には首塚、東には尾塚があり、その間は200歩あまりだという。
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オヤクシサン
2003年 山梨県
蓧井山の龍徳寺で祀ってあった薬師如来は、有東川を流れていた川木である。ヨキを打ち込んで薪にしようとしたら血が出たといわれる。または、その川木の夢をみたある人が、川でゆすいだら血が出たので、おまつりした。そして、本堂の中で、その仏が正面を向けても、蓧井山の方に向ってしまうともいわれる。
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シカ
1988年 奈良県
新笠置街道沿いの山の北側岩壁に大きな足跡が2つある。これは春日明神が鹿島からやってきたときに乗っていた白い鹿の足跡だという。
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ソデモヂキ,キウリガミ
1966年 香川県
峠路に木折神が祀ってある。御正体の石が胡瓜に似ていることから、キウリガミとも言う。ある女が幼い頃、そこを通ったら急に風が起こって袖を吹きちぎってしまうと聞かされたと言う。
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キツネ,タヌキ
1989年 鳥取県
旧道に狐と狸の化け物が出たので、和尚が岩に南無阿弥陀仏の文字を彫り付けて、化け物を閉じ込めた。
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アミダサン
1990年 山梨県
湯ノ平へ嫁に来た娘は阿弥陀さんを信仰していたが、夢に親らん上人が書いたという阿弥陀さんを見て、嫁へ来た所に持っていって信仰しなさいといわれたので、釜口へもってきた。
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