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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カラス
1979年 徳島県
カンサクという人がいた。ある朝ウマグワを担いで川を渡り、上へ上がるとカラスが「カンサク」と呼んだ。「何だ」と問うと、クワのヘラというねじれた金があるのだが、カラスは「ヘラ、ヘラ」と言った。何処へ落としたかと問うと川だと言い、実際にそこにあったのでそれを拾った。お礼にごんごうを下げてきてやると言い、ヘラで田んぼを耕した。翌日カラスは催促をした。

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ケショウ
1974年 石川県
加賀のある武士の子が、毎夜寝ると同時に何者かが来て灯りを消し、寝ている上にのしかかりヘラで胸をこそげ続けた。起きようとしてもその重さは大磐石で押されているようだった。ある夜人が来て話をしていると庭の草むらで音がした。鉄砲で撃ったら猫か狐のような声がした。跡を見たらヘラを小石が落ちていた。
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シノヨチョウ(ゾクシン)
1967年 山梨県
カラスに関する俗信。カラスがよく鳴いたとき、カラス鳴きが悪いので死人が出るという。
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シノヨチョウ(ゾクシン)
1974年 山梨県
カラスが鳴くとカラス鳴きが悪いと言って、どこかで人が死ぬ。
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カラス
1979年 岐阜県
カラスは不吉な者で、カラスが鳴くと必ず人が死ぬ。
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ガキ
1943年 福島県
磐城の相馬地方では、ヘラから直に飯を食べると餓鬼が憑き、いくら食べても空腹だという。
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シノゼンチョウ(ゾクシン)
1999年 福島県
よくカラス鳴きが悪いという。なにか事故があるときは「さわぎカラス」が鳴き、死者の出るときは「死にカラス」が鳴くという。またカラスは、不幸のある家の近くで鳴くことが多いという。
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カラスナキ
1990年 静岡県
カラスが鳴くと人が死ぬという。
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シノヨチョウ,カラス
1978年 静岡県
「カラスがばかに鳴く」(カラスの鳴きが悪いともいう)のは死の予兆
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(ツゲガラス)
2001年 新潟県
葬送のおり、女衆がカラスダンゴを作って火葬場へ持って行き、カラスに喰わせる。カラスはツゲガラスといって、死を知らせてくれるので、そのお礼。
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カマノカミサマ
1971年 静岡県
かまの神様が出雲へ行くとき、カラスが鳴いて木の葉を落とすので、カラスに「木の葉を落とすなよ」といった。
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シノヨチョウ,カラスナキ
1986年 滋賀県
カラスが悲しそうに鳴くのを「カラス鳴きが悪い」という。カラスがそのように鳴くときは、人が死ぬといわれている。このときの泣き声は、他人には聞こえるが身内の者には聞こえないものなのだそうだ。
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シニガラス,サワギガラス
1999年 新潟県
カラスの鳴き声が悪いと、そのときのカラスをシニガラスやサワギガラスと呼び、なにか騒動があるという。
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(ゾクシン),カラス
1933年 栃木県
カラスの鳴き声が悪いと人が死ぬという。
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(ゾクシン)
1978年 山梨県
カラスに関する俗信一束。
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(ゾクシン)
1973年 岩手県
カラスに関する俗信一束。
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カラスナキ
1987年 島根県
善哉寺の松の所でカラスが鳴くと人が死ぬ、或いは人が死ぬとカラスが鳴く、という。
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(ゾクシン)
1971年 茨城県
カラス鳴きが悪いと人が死んでしまうという。
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シノヨチョウ(ゾクシン)
1974年 山梨県
尾根にカラスが止まると、そこの家で人が死ぬ。
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カラスナキ,ヒトダマ
1997年 香川県
カラスは死の臭いをかぐので、カラスがその家の付近でたくさん鳴いていたら、人が死ぬという。これをカラスナキという。
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カラスナキ
1980年 新潟県
カラスが普通ではなく、哀れな感じで鳴くと人が死ぬ。カラス鳴きは人が死ぬことばかりでなく、何か悪いことの起こる予兆である。
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カラスナキ
1977年 秋田県
夜にカラス鳴きがあると女の騒ぎがある。
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