テング,アカイキモノヲキタハナノタカイヒト 1958年 岐阜県 昭和30年頃の事。ある家が火事になったとき、子供が「赤い着物を着た鼻の高い人が来て火を焚けと言った」と言った。それが天狗だろうということになった。
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テング 1980年 和歌山県 天皇が天下をとれなくなったら天狗が家に入って来るとか、家に鼻の高いものが入ってくると言われていた。
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テング 2001年 宮崎県 ある子供が天狗を騙して、覗き眼鏡と引き換えに鼻高なれの太鼓(てこ)を手に入れた。怒った天狗に対し子供が太鼓を叩きながら「天狗様の鼻高なれ」というと天狗の鼻が伸び、その先は山火事になり、鼻の先を火傷した。以来天狗の鼻は赤くなった。
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カミカクシ 1931年 愛知県 伊藤幸作という人が今から67年ばかり前の16歳のとき、顔が赤く鼻の高い人に連れられて明神山に行った。この赤い鼻の高い人がテングサマだという。
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ハナナメジゾウ 1931年 秋田県 仙北郡にある村に鼻なめ地蔵というのがある。子供が鼻をなめようとしても届かない。背の高い子が来ても地蔵の背が高くなって舐めることができないのだといわれている。黒砂糖を鼻に塗ってあり、鼻をなめてみろと言わんばかりだという。
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ハナナメジゾウ 1931年 秋田県 三倉鼻には鼻なめ地蔵というのがある。子供が鼻をなめようとしても届かない。背の高い子が来ても地蔵の背が高くなって舐めることができないのだといわれている。
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テング 1995年 静岡県 天狗の一般的なイメージは赤い顔、高く長い鼻、光る大きな眼で天狗のうちわを持ち、飛行能力を持ち、高いところが大好き。
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テング 2001年 宮崎県 古墳の麓に古木があり、天狗が住んでいたため、天狗杉と呼ばれていた。天狗は山奥に住んでいて、人間に似ているが顔が赤く、鼻が高く、翼があって空中を飛び回れる。天狗は杉から飛び立って別の杉や松に宿ったという。
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ハナタカキオトコ,テング 1927年 愛知県 又平という大力の男が夜中、天狗松の下を通ったとき、鼻高き男が現われ、力競べをしようと言った。又平は木に登り、その男と格闘したが振り落とされ、間もなく死んだ。
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テング 1972年 石川県 子供が火遊びをしていると、天狗が見つけて、その火で家を火事にするという。天狗の付け火は消すことが出来ない。火が風下ではなく思いもよらない方向に飛び火することを天狗の火鳥が歩くという。
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ヒノタマ,キジムナー 1992年 沖縄県 キジムナーは木の精である。体は赤い。「もっと高くなって」というと、3回は高くなったが、そのあと、火の玉のようになっていなくなった。高くなりすぎたためらしい。
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カンノンサマ 1981年 福岡県 観音堂があり、ここの観音様は左手に水玉を乗せているため、火事除けの神様と言われていて、椋谷は火事で焼けないという。ある時、子供が悪戯をして観音様の顔を雑巾で拭いたところ、子供の家一軒だけが火事で焼けてしまったという。
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テング,キシン 1977年 岐阜県 ある人が飛騨山で木を伐っていると鼻の高い山伏が現れた。天狗かと思ったら心を読まれ、何故天狗だと思うのかと聞いてきた。急いで木を束ねていると、手元が狂い天狗の鼻に木が当たった。すると天狗は汝の心が読めなかったと言って去った。
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テングサマ 1938年 福島県 伊南村の宮澤の人が黒谷入という所で魚を釣っていると影がさした。じっとみると水鏡に赤い顔で鼻の高い人が覗いていた。天狗様だろうということであった。
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キツネ 1971年 岐阜県 昔は集落に1軒か2軒、狐を飼っている家があった。目には見えないが狐に憑かれると病気になる。
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ムジナ,チョウチン 1974年 茨城県 山が真っ赤になったことがあり、むじなが悪戯で提灯をつけたのだろうと言われた。鉄砲を撃ってもらおうとした男が病気だったので、鉄砲だけを貸してもらって撃ちに行った。しかし赤く見えたのは山火事であったことが後でわかった。
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テング 1956年 茨城県 幼い頃、炭焼きの父のところへ遊びに行って泊まった。夕方、父が「天狗が遊びに来ることになっている」と言われ、9時頃になると赤い顔で鼻が突き出た大天狗が山小屋の入口から入ってきた。
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ヒ,テング,クモ 1936年 石川県 沖で見る火が赤いときは天狗の火、青い時は蜘蛛の火で小さい。
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タバコ 1980年 妊娠中にたばこを吸うと、生まれてきた子の鼻の下に、赤い肝の気があるという。よく虫を殺すものと言われる。
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テング 1937年 福井県 叱られたので外の豆がら畑にいると、夜になって家の人が捜し回った。家の中をくまなく捜しても見つからなかったが、押入れを再度探すとそこにいた。高い木の上にいた天狗が、木から家に連れて入ってくれたのだと言われている。天狗に隠されていたのだろう。
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ヒバシラ 1991年 山形県 神社の境内に突然火柱が上がることがある。ゆっくりとそのまま移動するが、火の倒れた方角に火事が起きる、と言われている。
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