(ゾクシン) 1939年 千葉県 うなぎは虚空蔵様が嫌いだから、食べないといわれている。
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(ゾクシン) 1939年 千葉県 うなぎは虚空蔵様が嫌いだから、食べないといわれている。
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ウシコクウゾウ 1943年 新潟県 二男が丑年生まれの時は、その子はウシコクウゾウ(丑虚空蔵)と呼ばれ、長男を押しのけて家を相続するという。これは丑年生まれの守本尊は虚空蔵菩薩であると言われているからである。
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(ゾクシン) 1991年 茨城県 大山の飯田英子氏の実家にはウナギの神様である虚空蔵様があるのでウナギを食べられない。
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ウナギ,カミノオツカイ 1938年 茨城県 虚空蔵と鰻の関係の話は各地にある。丑年生まれ葉本尊が虚空蔵菩であるため、生涯鰻を食べないのだという。鎮守の池にたくさんいる鰻を神のお使いとしている地域では、決してこの鰻を捕らない。
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ミミノアルウナギ 1959年 千葉県 耳のある鰻が井戸の主となって虚空蔵堂と某家の井戸を往来しているという話が伝わっている。
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ニンギョウブ,ハッピャクビクニ 1956年 福島県 庚申の晩に人形のようなものを料理して出されたので、みんな食わずに持ち帰った。そのうちの一人の娘が知らずに食べ、長生きをした。それはニンギョウブ(人魚)というもので、娘は八百ビクニ。海の魚を食うときはニンギョウブに触った尻から食うと長生きにあやかれる。川の魚は尻尾で跳ぶので、悪いものがついているという。
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ゴンゲンノツカイ 2003年 奈良県 虚空蔵では,暮の餅つきの時に赤くて小さいカワラケに餅を12個のせて戸外の藁積みの上に置き,歌をうたう。すると不思議に烏がすぐ食いにきたという。烏は熊野権現の使者と考えられた。
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(ゾクシン) 1983年 富山県 ウサギを食べると赤ん坊がエグチになるといって、肉類は食べない。
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コウシン,ハッピャクビクニ 1963年 新潟県 ある家の主人がオカノエ講に出た際、やどの主人が人間に似たものを料理しているのを見たので、誰も料理を食べなかった。家に帰ると着物の袖から肉が出て来て、娘が食べたところ800年生きた。やどの主人は庚申さんだという。
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キツネ 1995年 群馬県 大深山の立石に狐がいて、みんな化かされた。狐が憑いたときも、立石に油揚げや天ぷらを持っていくと離れた。
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ウナギ 1971年 岐阜県 弥勒堂の裏の池で飼っていたウナギを食べた村人は、罰が当たって耳が聞えなくなったという。それ以来、野志集落では集落の川のウナギを食べてはいけない。他所に行ったときはよい。
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タヌキ 1972年 岐阜県 タヌキが煙(エン)を吐くと、手足が動かないといわれている。
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ヌシ 2000年 茨城県 男が池で大ウナギを見つけた。持ち帰り七日七晩焼き続けたが焼き上がらなかった。ウナギは池の主かもしれないと思った男は、池にウナギを返すと、ウナギは元気になった。男は祟りを怖れて、近くにお宮を建てた。それからこの池のウナギはすべて片目ウナギとなった。
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イソガキ 1956年 伊豆の利島の海辺にいるといわれる。これに憑かれると、急に空腹をおぼえて倒れる。マジナイに芋などを腰籠に入れていく。食うためではなく、イソガキに憑かれぬマジナイだという。
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キュウケツノアワビ 1960年 茨城県 庚申講に加えた魚屋の家に5人が赴くと、竜宮城のようで3日間御馳走を食べた。最後の御馳走には丸穴のあわびがあったが皆食べなかった。一人だけ家に持ち帰ると3年が経っていて、それを食べた娘は200年生きた。
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コクウゾウサマ,ナマズ 1929年 福井県 福井愛宕山公園の一角にある御堂の中におられる虚空蔵様は、ナマヅ病といはれる皮膚病を必ず治して下さる。お願いする時は「白いナマヅ」を描いた額繪を奉納すると全治した頃には「黒いナマヅ」になりその額繪を御禮に奉納する。
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ムジナ 1998年 福島県 炭焼きの男が玉蜀黍を焼いていたら、娘が来て、はぜた玉蜀黍を食べていた。娘は尻から玉蜀黍を食べていた。人間ではないと思い殺してみたら狢だった。狢は尻を上にして口を下にして化けていたのだった。
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ムキ 1992年 宮崎県 ムキとは蛇の化身。山で不倫の約束をすると蛇が聞いて、相手の姿になって訪ねてくる。ムキの子を身ごもったり、ムキが憑かないようにするには、3月3日桃の節句の桃酒か、5月5日端午の節句の菖蒲酒を飲むとよい。
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オオカミ 1941年 富山県 五ヶ山にある金剛堂山に、人間を食べても尻がつまらないように狼が土を食べに来ていた。ある神が人を食べるから尻が詰まるのだといい、五ヶ山の人を食べない証を立てればいいことを教えると告げた。神は金剛堂山の土を食べろと教えたので、狼は五ヶ山の人を食べなくなった。
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