(ゾクシン) 1939年 千葉県 うなぎは虚空蔵様が嫌いだから、食べないといわれている。
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(ゾクシン) 1939年 千葉県 うなぎは虚空蔵様が嫌いだから、食べないといわれている。
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(ゾクシン) 1981年 栃木県 丑寅虚空蔵のものは、ウナギを食べない。食べると、ウナギの形が子供の背中につくという。
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オスンツサマ 1959年 青森県 東山のおすんつさまは、以前は沢口老人家の内神だった。大変厳しい神だったので、この家では4足類は絶対に食べなかったという。
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アン 1991年 茨城県 正月14日まではアンを食べない家がある。大山の飯田昌夫家では正月にアンを食べたら事故で死人が出たことがある。また、理由は不明だが同家では2月8日までは餅がつけないし、成る木もしない。
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(ゾクシン) 1983年 茨城県 作物禁忌と食物禁忌。上檜沢では台の沢の長岡ヨシエ家、長岡税家ではカボチャを作らない。大片平の平塚カツ子家ではショウガ、ニンニクを作らない。作ると不慮の災害や災難に必ずあうというが、買ったりもらったりして食べるのはかまわない、など。
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ウナギ,カミノオツカイ 1938年 茨城県 虚空蔵と鰻の関係の話は各地にある。丑年生まれ葉本尊が虚空蔵菩であるため、生涯鰻を食べないのだという。鎮守の池にたくさんいる鰻を神のお使いとしている地域では、決してこの鰻を捕らない。
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ウナギ 1971年 岐阜県 弥勒堂の裏の池で飼っていたウナギを食べた村人は、罰が当たって耳が聞えなくなったという。それ以来、野志集落では集落の川のウナギを食べてはいけない。他所に行ったときはよい。
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キンキ,ウド 1956年 宮城県 ウド殻で目を突いて太白山の神は片目になったので、ふもとの茂庭では山ウドは食べないし、畑ウドもつくらないという。
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(ゾクシン) 1982年 山形県 食物と作物の禁忌。佐藤喜一郎家では、おにわどり様を祀っているため、ニワトリは飼わず、卵もイロリで煮炊きしない、肉は買って食べる。また、昔火災にあったため、味噌をつけたおにぎりは焼いて食べない。鈴木しょう太郎家では、キュウリを食べない。ただし、畑には植えている、など。
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タツブ 1963年 宮城県 田ツブ(タニシ)はお不動様のオヅケ(お付き者)だから、お不動様を信心する人はツブや犬を食べない。
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(ゾクシン) 1982年 新潟県 不動様を祀る人たちは、鶏を神使として鶏肉と田螺は食べない。
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ミコガミ 1978年 岡山県 樋口和吉氏は婿養子で、実家は鉄山駄床の稲田家である。この実家ではもともとミコ神さんを祀っていた。父親が死んだとき幼少で和吉氏は家を継ぐことができず、長姉が婿をとって家をつぎ、和吉氏は樋口家へ養子に行ったが、その後和吉氏と長女にカサが出た。そのため実家からミコ神さんを迎えて、現在も祀っている。神体は古い鏡である。オクノマに祀る神様と一所においてはいけない。デキモノが出る間だけお供えなどをし、あとは別にかまわないでおく。また血族の間で行きたい所を知らせて廻る。
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ダイコクサマ 1964年 鹿児島県 大黒様の供物は、娘は食べてはならない。大黒様が家から出ないからである。
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イナリ 1964年 群馬県 石や木で作ったイナリ(稲荷)が家の神で、一家ごとに祀っている。
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カノキジンジョ,クワキニンギョウ,オゴナイサマ,オシラガミ 1938年 青森県 男女一対のカノキジンジョ(桑木人形)はオゴオイサマと呼ばれるオシラ神で、これを祀る家には以前玉子の禁忌があって家では食べられなかった。それでは困るといって先代が川に流した。すると先代が眼を病んで治らなくなった。イタコに聞くと捨てたオシラガミが祀られたくて病ませているのだというので、近所の別当に作らせた。目が悪くなったり病気になるとこれに参る。
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ウシガミノタタリ 1974年 愛媛県 脇谷家で、昔、家族が次々重病にかかったので占うと牛神の祟りだといわれたので、一切牛肉を口にせず客にも出さないようにしたところ、幸福になったという。田原・金沢・山中の三家でも「牛神講」といって牛を祭っているが、火事で死んだ牛の祟りを恐れてだという。
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ヌシ 2000年 茨城県 男が池で大ウナギを見つけた。持ち帰り七日七晩焼き続けたが焼き上がらなかった。ウナギは池の主かもしれないと思った男は、池にウナギを返すと、ウナギは元気になった。男は祟りを怖れて、近くにお宮を建てた。それからこの池のウナギはすべて片目ウナギとなった。
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ウシガミ 1983年 愛媛県 脇谷重一家には丑神大明神が祀られている。ある時家族が次々と重病にかかるので占ってもらうと、牛神の祟りだとた。以後当家では牛肉を一切食べないと誓い、客人にも用いないようにした。
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キュウリ,テンノウサマ,サクモツキンキ,(ゾクシン) 1916年 千葉県 眞名には胡瓜を栽培しない家がある。昔、疫病が流行した時、天玉様に願掛けして難から免れることができたためだという。
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