国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ギオンサン
1991年 高知県
室津家では旧6月14、5日の祇園さんの日にウリを食べた。祇園さんがウリに流されたという言い伝えのためである。

類似事例(機械学習検索)

ギオンサンノヒ,キュウリ,(ゾクシン)
1975年 愛媛県
旧6月15日は祇園さんの日といって、仕事を休む。この日はきゅうりを食べてはいけない。また、きゅうりは祇園さんの紋なので、輪切りや、紋を切るような縦切りをしてはいけないという。
類似事例

ビワ,キュウリ
1960年 愛媛県
昔、村に疫病が流行ったため広島県の鞆の浦の祇園様に願をかけてビワとキュウリを作らなくなったところ、病気がよくなった。数十年後、再びビワの木を栽培しはじめたが病人や死人が出たので、また願をかけた。以来、ビワとキュウリは作っていないという。また、6月15日は祇園様の命日なので、キュウリを食べてはいけないという。
類似事例

ガタロ
1972年
祇園さん(天王さん)の祭りの期間、川で泳ぐとガタロに脚をひっぱられるとか、尻子玉をぬかれるとかいって水に入ることを禁ずる。祇園さんの神紋はガタロの好物胡瓜を輪切りにした形だといって、祭りが住むまでそれを食べないところもある。
類似事例

トチ
1959年 愛知県
愛知県東加茂郡下山村では、6月15日の祇園の時に水を泳ぐとトチに尻を抜かれるという。
類似事例

テンノウサマ,アクビョウガミ,ウシノエカミ
1982年 新潟県
7月14日は各地で天王さま、祇園さまの祭りをする。天王様は疫病神で病気にならないようにと初生りの胡瓜を供え、各家では縁側に簀をさげ、悪病除けに杉の小枝に幣束をさげてさし、牛の絵紙を逆さにして入口に貼る。牛の足をあげておくと悪病神がきたときに、すぐ蹴り飛ばされるといわれている。
類似事例

ギオンサンノヒ,ガタロ,カッパ,(ゾクシン)
1915年 和歌山県
祗園さんの日または住吉様の日に水を浴びに行くと、河太郎に尻を抜かれるという。
類似事例

ノシ,(カッパ)
1972年 岐阜県
7月15日の祇園や八朔に水浴びをすると、ノシが引いていって、腹の肝を取って食うといわれている。
類似事例

ガタロ,(ゾクシン)
1939年 和歌山県
6月7日には、祇園様に胡瓜や茄子の初成りを供えて川へ流す。供養になるので、子供が不意に死ぬことがなくなるという。この日に川へ泳ぎに行くと、ガタロに尻を吸われるという。
類似事例

カッパ
1956年 宮城県
6月10日の牛頭天王祭に初生りのキュウリを供えたあとで川へ流し、この日までキュウリを食べない。河童にさらわれるからだといわれている。
類似事例

カッパ,(ゾクシン)
1972年 長崎県
6月15日は祇園祭りの日である。この日川に行くと、カッパにジゴ(尻)を抜かれるという。
類似事例

カッパ
1966年 静岡県
6月15日の祗園祭の日に川に入ると河童に尻っ子を抜かれるので、川に入ってはいけない。
類似事例

テング,(ゾクシン)
1972年 岐阜県
7月17日の権現さんの祭りを祇園祭りという。かがり火をたかないと、天狗が祟るといわれている。
類似事例

オカッパサマ,(ゾクシン)
1960年 宮城県
6月15日は天王様の祭り日で、この日までキュウリを食べてはいけない。お河童様にキュウリを1本供える。
類似事例

ガタロ
1915年 和歌山県
祇園さんの日に、水浴びをしに行くと、河太郎に尻を抜かれる。
類似事例

カッパ,カワウソ
1968年 佐賀県
6月16日は、祇園祭の山車に飾った人形を川に流す日で、川に入ると河童とかカワウソにとられるといって、泳がない。
類似事例

ホトケサマ
1972年 山梨県
盆に魚を食べないと仏様が口を吸いにくるという、また、16日に送るのがおくれると仏様が泣く。
類似事例

ギオンボウズ
1959年 愛知県
13日の祇園に川に行くとギオン坊主に引きずり込まれる、雨が降る、などと言うそうである。
類似事例

ダイジャ,カニ
1982年 群馬県
赤堀の道元という大尽の娘が16歳で赤城山へ行き、小沼に入って蛇体になった。お供の者も家には帰れないと言って、娘について沼のカニになった。命日には赤堀家は小沼に重箱に詰めた赤飯と酒を持って行く。重箱は一旦沈んで、空になってまた浮いてくるという。
類似事例

ナガムシ,ジャタイ
1982年 群馬県
赤城山へ16歳の娘は登ってはいけない。赤堀の道元という大尽の娘に、夜な夜な誰か通ってくる。着物に針を刺して血をたどると、それは蛇だった。娘は赤城山へ行き、小沼に入って蛇体になった。毎年5月8日にはその小沼におひつでこわめしを流す。おひつは一旦沈んで、空になって浮く。また、5月5日には女は菖蒲酒を飲み、菖蒲湯に入ると、宿った蛇の子が流れる。
類似事例

ガイロ
1996年 三重県
6月14日の天王様のお祭りの日にはキュウリを食べるものではない。食べるとガイロに尻子玉を抜かれるという。昔は、子どもたちが水泳競争をするとき、「しかの鼻からガイロが来るまで」と囃し立てた。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内