ネコ 2000年 神奈川県 亡くなった旅人を供養した塔があった。言い伝えではそこで猫が踊ったという。
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ネコ,オンリョウ 2000年 神奈川県 江戸時代の中ごろ、踊場という所にたくさんの猫が集まって踊り、通りかかる旅人に披露していた。又兵衛さんという人の猫も、踊っていた猫だった。ある日、その猫が舌を火傷して死んでしまった。そして又兵衛さんが踊り場にさしかかると、死んだはずの猫が踊っていた。猫の怨霊を供養するために、供養塔を建てたという。
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ネコノオドリバ 2000年 神奈川県 猫が踊る踊場という所にある供養塔は、鎌倉攻めの時に参加した一般の人の供養塔だという伝説もある。
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ネコ 2000年 神奈川県 「五郎兵衛の猫じゃ」と歌いながら踊り狂う若い娘が夜毎出没した。供養塔ができてからは、そのようなことはなくなった。
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ネコ 2000年 神奈川県 毎晩猫が出てきて、通る人を化かした。それで供養塔を建てたという。
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ネコ 2000年 神奈川県 猫のお化けが出るというので、猫の祟りではないかということで、念仏講の人たちがお金を集めて供養塔を建てた。そうしたら、猫のお化けは出なくなった。
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ガキ 1939年 新潟県 餓死した人の霊が通りすがりの人に憑くといわれ、供養塔が建てられた。憑かれた人は、動けなくなり、介抱されて味噌汁や粥などを食すと、数日で全快した。
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コロリノユウレイ 1976年 山形県 明治12年にコロリ(コレラ)が流行して多くの死者を出した。死体を埋めた所にあるじいさんが小屋を建て堤に鯉を飼った。ある年のこと、鯉に餌をやって帰ろうとすると見知らぬ婆さんが立っていた。どこの婆かと聞くと米沢と答える。別れて数歩行って振りかえると、その婆の姿はもうなかった。浮かばれなかったコロリの死人の怨霊だったとわかり、供養して塔婆を建てた。
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カタナカケノマツ 1979年 岐阜県 ある人が刀掛け松の下で刀2本を拾って帰ったら、夜になると箱の中で切り合いの音を出したので恐ろしくなり、元のところに返したが、祟りがあってその一族は死に絶えた。後に近所の人が供養のお宮を建てたという。
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ホトケサマ,クチヨセ 1964年 福島県 道路を広げるため屋敷の一部を掘ったら人骨がでたので埋めなおしたが、隣近所で死人や病人が絶えない。口寄せばばあの話によると、昔仏さまが座頭に負われてこの土地にきたが、座頭は殺された。まつられない仏さまが怒っているのだという。それで、地蔵や供養塔をたてたという。
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ネコヅカ 1956年 宮城県 昔,この近くに住んでいた侍の飼い猫が,妻女が厠に行く度裾にまつわりついて離れなかった。仇をなすものと思って侍が猫の首を斬ると,首が天井の方に飛び上がったので見てみると,小窓から這いこんできて下を狙っている蛇の喉元に噛み付いていた。飼い主に危険を知らせようとしたことがわかり,厚く葬ってやった。元の伊達家邸内(現ウルスラ学院構内)の南にあった「猫塚」がそれである。以前はその近くに蛇の骸を埋めた蛇塚もあったという。
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キシダケノオチウド 1968年 佐賀県 病気にかかった人が拝んで貰うと、大概「岸岳の落人が弔ってもらえず祟っている、石塔を建てて水をあげなさい」といわれる。山中や道端の石塔は、落人の祟りをおさえるために建てられたもの。
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トウバダ 1985年 茨城県 仏供養の塔婆の形をした田が五枚続いて並んであった。この田を作った家では、祟りのために病人、気狂が出ると言われて、誰も耕す者もなく、荒れていた。
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シニン,タタリ,サクラ 1989年 長野県 昔、城があった場所には何人かの武士が生き埋めにされたので、供養のために塚を作り桜を植えていた。その後、その木に傷が付くと血が流れ出たという。塚が崩され田が作られると、田を作った家では病人が絶えなくなり、凶事が続いた。行者に拝んでもらうと死人の祟りだといわれ、土地を売った。その土地を買った家でも不幸が続いたが、社を造って近親者で祭を行うと、商売が繁盛するようになったという。
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タタリ 1979年 岐阜県 武田と織田の戦いで多くの人が死んだ。そこで死んだ者を弔うために五輪の塔を建てた。その後、五輪の塔を一箇所に集めてしまったので、祟りがあるという。
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ヘビ,タタリ 1986年 長野県 病人やけが人が続くので拝んでもらったところ、蛇の祟りだと言われた。あるとき、草刈りにいって草と一緒に蛇の頭を刈ってしまったことが原因だという。そこで、その蛇の祠を祀ることにした。
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シニン,タタリ,サクラ 1989年 長野県 昔城があった場所には生き埋めにされた武士を供養するための塚があった。その塚が崩されて田が作られると、田を作った家では病人が絶えなくなり、凶事が続いた。行者に拝んでもらうと死人の祟りだという。家は土地を売った。
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タタリ 1930年 山梨県 某という者が盗人をして困るので、村人たちは相談して村の辻で殺した。殺された者が祟るというので、辻に延通庵という御堂を建て、観音様を祀った。
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ネコヅカ,ヘビヅカ 1956年 宮城県 この辺りに住んでいた侍の飼猫が、妻の裾にからみついてはなれないので、侍が猫の首を斬ると天井に飛ぶ。見ると、大蛇ののどに噛み付いていた。飼い主の危険を知らせるためだったとわかり、猫を手厚く葬った。今は大杉神社の祠が立つ。妻をねらった大蛇を三つに切って埋めた塚が蛇塚。猫塚の北の道端にあった。
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タヌキ,キツネ 1931年 青森県 地蔵堂から山に1町ほど入ったところに別の小堂があって、何体か石像がならんでいる。ここは賽の河原と呼ばれている場所で、地蔵堂がなかったころは狐や狸が通行人を誑かして困った場所であった。ここで誑かされた人間はまもなく死ぬので、供養の為に地蔵堂が建てられたといわれている。
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