バケモノ,アヤシキサマ,コリ 1974年 欽明天王の御世に植物が人に化けた事がある。また、推古天皇の御世に陸奥国で狢(むじな)が人に化け歌を詠んだ。
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ハイ 1976年 推古天皇35年5月に、蠅が集まって空を飛び10丈程に達した事があった。その音は雷のようだったという。
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ハエ 1976年 推古天皇の35年5月に蝿が集まり空を飛ぶこと10丈ばかりにして、その音は雷のようであった。また斉明天皇の6年にもこの怪異があったという。
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ニンギョ 1976年 大阪府 摂津国堀江で、推古天皇27年に、人でもなく魚でもない物が網にかかった。
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キツネ 1933年 鳥取県 おこん狐という狐がよく人を化かした。ある男が川の中で網泥を一生懸命かぶっている狐をみつけたが、その狐が立派な女に化けて馬に乗せてくれという。馬に乗せて連れて帰り、火であぶったので、狐は正体を現した。人を化かさず、ここにすまないことを約束して許してやった。数年後、伊賀の山辺で娘に化けたおこん狐に会った人があるという。
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サンノウノミカミ,シンタク 1973年 滋賀県 ある時の天皇が、唐崎の浜に行幸したときに、沖から2艘の漁船が棹を差してきた。天皇はそれを近づけて尋ねると、2人の翁がいた。翁は神変奇特を現して歌を詠んだ。そのときには船はどこにも見えなくなった。これは神託で、山王の御神であったという。
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キツネ 1981年 三重県 狐が人を化かす。化かされた人は頭に着物を載せて「ああ深い、ああ深い」といって田んぼの中を歩いた。
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キツネ 1983年 新潟県 げんときという45歳の男と、45歳の狐が背比べをした。げんときは仙台竹駒稲荷と3回唱えて狐のホウショウノタマを取った。狐はげんときの娘に化けて取り返した(その後も玉の取り合いが続くそうが、話者忘却)。狐でもなんでも、本当の人間には化けられない。
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オトンキツネ 1935年 鳥取県 おとん狐は江戸に出て、女郎に化け、ある恩義を受けた人に沢山のお金を送って報恩したという。
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エイコ,カルアシ,ツチグマ 1969年 京都府 推古天皇の時代、丹後国の三上ヶ嶽に、英胡・迦樓夜叉・土熊という鬼が住んでいた。そこで天皇は麿子親王に命じて征伐させた。誅した後、鬼のうち土熊を岩窟に封じた。これが今の鬼ヶ嶽だという。
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キツネ 1973年 岐阜県・長野県 蛻菴という者は初めは飛騨国にいて、後に信濃の国諏訪の兵庫という者に仕えてよく勤めていたが、実は狐だった。それが知れてしまったので、蛻菴は岐岨のある和尚に身をよせた。和尚は僧衣を与え、役にもつかせた。長年経ち、和尚も人でないのに気付いていったが、親しく扱っていた。ある日蛻菴を飛騨国の寺に使いに出したが、日和田村を経て、ある田舎で妖魔を見破ることのできる銃を持つ者の家に泊まり、正体を暴かれて射殺されてしまった。
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キツネ 1956年 宮城県 昔,一本杉と言うところで紋付羽織を着た人に化けた狐が人々をたぶらかした。
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キツネ,オナバケハラ 1913年 茨城県 昔、老狐が猟夫に狙われて逃げ、百姓の家に入って助けられた。老狐は、その恩に報いようと、美人に化けて百姓と夫婦になり、二男一女ができて睦まじく暮らした。ある冬の夕、爐を囲んで話をしていると、ふと末の女の子が1首の歌を遺して姿をかくしてしまった。それからこの辺りを女化原と呼ぶようになった。女化稲荷は老狐を祀ったものだといわれている。
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レイム 1929年 岩手県 宮古町本町の西方に郷社八幡宮には歌碑がある。寛弘元年一条天皇の頃、阿波の鳴門で争いが起こり朝廷令を諸道に伝えて之を鎮静しようと試みた。たまたま横山の祠官某がある夜霊夢によって神歌を得た。急いで阿波へと出立して、その歌を誦えると忽ち鎮静して海面は鏡のようになった。
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ウマ 1979年 四国を巡りて猿になる、という童歌があるが、それは四国の辺地で僧が馬になった話や、丹波で人を馬にして売っていた話、越中で馬になった人が尊勝陀羅尼の力で元に戻った話などから出てきたものだろう。
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キツネ 1971年 長野県 男が宮沢峠でチャンチャンコを着て頬被りした男に出会い、芝居をしようと言われ、二十四孝の狐火の段を2人でやっていた。帰りが遅いのを心配し、皆で探しに行くと、化かされた男は山の中で芝居を続けていた。
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ヘキレキボク 1976年 広島県 推古天皇の36年に、安芸国で昔より祟るといわれている古木を切ろうとした。雷雨が始まったので、切れと命令した人が祟るなら私を祟れと言った。すると雷雨が止み、木を切ることができた。
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ユウレイ 1974年 福島県 陸奥白川で、主人の息子の子を産んだ下女が暇を出され家に戻ったところ母親に殺された。下女の幽霊が夜、息子の前に現れるようになったので上人に助けを求めたら4・5日後に再び幽霊が現れ成仏できたと告げ歌を残した。
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ヤクジン 1974年 推古天皇34年に、日本は米が実らなかったので三韓から米を調貢させた。その船の中に疱瘡を患った人が3人おり、それぞれ老人と僧と婦人がつきそっていた。その名を問うと我らは疫神であり、疱瘡という病を司るという。また我らが来たので、この国の民も疱瘡にかかる。我らは畠芋を好むので、我らを祀るならば畠芋を供えよと告げて姿を消したという。
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タヌキ 1964年 鹿児島県 化物の中に、タヌキがいる。タヌキは山道を歩いている人の前に、人間の格好をして現れて、人を化かすといわれる。
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