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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

アマソウネン
1973年 南アメリカ
南アメリカに「アマソウネン」という所があり、ここの山には女だけ住んで、1年に1度川を渡って男に逢う。その川名を紅毛語では「シリフルリヒール」といい、シリフルは銀、リヒールは河の意味だという。これは銀河織姫の話によく似ている。

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アモレヲナグ
1928年 鹿児島県
泉川がにごっているので、よく見ると川上で世にも稀なる美しい女人が髪を洗っていた。女の姿はたちまち消え去った。アモレオナグだと信じられている。
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キジムナー
1985年 沖縄県
キジムナーは女の子の姿をしており、海や山に住む。魚取りをする。男の人を背負って川を渡る。消えたりもする。屁を嫌い、約束を守らないとほっぽり出される。
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ヤマンバサ
1982年 新潟県
上州の藤原入り宝川という谷の奥の岩穴に住みついた女が、山ンバサといわれた。その山ンバサには若いとき夫婦になろうと誓いあった男がいた。あるとき、その男がその山奥へ猟師の仕事にいって、めぐりあい、いろいろと話し、山をおりようと誘った。女は山ンバサになってしまい、そのような気はなく、山の岩穴で藤の皮の草履つくりをするといった。その皮のきれっぱしなどが、里へ流れてくるうちは山ンバサは達者で生きていると思ったという。
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カワジョロウ
1991年 香川県
いくつかの谷の水が集まった渕になっているところに、川女郎が出てくるという。
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コトノネ
1961年 山梨県
琴川の辺にひとりの美女がすんで、琴をひいていた。ある年の夏、長雨が続いて水かさが増し、裏山が崩れて美女は家もろとも押し流され行方不明になった。その後、川から幽かに琴の音が聞かれ、琴川といういようになった。
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カミ,リュウグウジョウ
2003年 沖縄県
与那覇村に1人の男がいた。男は与那久浜で異様に長い髪を拾った。誰の物だろうかと怪しんでいた男が翌日髪の主を探していると、浜でとても美しい女に会った。女は髪の持ち主で、髪を返すと喜んで男を連れて海に入った。すると波が開けて道になり、男は女に導かれて龍宮城に行った。龍宮城には神々がいて、男は3日の間歓待を受けたが、神に家に帰りたいと告げた。
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サル,シシ
1982年 宮城県
新婚の嫁が表で縫い物をしていて立派な若者に出会い、そのままいなくなった。あるとき営林署員が山で迷い、川を溯っていると箸が流れて来た。川上に行くと30歳くらいの女が洗濯をしており、尋ねると「シシという6~7尺(180~210㎝)もある古猿に連れてこられた。子どもも2人いる。シシは毎日松脂をつけて砂場で転がり、銃弾も通らない毛をしている。シシは女の為に何でもしてくれる。山高帽を被って出かけ、着物は「水越」のマークのものを持ってくる。嫉妬深いが優しい」と言った。話しているとシシが来て、署員をつかんで里まで降ろした。女を助けようという話も出たが、シシは感が鋭いので諦めた。子どもは猿と人の合いの子のようだったという。
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タヌキ
1975年 高知県
ある人が夜にヒロゾウという山に上がったとき、ササワラの中に綺麗な娘さんがいて、ホーイと呼んだ。タヌキだと思って、「一緒に行かんか」と言ったがついて来なかった。
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ヤマノカミ
1989年 鹿児島県
山の神は女性なので、男の人は山に入るときにある程度身なりをよくして行くが、夫が山へ入るときにいつも身なりをよくしていくので、妻が山に誰かいい人がいるのではないかと思って様子を見に行ったところ、夫は谷淵できれいな女の人に支えられて仕事をしていた。妻が声をかけると、女の人はぱーっと消えて、夫は谷に落ちて死んでしまったという。
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マヨイガ
1995年 岩手県
蕗をとりにいった女が、山中で立派な黒い門の家をみかける。山男の家ではないかと逃げ出して家に帰り洗い物をしていると、川上より赤い椀が流れてくる。あまりに美しいので持ち帰りの中でケセネ(意味は不明)を量る器とした。するといつまでたってもケセネは尽きず、女の家は幸運に向かった。山の鳴中のふしぎな家をマヨイガという。
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ヒノハカマノオンナ,ボウレイ
1916年 東京都
雨の降る夜、緋の袴の女が現れる岩がある。かつて男と女が漂着し、男が食糧を求めに出たまま帰らなかったため女が餓死した。その亡霊が現れるのだという。
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(ウマレテクルコドモノセイベツウラナイ)
1967年 福島県
山の神を迎えに行く途中で会う人が男なら男、女なら女が生まれる。
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マンコウ,サイノカミ
1931年 岩手県
駒木のミゾロヶ池の山奥にナガシダというところにマンコウという美女がいた。この女を見初めた旅の馬喰と共同生活をしていたが、男が山で殺されたのを悲嘆して山を降りようとした。その途中の地獄山というところで産気づき、男の子を産み落としたが、産み落とすと同時に、大鷲にさらわれてしまった。女はミゾロヶ池のほとりに住み、後にサイノカミとなったといわれている。
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ケンムン
1969年 鹿児島県
ある男が12月頃の晩に潮干狩りに行く。木を枕に海岸で寝ていると、その木はケンムンの枕木だったのでケンムンの声がして来た。「今晩生まれる子が女の子であれば、他部落に嫁入りするように。その時大雨が降るが木の下に隠れるように。その時石垣もろとも木が倒れ娘は命を失う。運命だ。」男が家に帰ると女の子が生まれていた.。成長し嫁入りすることになったが予言どおり大雨になった。父はついていくといって聞かず、雨宿りさせなかったので無事に嫁入りは終わり、その子は百才まで生きた。それで田舎ではケンムンの死の予言を祓う。
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カッパ
1939年 新潟県
川に河童が住み、年に一人は神の許しを得て人間を取る。誰も川に入らないと、子供の仲間に化けて呼ぶ。女が田仕事をしていると、その足を引いて驚かす。
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メンコー
1960年 鹿児島県
鳥の巣という所では川の中にいるメンコーが時々陸に上がるという。れんにじという所にもメンコーが出て、これは美しい女であるという。また、ととろきという山道にもメンコーがでるという。
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シラコマノイケ
1987年 長野県
昔,長者の娘と作男が恋をしたが,長者は作男を山へ追い払ってしまった。悲しんだ娘は,作男を捜して山へ入ったが,深い霧で道に迷ってしまった。そこへ1頭の白馬が現れたので,その後を追っていくと池の淵に出た。白馬が「あなたの捜している人はこの池の奥にいる。会いたければ私の背に乗りなさい」というので,娘がそのようにすると,そのまま池の中に沈んでしまい,二度と姿を現さなかった。白馬にちなんで今でも「白駒の池」と呼んでいる。
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ヤマノカミサマ
1928年 鹿児島県
勝浦というところで、美しい娘が行方不明になった。娘の着ていたものはみつかったが、その姿を見つけることはできなかった。3年後、父親が山の中で娘とであった。そのとき娘は「山の神様と結婚して幸せに暮らしています。それで永久に村へ帰ることはできません」と言い、走り去ったといわれている。
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オンナ,キシ,ヤナギ
1974年
近江国信楽に住む人が神社に参詣しようと船で川を下っていたら川岸に美しい女がいた。船を岸に着け女のいた柳の所へ行ったが女の姿は消えていた。
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マヨナムン
1976年 鹿児島県
雨の降るときに山を歩くと、着物の裾を端折って風呂敷包みを肩からななめに縛り、風呂敷をかぶり、赤や青の腰巻をする女が通る。それがマヨナムンである。
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