リュウダ 1975年 島根県 出雲国秋鹿郡佐陀社での、11月11日から15日まで行われる神事では、沖から1尺ばかりの金色の小蛇が1匹波に乗って磯に来る。この蛇を竜蛇という。神官は潔斎して磯でこの蛇を待ち、蛇が来ると藻を手に持つ。すると蛇はその上に乗るのでそれを社前に献じる。これは海神から佐陀社の献上である。
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リュウジャシン 1975年 島根県 佐太神社では、神在祭が行われている間の11日~15日の間に海上から小蛇が1匹浜辺に寄り来る。これは毎年必ず起こり、海神からの献上物であるといわれ、大きさは1尺くらい、色は金色であると伝えられている。潔斎した神官が海藻を持った手で受け、神前にそなえる。
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リュウジャサマ,ハクジャ 1975年 島根県 佐太神社や出雲大社で、日御碕と同様の信仰を集めている小さな蛇は竜蛇さま、もしくは白蛇と呼ばれている。これは竜王が神様の到着を知らせるために遣わされる蛇であるとされている。竜蛇さまがくる前には海が暗くなって荒れる。これは毎年1匹つかまるのだが、これをつかまえた者は必ず金持ちになると言われている。
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リュウジャ 1975年 島根県 佐太神社の西北にある恵曇(えとも)湾のイザナギ浜で竜蛇が上がった。板橋という社人が竜蛇上げを職掌としていた。今は恵曇や島根半島の漁師が9月末から11月にかけて沖合であげることが多い。竜蛇はサンダワラに神馬藻を敷いた上に乗せ、床の間に飾り、祝いをしたあと、佐太神社に奉納する。大きさは1尺2寸前後、背が黒く、原は黄色を帯びている。尾部に扇模様の神紋が見えると言われている。大漁、商売繁盛、火難・水難除けの守護神と信じられている。
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ハクジャリュウジン 1975年 島根県 日御碕神事の際は神主が波打ち際に立つのだが、毎年同じ時間に沖から藻の上に乗った小蛇がとぐろして流れてくる。神主はこれを受けて神前に供えることになっている。その蛇は1~2日で死んでしまうのだが、これを干して固めたものをつくり、信仰の対象として欲するものがあれば授ける。その蛇は紫白ではなく、黒ずんだ白蛇だといわれている。
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ハクジャリュウジン 1975年 島根県 日御碕神社では10月11日から17日まで神事斎龍の祭儀が行われる。この期間は海が荒れ、錦紋の竜蛇が現れるとされている。また、社人・氏人のうち誰かに霊夢のお告げがあり、それを受けたものが竜蛇を迎えて日御碕神社で神事を行うが、そのときに竜蛇は来年の吉凶を首尾の形で示すといわれている。竜蛇は何年たっても形を変えず、体は青色と金色に覆われている。竜神の分賦なので、火災除けや祈雨に霊験があるともされている。
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リュウジャ 1951年 島根県 年毎、カラサデ神事11月15日に、龍宮の使いである長さ一尺ぐらいの龍蛇が神在の濱に寄ってくる
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リュウジャ 1950年 島根県 神在祭の「お忌みさん」期間中、「お忌み荒れ」と言って海が非常に荒れる時がある。翌朝、1尺から1丈ほどの竜蛇が海岸に打ち上げられる。見つけた者は神社に奉納などする。竜蛇は竜宮からの使令で背には神紋があり、上がると豊年・豊漁だとされる。
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リュウグウノカミ,リュウグウダー 1986年 沖縄県 竜宮の神は旧暦4月4日にリュウグウダーを訪れて6月いっぱい滞在する。また、10月のウヤガンの祭りにも訪れるという。この時期は初夏の珊瑚礁の海に回遊してくる小魚の漁期と一致し、神からそれを招く期間であると考えられる。
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リュウジャ 1975年 島根県 オイミさんの機関である10月11日から17日までの7日間は神在祭(かみありまつり)として諸神を祀っているが、この期間は風が激しく、浜には竜蛇と言われる海蛇が打ちあがる。長さは40センチほどで、鉛筆よりやや太い。動物学上はセグロウミヘビである。竜蛇の発見者は縁起がよいとされている。
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リュウジンサマ 1969年 秋田県 田代潟の竜神様のお祭りは旧暦で毎月19日。特に3月には阿仁や青森からも潟参りに来る。火の悪い人が潟参りにいけないので代参を頼んだが、その人が潟に賽銭をいくら投げ込んでも、戻ってきてしまったという。森岳の人は田代潟に馬の骨を投げ込んで竜神を怒らせ、雨乞いをする。田代潟の竜神様は森岳の人が潟の水を飲みすぎて神になったといい、森岳の人が来れば必ず雨が降るという。
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リュウジャシン 1975年 島根県 美保関町にある美保神社にある、元治元年に奉納された2体の竜蛇のうちの1体の箱書によれば、伯耆の冨益村(鳥取県米子市)にある竜蛇は雌で、出雲の才浦(美保関町)のものが雄であるとされている。美保神社にある竜蛇は、薄鼠色でとぐろを巻いた、高さ9センチあまりの剥製で、鋭い目をもち、口には鋸状の葉がある。
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ハクジャ 1991年 長野県 蛇が池の白蛇は水神様だと信じており、白蛇のお宮として祠が建てられている。雨乞いの為にこの祠で祭事をすると雨が降る。祠付近には白蛇がいて、見かけた人によると、白くて1mほどだったという。
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ダイジャ 1991年 香川県 村人が竜王神社に雨乞いすると、小さい蛇が出てきたが、村人舘は小ささを不満に思ってあざけったところ、たちまち大蛇に変身し、尾は向かいの谷に、頭は社の大松にあごをかけていたという。
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シロヘビ,ツバキ 1976年 滋賀県 ある年、青木明神で雨請いをした時、林から水気が登り、他所から見れば失火の煙かと騒ぎになったが、そのあずかる村々のみ潤いを受けた。その時拝殿に1尺ほどの白蛇が現れた。またある時は、風で多くの木が倒れたので、売ろうとしたところ、夜に音が響いて次の日に見たら木がもとに戻っていた。また、この社の北の山岸の磐に3尺ほどの椿が生えており、その茂り方でその年の作柄を知ることができる。
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ダイジャ 1983年 愛媛県 竜口の谷に胴回り50センチもある白蛇がいた。この蛇は神通力を持っていて、風とともに峰から峰へ駆けるように飛んでいた。ケタの谷には地蔵が祀ってあり、旱天の時はここで雨乞いをしていた。このときに白蛇が現れると必ず雨が降る。ある年、雨乞いをしていると白蛇が現れ、村人をケタの山頂に導いた。村人はそこに池を築造し、お盆にはお礼踊りを行うようになった。
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ヘビ 1968年 奈良県 小玉置様という小祠があった。これは昔、この辺に直径3寸余りの大きな蛇を有志で祭ったものである。
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サル 2005年 島根県 佐太神社の裏で人間ほどの大きさの銀髪の猿が目撃された。カミのお仕えではないかとされている。その後、普通の猿も佐太神社前の橋で数回目撃されている。通常、佐太神社周辺では猿は出ない。
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イチモクリュウ 1974年 三重県 伊勢国桑名の東に多度山権現があり、その摂社に一目竜の社がある。とても小さい社だが、この神が出る時は激しい雷雨が降るという。住民はそれを多度権現の出現とし、外に出て上空を見ると一帯の黒雲が屋根の上を摺るように走っていく。神が出た後は天気が平穏になるので喜ぶ。この神は毎月18日には楫取の清泉寺という寺に入るが、やはり一帯の黒雲が寺に入り、堂内一面に雲が集まって、夕方には社に帰るという。
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リュウ 1976年 滋賀県 ある人が船で琵琶湖を通り、北浜という所でしばらく納涼していた。その時1尺ほどの小蛇が泳いで来ては芦の上で廻舞することを数回繰り返した。次第に蛇は長くなり1丈ほどになると、たちまち黒雲がでて闇夜のようになり雨が降り、天に昇って僅かに尾だけが見えた。ついには空に入り、その後晴天になったという。
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