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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ハクチ
1980年 福島県
寛政9年(1797)に白川の地で白雉を得た。白雉は祥瑞であるとして大君に献上した。

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レイキ
1976年 熊本県
清和天皇の貞観17年、白い亀が献上された。
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シロウシ
1980年 京都府
寛政9年(1797)京都の西木辻という酒屋に、全身が純白で非常に美麗な白牛を飼っていた。その家の主人はどこで手に入れたのかを決して言わなかった。
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レイキ
1976年
聖武天皇の天平元年に、背に天王貴平知百年という文字のある亀が献上された。
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シラトリ
1976年 京都府
寛徳2年2月、羽の長さ4尺、身の丈3尺の白鳥が侍従池に来住した。その鳥は飯有り菜無しと鳴いたという。
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カラス
1976年 島根県・富山県
聖武帝の天平11年、出雲国より赤い烏が献上された。また、越中の国からは白い烏が献上されたという。
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ハクウ
1978年 京都府
天明6年12月、山科郷で猟師が変わった鳥を捕まえた。見世物師が欲しがったが、妙法院殿がこのことをお聞きになり召し上げられて叡覧に備えられ、白烏であるかもしれないから、菅家清家に瑞兆であるかどうかの意見を申すようにとの勅があった。
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イヌ
1975年 静岡県
寛永の初め頃、尾州熱田白鳥の住持慶呑和尚が、浜松普済寺の住職になった。そして町の人が犬を連れてきて飼えと勧めた。珍しい犬だったので飼っていたが、年限が来て寺を離れる時、犬を連れてきた人に返したところ、僧の夢に犬が現れ、我はお前の親であるという。故に犬を呼び戻し再び丁重に飼った。
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シロサル
1973年
羽州に山役所という処があり、ここを預かる大山十郎という人は、文政元年6月に先祖伝来の刀に風を当てていた。そこに3尺ほどの白い猿が1匹やってきて、その刀を奪って逃げた。十郎と供の者は後を追ったが、山中に入って見失った。翌日大勢で山に分け入ると、白猿は刀を腰に帯び、刀を抜いて人々と闘ったが、白猿の身には少しの傷も付かないかった。鉄砲すらその体を通らなかったという。
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レイキ
1973年 北海道
文政8年に松前の東蝦夷地アツケシで、長さが2間にあまり、幅が1丈もある大きな亀(スッポン)が獲れた。この亀は惣助なる漁の請負人に涙を流した。惣助や捕獲した人々は心動かされ、亀を放した。するとその後、近年の不漁が嘘のように豊漁となったという。これは惣助の陰徳だと思われた。
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ハクジャ,リュウジン
1977年
藤原秀郷は延喜17年10月21日に白蛇を斬り、竜神が十種類の珍しい宝を与えたといわれる。
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モクバ
1935年 群馬県
元禄11年に時の高崎城主大河内輝貞が、城の南方景勝の地に源頼政を祀る頼政神社を建立し、木馬を黒白各一頭づつ納めた。ある朝、村人が神社の西の烏川で水を飲んでいて2頭の馬を見た。馬を引く人もおらず不思議に思っていると、馬は歩き出し、その後を村人がつけると頼政神社の中に消えた。頼政神社の木馬だったという。その後は終始2頭の馬は水飲みに出たが、ある夜黒の木馬は出たきり行方不明になった。後年その黒の木馬は妙義白雲山の東麓にある妙義神社で発見された。妙義神社では今でもその木馬を見ることができる。
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ゲンクロウイナリ,キツネ
1988年 奈良県
日本三大稲荷の一つ源九郎稲荷は、白鳳年間、平群真鳥誅伐に出陣した大伴金持道麿の軍勢に白狐を送って助けた。源九郎という名前は源義経から贈られたもの。『義経千本桜』の狐忠信はこの稲荷の化身という。
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シロヘビ
1967年 福島県
ある盲人が、小浜川に橋を掛けたいと水垢離をし、塩松慈現大明神に祈願をした。満願の日、神のお告げがあり、汝の死なんときこそ望みはかのうべし、といい1匹の白蛇が盲人の体を回り消えた。翌日、川に盲人が現れ、川の中に入った。浮かんできたので人々が駆け寄り引き上げたが着物だけであった。その着物を振ると一匹の盲目の白蛇が出てきて川向こうの土手へ這い上がり、人々を一瞥すると明神山へ消えた。盲人の息子が着物を受け取り、遺志を継ぎ10年後に架橋が実現した。渡橋式の日、盲目の白蛇が欄干を行き来していた。
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キツネ,キツネビ
1976年 福島県
奥州白川で、庭に死んだ雉が落ちていた。狐が落とした物だろうと食べてしまうと、夜更けに屋敷の塀に放火された。狐が仕返しに来たのだろう。
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ヤマイヌ
1932年 長野県
堂田というところの大石の下に山犬が巣をかけていて、夜になると里へ出てきては荒らしまわって困ったが、ある時産があったので赤飯をふかして持っていった。すると重箱の中へ雉を入れてお礼に持ってきた。それからは一度も荒らすことをしなかったという。
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キジン
1970年 滋賀県
昔、阿育王という王が、鬼人に天竺から琵琶湖に3個の石を投げさせた。その石が白石という島の始まりという。
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ハクツル
1977年 栃木県
寛永14年4月のはじめ、東照大権現の造替の地引があり、多くの人が集まっていたところに白鶴が1羽やってきた。そういう時でもあったので、みんながめでたいしるしと思っていると、また天から鶴がやってきて同じ所に舞い降りた。これも御代の栄えを象徴し、神が納受されたしるしと考えられた。
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サンボンアシノキツネ
1932年 大阪府
白蔵主という僧が、鎮守である稲荷神を篤く信仰し奉祀していた所、ある日三本足の狐を得た。これは神が与えたものと考え懇ろに養育した所、狐も白蔵主に慣れてよくその心を悟り、賊難を防ぎ、凶事を未然に告げるなど、その不思議なことは言葉に尽くせぬほどであったという。
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コイ
1957年 愛知県
玉金の池の主は鯉。ある男が鉄砲で撃ち殺して食ったら中風になった。鯉がいると教えた男は口が曲がった。それ以来この池では魚を捕らず、6月に生き鯉を白山神社で祀って放す。日照りのとき、池を掃除すると雨が降るという。
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キツネ,ヨジロウ
1929年 秋田県
慶長9年佐竹義宜公が秋田の久保田城へ移転させられた後、毎夜あやしきものにうなされて眠れない。それで法術をかけると疲痩した老狐が現れ「あなた様が築城されて、私は住むべき地を失いました。何処かに住む所を下されば永遠に御遣いします」といい、與治郎の名をもらい、義宜の飛脚になって働いた。狐はあるとき猟師に罠にかかって死に、猟師らは祟られて死んだ。與治郎は城内に稲荷神社として祀られた。
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