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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

テンチュウ
1980年 大阪府
河内国穂谷というところにある一向宗の寺の或る僧は大変な親不孝であった。或る年、京都の本山にいた時、母が死んだという知らせを受けたので、寺から葬式の費用を借りたが、それを遊興で使い果たす。その後河内に帰ったら、しばらくして病となって不自由な身体となる。これは天誅と言えるだろう。

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ソセイ
1995年 福島県
実家の母が死んだという知らせを受け、病院を無理して退院して帰り、母に声をかけたところ3日間生き返った。4日目に零師様のところへ行って帰って来たところ、それから2時間後に母は息を引き取った。
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カタメシイアルヘビ
1976年 京都府
一病僧が宇治に安居していたところに、ある日、いつも出入りしている芋売りの男が行ったところ、門から片目盲ある蛇が入っていった。男は何となく恐ろしく思い、近くの家に入った。その時病僧は死んだ。その因縁とは、この僧が某国で醜い眇めの女と馴染んだが、僧はその内女が疎ましくなりその地を去った。しかし、その後も尼になり付きまとった。その後に僧は宇治に来たのだと言うことだった。
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レイユメ
1933年 岐阜県
ある夜、京都の立山の本山が火災に遭おうとしていて、源治の夢に予防せよととうお告げがあった。直ちに石の祠堂に水をかけると、その志が通じ本山は無事だった。
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テン
1941年 新潟県
寺に滞在していた僧が、炒り豆を挽く為に、夜になって石臼を使った。寺の人はいつもよりうるさいと思っていたが、僧の頭上で貂が暴れ始めた。石臼を慌ててしまい、貂からひどい仕打ちを受けた僧は、こっそりと寺を出た。
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(ヒトダマ)
1984年 山梨県
お葬式があると、誰も見えないのに万年寺の玄関で戸をあける音がすると万年寺の奥さんから聞いた。
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ムシノシラセ
1936年 鳥取県
佐世保で軍艦須磨に乗っていた時、夢の中に病中の母が顔色が良くなって私を訪ねて来た。しかも着物は時節外れのものだった。すると母危篤という知らせがきた。急いで帰ったが、既に死んでいた。夢を見た時丁度死んだということだった。
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テン
1941年 新潟県
僧が、寺の用事を果たせなかった言い訳をすると、天井裏で足を踏み鳴らす音がした。この僧は寺に泊まるつもりであったが、怖くなって帰って行った。言い逃れをしようとした僧を、貂が怒ったのである。
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キツネ
1973年 茨城県
下総国飯沼郷で昔、浄土宗弘経寺にいた論議の上手な僧の正体は狐だった。僧は去ると言い、正体を見抜いた僧に何でも望みのものを見せると言った。僧が阿弥陀を見たいと言うので、見せてやるが拝んではならない、拝んだら自分は死んでしまうと言った。実際に阿弥陀来迎の相が現れると僧は思わず拝んでしまった。すると狐は死んでしまった。
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ヤマオトコ
1989年 長野県
山男と戦った猟師にだけ猟があるので、他の猟師が「どこで猟をしているのか」と尋ねた。「それは言えない」と言うと言え言わんの押し問答になり、とうとう口のきけない子どもが産まれたという。
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ミャウジン,アカイ,ヲトナシカハ
1983年 奈良県
ある年、日照りで二月堂の井が涸れ閼伽が欠乏しそうになった時、僧たちが閼伽井の周りに並び、はるかに若州に向かって持念したところ、たちまちに水が満ちた。その時、遠敷の明神の前にある河の流れが絶え、水の音もなくなった。それより、この河を音無河という。今も閼伽水を若狭と呼ぶのはこのためだ。
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(ゾクシン),ウマ
1935年 栃木県
葬式の時に馬が鳴くと、その家の人が死ぬという。
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ヒカリモノ,トビヒ
1940年 新潟県
寺が火災にあって、焼けてしまった。しばらくして寺から光物が出るようになった。近くで仕事をしている人が、曼荼羅様を見つけ、それを寺に返却した。表装は焼けていたが、中身は残っていたのである。
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イッポンツノノウマ
1978年 愛媛県
宝暦元年の頃、一本角の馬が宗楽寺の近くに現れ、田畑を荒らし家畜をおそった。皆は困り、宗楽寺の和尚に相談をした。白元和尚は秘仏本尊の前にひれふし、二夜三回の回伺をした。満願の日の午の刻に、宗楽寺の裏山に馬が現れ、天に向かって叫ぶと倒れた。
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1977年 滋賀県
近江の国のある寺で、魔が妨げをなしたので、荒廃しそうになった。そのため、僧たちが嘆いて、三位入道行能に額を書いてもらい、寺にかけたところ、その後、魔の妨げはなくなった。
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テン,バケモノデラ
1941年 新潟県
ある僧が寺に寝ていたが、化物寺と聞いていたので便所にもいけず、雨戸を開けて小便をすると、大きなげんこつで一撃食らわされた。蒲団に戻ってからも上下に動かされた。これは寺の貂がやったことである。
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ビジン,フチ
1954年 群馬県
天安2年4月8日、老人が淵に落ちたときには機を織る美人のところに落ち、酒肴のもてなしを受けた。帰ってみると3日たっていて、自分の葬式をしていた。その後、池にひょうたんを沈めると酒が入っていた。膳椀を借りることが出来たという話もある。
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モトヤマコウジン
1983年 岡山県
本山荒神は備中地方に多い。
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シノヨチョウ(ゾクシン)
1989年 山梨県
死の予兆。からす鳴きがわるいと人が死ぬ。人が死ぬときには寺の本堂で音がしたり鐘が鳴ったりするというように知らせがある。
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テンリュウ
1990年 大阪府
ある男が小墓というところで畑仕事をしていると、天龍が降りてきた。それ以来代々ものを言えない者ばかり生まれる家系になった。
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ヘビ
1970年 愛知県
いつも寺に来る蛇が死んでいたので、住職が葬ってあげた。すると、寺で受戒のあったとき、蛇が女になって和尚の弁当を持ってきたという。
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ヨクシン
1929年 広島県
ある時行脚僧が山で宿をかりた家では妻が死んだばかりで、主人は自家の寺を訪ねる所だった。僧は留守を頼まれ、死人の枕もとで経を唱えていると一人の僧侶が入って来て死人の衣を剥ぎ顔をいく度もなめて出て行った。この家の寺の僧が欲から生霊になってさ迷って来たらしい。
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