国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ササガニ,クモ
1980年
通常は鳴くことがない虫が鳴く時は、たくさん集まってくるという。ある人の軒でささがに(細蟹、クモの異称)が鳴いたところ、家中にクモが集まってきたという。

類似事例(機械学習検索)

ヒトダマ
1976年 熊本県
カラスが「チャホチャホ」と鳴いたり、フクロウが「ホウホウ」と鳴くと近くの家に死人が出るか変事がある。ヒトダマが屋敷から飛んだり降ったりすると、その家に不幸があるとも言う。
類似事例

カタツムリ
1980年 茨城県
ある年の夏、常陸国の茂木という山里に泊った時、垣根でコロコロと長く鳴く虫がいた。里人に聞くと蝸牛が鳴いているという。
類似事例

カラス
1956年 宮城県
近くの丘や森でカラスがよく鳴くと、だれかの死が近いと心配するという。カラスが鳴く日は人が死ぬか大風になるという。また、カラスがカアカアと鳴くのは雨、カワイカワイと鳴くのは死の知らせだという。死に近い人や死亡した家の屋根にカラスがとまるのは、一種の死臭が匂うからだという。
類似事例

ハビ,マムシ
1977年 和歌山県
まむし(はび)を叩いてバチバチと鳴くと、辺り一面がまむしだらけになるといわれている。ある人が10匹のまむしを叩いたところ、辺り一面がまむしだらけになった。恐ろしくなって逃げ帰り、翌日に行ってみると10匹のまむしは死んでいたが、その他のは消えていたという。
類似事例

カラスナキ,ヒトダマ
1997年 香川県
カラスは死の臭いをかぐので、カラスがその家の付近でたくさん鳴いていたら、人が死ぬという。これをカラスナキという。
類似事例

シノゼンチョウ(ゾクシン)
1999年 福島県
よくカラス鳴きが悪いという。なにか事故があるときは「さわぎカラス」が鳴き、死者の出るときは「死にカラス」が鳴くという。またカラスは、不幸のある家の近くで鳴くことが多いという。
類似事例

(ゾクシン)
1982年 新潟県
鳥や虫の鳴き方に関する俗信。山でゼンマイトリをしていると「ゼンマイトレ、ゼンマイトレ」と鳴く鳥はゼンマイトリ、春に山で「ホウイ、ホウイ」と鳴くのはカごカキトリと呼ぶなど。
類似事例

ザックザックチョチョチョチョトイウオト
1966年 群馬県
夜12時頃、ザックザックチヨチヨチヨチヨという音が聞こえ、それがついてくる。立ち止まって石を投げたらやみ、歩き始めると又ついてくるので、「この馬鹿野郎、何をするんだ」と怒鳴って5分ほど音の方を睨んでいたら、それ以来音がしなくなった。
類似事例

クボエ
1940年 新潟県
深夜、犬が一種異様な寂しい長い声で鳴くことを、「犬がクボエかく」と言い、幽霊を見たのだとして、不吉と恐怖の現象だという。
類似事例

カラス
1984年 福井県
カラスが屋根に止まって「カァーカァー」と長く尾を引き哀調をおびた声で鳴いているとその家の誰かが死ぬといい、しかも、その鳴き声はその家の者には聞こえない。
類似事例

モウレイ,ヒノタマ,ヒカリモノ
1971年 宮城県
カラスがいつもと違う鳴き方をすると人が死んだり、ニジマスが出たり、お産があったり、地震があったりする。病人が死ぬ直前に挨拶に来る、夜中にモウレイが戸をカタカタいわせたり、足音がしたり、御飯を炊いたときに赤や青の米が一粒だけ混じっている。
類似事例

キツネ
2000年 石川県
狐がコンコン、カオカオと鳴くとその付近の家はだんだん繁盛するが、クワンクワンと鳴くと棺桶を呼んで付近に死人が出る。
類似事例

ホラガイ
1974年 静岡県
遠江国浜名の地では、洪水の時に大きな螺貝が数多く出て来て、一同に鳴くという。
類似事例

ピダマ
1931年 沖縄県
火の玉がある家を3年間伺っていたが、主人が注意していたため、火をつける機会がなかった。ある日、不寝番をしていた者がいたが、クモが降りてきて行灯に糸をつむぐと急に睡魔に襲われて眠ってしまった。しばらくして行燈の火がクモの糸に燃え移り、火災を起こして家は消失してしまった。それから、蜘蛛の糸(クボ・ヌ・キヌ、クボ・ヌ・マンビキ))は火玉を誘引するものであるといって忌むようになった。
類似事例

ムシノシラセ
1991年 茨城県
よく遊びに来るような身近な人の死の虫の知らせはおじいさんだと本堂の戸をたたき、おばあさんだと裏の勝手口の戸をたたく。また、もちろん後付けではあるが、カラスが騒いでけんかをするように鳴きわめいたりする。
類似事例

テング
1973年 富山県
カモの網場には時々カモに化けて天狗が来た。松の木の上で三味線を弾いたり、歌をうたって猟の邪魔をしたり、朝になると友だちのように呼んだ。オミキを供えるとこのようなことは起こらなくなった。
類似事例

(ゾクシン),ネズミ
1933年 新潟県
昼間鼠が烈しく騒ぐとその家に変化がおこる。
類似事例

カブソ
1996年 石川県 
近所の家にかぶそが上がってきて、厩の2階に巣を作ってしまったことがある。夜物音がするので、その家の人はてっきり亡くなったお嫁さんが化けて出たと思って驚いた。
類似事例

ヘビ
1993年 岩手県 
家の近くの馬場でヒイヒイ鳴く声が聞こえたので行くと、ヘビがたくさん団子状に絡まっていた。
類似事例

ムジナ
1958年
柿が熟す頃に狢が「ホイホイ」と鳴きながら遊びに来たという。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内