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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(サカナ)
1981年 大阪府
7、8日前、大坂城の京橋口門から大手門の間の堀の中に、長さ4、5間、胴の太さ3、4尺、頭は子牛ほどの大きさの魚が泳いでいた。

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ガマ
1976年 京都府
後堀川天皇の寛喜3年夏、高陽院殿の南の堀で蝦蟇が数千匹左右に分かれて戦っていた。数日間続き、京中の人はこぞって見に行ったという。
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カイギョ
1937年 大阪府
長さ7尺5寸、重さ20貫目、背筋は薄黒く苔が生え、目はかがみのようであり、足は亀、形は鼬のようであるといわれるような大魚が淀川に現れると、その年は大豊年であるといわれており、この大魚を豊年魚ということもある。その正体は、長年淀川に生息した巨大な山椒魚である。
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ウマ,サカナ
1931年 奈良県
昔、後醍醐天皇が石上神宮に参詣にきたとき、近くの内山村で薨去した。そのとき、馬があまりにも嘶くので、侍臣が怒って首をはねてしまった。その馬の亡魂が石上神宮の池で魚になった。そのため、この池の魚は草を食べるのだという。5、6寸の大きさの鮎に似た魚で、特に珍魚というわけでもないらしく、大和神社の池にも同じ魚がいる。
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ウナギ
1978年 京都府
2月3日に、細い鰻が何千万と堀川に浮かんだ。
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カイギョ,ヤマメ
1934年 静岡県
明治34年の夏、淵に1尋もある奇怪な大魚が泳いでいた。網を投げると網がズタズタにされるので鎌に長い柄をつけて突き刺して捕らえた。大きさは4尺に近く、暗灰色で虹色の斑点があった。怪魚の正体はヤマメのずば抜けて大きなものであった。
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オオナマズ
2002年 滋賀県
大井城の瓢箪池には戦国期から生きている大鯰がいて、日照りの際には大声でグーグー鳴いたという。
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〔イギョ〕
1975年 静岡県
慶長19年4月5日、駿府の浜に異魚が上った。形は亀に似て首が大きく犬のようである。背は黒く甲羅のようで、三又の尾と大鰭があった。20数人でこれを担いだ。
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ナマズ,ウナギ
1915年 鳥取県
多鯰ヶ池には、むかし大鯰が住んでいた。口の幅は2間あり、かつて数人が船でこの池を渡っていたとき、その大鯰が口を開けて船を飲み込もうとしたことがある。またこの池には、頭だけが大きくて胴から尾はひょろひょろとした珍しい鰻も住んでいる。
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オオウナギ,ナナフシギ
1980年 広島県
犬伏の七不思議のひとつに、大草田沼がある。この沼のほとりに牛馬をつなぐと、沼に引き込まれるという。昔、この沼に大うなぎが棲んでおり、このうなぎを高橋城の殿様が退治に出かけた。沼から飛び出してきたうなぎに驚いた馬の蹄の跡が残っているという。馬は殿様を乗せたまま城に逃げ帰り、後足で門を閉じた。殿様は大うなぎが大手門に乗り上げたときに矢を放ってこれを退治したという。
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ヘビ,ダイジャ
1936年 鳥取県
五百年程前、若桜の城に矢部山城守がいた時、根安橋の上の淵に大蛇が住んでいて、道行く人を騒がせた。それが殿様の耳に入り、その家来の武士が退治しようと淵に出かけた。幾日も待ったが現れず、「もしいるのなら姿を見たい」と言うと、小さな蛇が現れた。この蛇に切りつけると、淵はにわかに湧き立ち、水は朱にそまり、大蛇があばれた。死体は長さ十四間もあった。
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ボンノダイズゴハン,サカナ
1985年 愛媛県
盆の大豆ご飯を食べて泳いだら、魚が石垣に頭を並べて寝た。
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クギョウニバケタムジナ
1956年 宮城県
百五,六十年程前の話。地方巡検にきて泊まった公卿が余りに魚類を食べるので家人が魔性のものかと怪しみ,風呂に入れてみた。節穴から覗くと大きな狢が一匹風呂桶の縁に立ち,尻尾を湯の中に入れたり出したりしていたので,家人は相談の上鉄砲でこれを射殺した。家人が戸を開けて中に入るとやはり公卿の姿だったので驚いたが,故老の言葉に従って翌日朝日に照らしてみると,大狢の姿に還った。この古狢は京都のある寺に棲んでいたのが奥州に下ってきたのだと言う者もいる。畠山家と階上村の近藤家には,お公卿様が書き与えられたという護符の掛軸がしまってあるといわれる。
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コイ
1931年 大阪府
昔、不思議な輝きを持つ鯉が獲れた。余りにも珍しいのでしばらく養っていたが死んでしまった。それをある寺の住職が懇ろに供養したところ、住職の夢に1人の武士が現れ、自分は徳川方と戦って討ち死にした大坂方の者で、あの鯉は自分であることを告げた。
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(サカナ)
1981年 東京都
正徳2年3月中旬、深川に、長さ7尺、全身鼠色で毛や髭が生え、頭は鼠のようであった。尾は二股に分かれ燕のようであり、ひれもあった。
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ウナギ,コイ,フチノヌシ
1982年 宮城県
熊ん堂堀の主の大鰻は、泉沢の堤の主の鯉に通った。
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コイ
1936年 京都府
昔、水泳の得意な若者が千鳥ヶ淵にもぐっていくと、直径1尺ほどの眼をした大鯉が現われた。若者は逃げたが、それが原因で病死した。
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シャレコウベ
1982年 東京都
享保12年6月6日、江戸で激しい雷の最中、吹上げの御殿に異形のしゃれこうべが落ちてきた。その頭の長さ6寸幅は8寸、眼の穴は2つあり、くちばしの様な口があり、歯が上唇のみに生えていた。どのような魚鳥の骨であるのかはわからなかった。
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ガマ
1976年 大阪府
桓武天皇の延暦3年5月、蝦蟇が2万匹ばかり難波の南から四天王寺の境内に入りどこかに行った。
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モノヲイウサカナ,ニンギョノイズ
1957年 沖縄県
人魚の魚は頭に毛があり、人間のような顔で、高さは3~4尺である。石垣の浜でこれを釣り上げたところ、「お前の先祖は…云々」としゃべり出したので、とんでもないものを釣ったと思い、すぐに帰してやった。
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ツチノコ
1974年
昭和45年7月、体長30センチ、直径6,7センチで頭は船の舳先のように尖っており、首から上は茶色っぽい黄色、両目のふちには薄茶色の筋が2,3本入り、体は灰色、肩にオットセイのようなひれがあるものが見つかった。
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