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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

チホ,マナツル
1983年 三重県
垂仁天皇27年の秋9月に、伊勢の方で鳥の鳴き声が昼夜を問わず聞こえるのを、倭姫命が怪しんで使者を送ったところ、志摩国伊雑方上の茅原の中に、本は1本で末は千穂に茂る稲を、真名鶴が育てて伊勢神宮に献上していたという。

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イチョウ,ウトウ
1935年 青森県
允恭天皇のとき、烏頭中納言安潟は勅勘を蒙ったが 高倉の霊夢により外ヶ浜についた。安潟の死後、どこからかひと番の異鳥が飛んできて、雄がうとうと鳴けば雌はやすかたと鳴いた。ある時猟師がその雄を捕らえると、メスはそれを悲しんで啼いたが、まもなく猟師も非業な病に倒れた。里人は恐れて塚を立てて祀った。後に勅使が下って三角相という桶にこの善知鳥安潟をとらえ、大神宮に祀ったという。一説にはこの鳥は海鳥で、砂の中に巣をつくり雛を養育し、母鳥がうとうと呼べば、子鳥がやすかたと答えるという。
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(テンマン)
1983年 大阪府
村上天皇の天暦年間に、大坂のある地において、一夜にして松が生じ、その梢には霊光があった。この旨を奏上したところ、勅使が下った。その夜に神託があり、難波の梅を慕ってここに来たという。
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ウナンダ
1956年 宮城県
応仁年中(1467~1469)、この島に移住した楠氏の中の正直者が、夜釣りをしているときに恐ろしい唸りの光り物が飛来して落ちるのを見る。その夜、汝の正直をめでて海難を除き幸福を授けるという伊勢の風の宮の神の告げがあったので、光り物の落下点に宇南神社を祀り、田を宇南田(唸ん田)と称した。今も不浄な肥料は入れず、その米を餅について春秋の祭に供える。
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トビラ,タマグシ
1974年 三重県
文政年間に伊勢神宮で火事があった際、荒祭宮の扉が自然と開いたり、外宮の玉串が穂を生じ、実をつけたという。
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ニンギョ
1976年 大阪府
摂津国堀江で、推古天皇27年に、人でもなく魚でもない物が網にかかった。
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カワノカミ
1929年 長崎県
霜月29日の夜に、川の神が道を歩く。ひゅうひゅうと音をたて、池のふちのあたりで聞こえなくなる。千鳥の様な、嘴の赤くて長い鳥である。
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イナリ,シラトリ,モチ
1949年 京都府
伊呂具秦公(いろぐのはだのきみ)という者が稲を積んで豊かになり奢って、餅を的にして遊んだところその餅が白鳥と化して山の上に飛んでいって留まった。その留まった所に稲が成り生えたため、伊奈利(稲荷)の社を建ててこの鳥を祀った。その子孫も先祖の過ちを悔い、その社の木を家に移し植えて祈った。この木生付く者は幸を得て、木枯れるものは必ず禍があるという。
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(イセダイジングウノレイケン)
1977年 三重県
伊勢大神宮の霊験は著しい。この春に江戸の者30人ばかりが、大神宮にて神楽を行おうと松坂明野にやって来たところ、数人が病気もせずに死んでしまい、大雨が石を流して風が木を抜くほどだったが、それは松坂の南側だけだった。そして6月に杣入の行事がある時、大きな材木が必要な御戸木を、前回と同じく所々に探し尋ねたが、まったく見つけることができなかった。そこで神人が山に入ったところ、普段は見ることのできないほど大きな檜が立ち並んでおり、人々はこれを神異であると言った。
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ヤマトタケルノミコト,ハクチョウ
1935年 三重県
鳥出神社の祭神である日本武尊が伊勢で薨じた時、都より急ぎ来た者が、そのお顔を拝そうと棺のふたを開けると白鳥が1つは大和へ、1つは熱田は飛び立ったという。その熱田への途上富田で羽を休めた。そのため、この社を鳥出神社という。白鳥鈴は邪気退散のお守りとなっている。
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シラトリ,モチ,イモ
1949年 大分県
景行天皇の世に菟名手(うなで)というものが、豊前の国にいき中津郡中臣という所に泊まったとき、その翌朝白い鳥が北方より飛んできた。菟名手が供の者をやって見させると、その鳥が餅になり、そして芋になった。菟名手が喜んで朝廷に報告すると、天皇は「豊かなる代の兆なり」といい、豊国直(とよくにのあたへ)という名を菟名手に与えた。
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イチキシマヒメノミコト
1978年 広島県
イチキシマ姫は十月の神々の集会の折に、ある男神と懇意になり石見から安芸の境あたりで産気づいて未熟児の子を産み落とした。その子はすぐに死んでしまったので、その地に祀り、自分は宮島へ帰った。
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イチキシマヒメノミコト
1978年 広島県
イチキシマ姫は十月の神々の集会の折に、ある男神と懇意になり石見から安芸の境あたりで産気づいて未熟児の子を産み落とした。その子はすぐに死んでしまったので、その地に祀り、自分は宮島へ帰った。
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イチキシマヒメノミコト
1978年 広島県
イチキシマ姫は十月の神々の集会の折に、ある男神と懇意になり石見から安芸の境あたりで産気づいて未熟児の子を産み落とした。その子はすぐに死んでしまったので、その地に祀り、自分は宮島へ帰った。
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イチキシマヒメノミコト
1978年 広島県
イチキシマ姫は十月の神々の集会の折に、ある男神と懇意になり石見から安芸の境あたりで産気づいて未熟児の子を産み落とした。その子はすぐに死んでしまったので、その地に祀り、自分は宮島へ帰った。
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イチキシマヒメノミコト
1978年 広島県
イチキシマ姫は十月の神々の集会の折に、ある男神と懇意になり石見から安芸の境あたりで産気づいて未熟児の子を産み落とした。その子はすぐに死んでしまったので、その地に祀り、自分は宮島へ帰った。
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イチキシマヒメノミコト
1978年 広島県
イチキシマ姫は十月の神々の集会の折に、ある男神と懇意になり石見から安芸の境あたりで産気づいて未熟児の子を産み落とした。その子はすぐに死んでしまったので、その地に祀り、自分は宮島へ帰った。
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ショウキ
2003年 沖縄県
鬼界島の征伐から尚徳王が戻るとき、小鐘が浮かび上がって王の船に付き従った。引き上げようとしたが動かなかった。王自身が引き上げると簡単に持ち上がった。そこで以前、鳥をうった矢が突き立ったところに応神天皇・神功皇后・玉依姫を安置して護国の神としたという。
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クビナシウマ,ヤギョウノカミ
1984年 愛媛県
上須戒村と高山村の境にある小笹ヶ城から多田村の小笹ヶ城までの道を、毎月27日の子の刻に烏帽子、狩衣を着した貴人が、頭のない白馬に乗り、舎人を一人連れて通る。これを人々は夜行の神と呼び、出会うと熱病を受け死ぬと伝えるため、27日の夜はその道を通る者はいなかった。しかし、ある時高山村の百姓がこれに出会い、道の下の岸陰に隠れていると、夜行の神が足を止めて「この道の下に人がいる」と言ったが、舎人が「この者は下人です」と告げたのでそのまま通り過ぎ、命拾いをした。
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ナナフシギ
1977年 京都府
志賀郷の七不思議。正月1日に満開になる藤波神社の藤。作物の豊凶などを占える阿須々伎神社の茗荷と、篠田神社の竹の子。正月2日に花を咲かせて耕作の豊凶を示す若宮神社の萩。正月5日の朝に突然実をつけ、一日で熟す諏訪神社の柿。正月6日に滴が落ちて日柄や水難を示す向田の里の滴松。正月7日に風もないのに揺れて吉凶を知らせる向田の里の揺ぎ松。
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ズイトウ
1983年 三重県
伊勢外宮の玉串御門に用いる鋪設の筵から、自然に1本の瑞稲が出てきて、葉の色が青々として秋になると実を結んだという。これは神霊の感応であり、太平の吉瑞であると考えられる。
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