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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ハト
2001年 青森県
昔、1匹のハトをかわいがっていた人がそれを懐に入れて山へ出掛けた。途中、咽喉が渇いて沢の水を飲もうとしたところ、懐からハトが出てきて水を濁して止めなかった。恩知らずと思って殺してしまったが、ふと川上を見やると、腐乱した大蛇の死体が流れに浮いていた。ハトが悪い水を主人に飲ませまいとしたのだとしたのだときづいた主人は、ハトを丁重に祀った。

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ヒトダマ,ハト
1981年 茨城県
人魂はハトが夜飛ぶと光るのだといわれている。
類似事例

ダイジャ
1960年 三重県
村人たちは、虹が立つのは大蛇が淵や池の水を飲みに来ているのだと言っている。そして時雨が降るのは、大蛇が水を飲むときに小便をして行くからだと言っている。
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(サワノミズ)
1990年 長野県
三河の老人が病気になったとき、「昔飲んだことのあるしげ沢の水が飲みたい」と息子に言った。息子ははるばるやって来て水を汲み帰ったが、最初の水は違った。もう一度詳しい場所を教えてもらって水を汲み帰ってその水を父親に飲ませたところ、病気はたちまち治った。
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ヤマンバ
1999年 静岡県
とてもきれいな水があった。山姥がその水を飲みに来たという。
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コウボウダイシ
1980年 岐阜県
弘法様が喉が渇いたので水をくれと言った。土地の人が「この水は飲めない」と言ったので、弘法大師は水を止めていった。それ以来水が出なくなり、水無という地名になった。
類似事例

カニコザワノシブミズ,コウボウダイシ
1956年 宮城県
弘法大師に水を飲ませなかったので、大師は渋水にして行ったという。
類似事例

ヨミヂカヘリ
1944年 新潟県
ある人が仮死状態に陥った時、とても喉が渇いて現実にも存在する田んぼの近くの水を飲みに行ったが、家の者がしきりに呼ぶ声がしたので水を飲まずに戻って蘇生した。
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オコジョ,キツネ
1954年 山梨県
ある人が、持筋の家の前を通ると、たくさんの白犬が集って、その家の主人と酒盛りをしていた。覗いていると主人が呼ぶので、一緒に酒を飲んでいたが、主人と喧嘩をして殺してしまった。すると主人は狐に姿が変わり、小さい白犬は皆消えてしまったという。
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(マジナイ)
1957年 山梨県
朝くもを懐に入れると金が入る。
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ダイジャ
1990年 福島県
鹿島神社の「お池」の水は、神社から流れてくるという。心掛けの悪い人が水を飲みに行くと、側の蛇柳という柳に大蛇がいるのが水に映って見えるという。
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ゲドウ,イラズノマ
1957年 愛媛県
主人を殺した男が殺されて外道になった。28日と1日に音がして祟るので、主人の部屋を「入らず」にして男を祀った。主人の家の跡は娘が継いだが、弟妹に馬鹿が出て、主人が弟を殺した。
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コウボウダシ,ワキミズ
1948年 兵庫県
この村は昔は水がでなく、もらい水をして生活していた。あるとき、みすぼらしい旅人が水をくれと頼んできたとき、その家の女の人は快く茶碗に水をついで飲ませてあげた。それ以来、ここには水が湧くようになり、不自由しなくなったという。この旅人が弘法大師であったと言われている。
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イド,コウボウサマ
1929年 岩手県
上飯岡にあるヨーカハゞという部落に、弘法様が来て水が欲しいと言った。しかし女が断ったので、以来水が出なくなった。井戸の水は飲めないような水なので、澤の水を飲んでいる。
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コウボウダイシ,カレミズ
1948年 兵庫県
昔、田植えの時期にみずぼらしい身なりのお爺さんがやってきて、井戸端で用事をしていた女の人に「水を一杯いただけませんか」と頼んだが、「水が飲みたければ川の水でも飲めばいいだろう」といって追い払ってしまった。それ以後、この村は水に不自由するようになった。お爺さんは弘法大師の仮の姿であったといわれている。
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イド
1930年 石川県
弘法大師が水を乞うたのを拒絶したために水を封じられ、この村ではいくら井戸を掘っても鉄気がでて飲み水にはならないといわれている。
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クワズニョウボウ
1976年 長崎県
昔何も食べないはずの嫁が物を食べているのを隠れていた主人が見た。見つかったと思った嫁は瓶を1つ貰い、中に主人を入れて山へ駆け出した。途中で主人は松の木にぶら下がり助かった。嫁は大きな蜘蛛だった。
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キツネ
1955年 静岡県
狐が憑くのは、人知れず狐が水桶に小便したのを飲んだためだという。
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コウボウイド
1987年 長野県
細谷三ツ谷の沢にある湧き水をいう。昔,弘法大師がこの村を通り,咽喉が渇いたので老婆に飲み水を求めると,快く水をくれた。しかし,飲み残しを地面に捨てると老婆が大変怒ったので,大師は謝って,持っていた杖で山の下を突いた。すると不思議なことに,そこから清水が湧き出してきた。これを弘法井戸と呼んでいる。老婆へのお礼とお詫びの気持ちを表したという。
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コウボウダイシ
1967年 福島県
ある老婆が機を織っているところへ旅の僧が水を求めてきた。老婆は乞食坊主に飲ませる水はないと追い払った。するとそれからこの里一帯は水が出なくなったという。この坊さんは弘法大師であったという。
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ミズクイドリ
1977年 神奈川県
水くり鳥は、昔、親に水を与えなかった不孝者の生まれ変わりである。その為、腹の毛が赤くなってしまい、水を飲もうとしても水面に映った己の腹の色が炎に見えて飲むことが出来ず、雨が降ったときに仰いで僅かに水を口に入れるのだという。この鳥が鳴くと雨が降る。
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コウボウダイシ
1983年 東京都
弘法大師が乞食坊主になって托鉢しようと思ったが水1杯もくれない所があり、そういう所では水が出ないようにした。逆に水をなみなみとくれた所にはどんどん水が出るようにしたということである。
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