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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

テング,カンゼオンノケシン
2001年 京都府
ある時、一条頼重が、願いを叶えんとすれば鞍馬の奥へ行くように言われた。言われた通り、そこにある不動堂の中に座禅して読経していたところ、天狗たちが現れた。多数の天狗に日や水で攻められたが、法師たちはそれを飛ぶ鳥となって避けた。

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テング
1995年 群馬県
行者が御嶽山の御堂に一週間ばかり籠もった。満願の日に奥の諏訪山にお礼参りに行くと天狗がのりうつった。
類似事例

テング
1980年
山の奥にある神社や寺院は、天狗が守護しているので、斎戒していない不浄の人間が参詣すると、必ず天狗に捕らえられ、五体を裂かれて木の枝に掛けられてしまうという。
類似事例

タロウボウ,ジロウボウ,ソウジョウボウ
1980年
愛宕山の太郎坊や比叡山の次郎坊、また鞍馬山の僧正坊などは、僧侶であった前世に慢心が深かったのでみな天狗になったという。
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テング
1966年 福島県
明治の初め頃、当地の人たちがコブガハラにお参りに行ったが、心がけの悪い人がいて、その人が風呂に入っているとき、風呂桶といっしょに天狗に隠されてしまった。
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イッポンツノノウマ
1978年 愛媛県
宝暦元年の頃、一本角の馬が宗楽寺の近くに現れ、田畑を荒らし家畜をおそった。皆は困り、宗楽寺の和尚に相談をした。白元和尚は秘仏本尊の前にひれふし、二夜三回の回伺をした。満願の日の午の刻に、宗楽寺の裏山に馬が現れ、天に向かって叫ぶと倒れた。
類似事例

テング
1978年
ある書道で生活している人が昔、天狗にさらわれたことがあった。
類似事例

テング
1975年 京都府
ある時天狗が金剛勝院に集まり酒宴をしていた。ある天狗が酔いに任せて四条河原辺で肉食しようとしたら穢多に殺された。
類似事例

テング
1982年 群馬県
天狗が迦葉山に寺の小僧に化けて住み込んだ。ある年の十五夜の晩、その小僧がいい事をして見せると言ってススキの葉の上を飛び、白い馬に乗って行ってしまった。以来迦葉山では天狗を祀る。
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テング,ドウイチボウ
1933年 山口県
泰雲寺の山には道一坊という天狗が住んでいる。下駄に化けていたところ、小僧に焼け火箸を刺されて、以来片目を失った。
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テング
1918年 京都府
鞍馬山には大僧正という天狗がおり、天狗杉で羽を休めるという。
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テング
1982年 群馬県
弘法大師が百谷の霊場を捜して来たが、天狗が自分の遊び場がなくなると思って1谷隠してしまった。
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テング
1989年 静岡県
国清寺の和尚が子どものころ、夜おしっこにでたら天狗にさらわれて愛鷹山に連れて行かれた。いろいろ変わったものを食えといわれたが、結局寺の屋根に戻された。
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タロウボウ,シンゼイ,オオテング
1974年 京都府
文徳天皇の時、太郎坊(真済)という僧は弘法大師に密教を受け、高雄の峯で修行していた。しかしいつの頃か、染殿后を見た真済は心迷って死んだ。その執心は青い鬼となって染殿后を驚かし、最後には大天狗になったという。その山は軍を守り、火の難から逃してくれるので、皆が崇拝した。
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シロオオカミ,シロギツネ
1937年 福島県
源頼朝が墨虎という豪族を討つため、京より背負ってきた山神、稲荷神に断食7日7夜して祈願した。10月15日に白狼と白狐が現われて、足跡が点々と霊山の北の山王祠まで続いていた。神のお告げと喜んで攻めた。
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シンボ,ウシ
1928年 中国
邪険な神母が外に牛がいたので中に入れようとした。牛は抵抗して入らず寺に走っていった。牛を追ってきた神母に驚いた衆僧が経を読むと、神母は牛を捨てて逃げ戻ったが、病気になって死んだ。のち、娘の夢に出て、般若経を奉納して弔ってくれと頼んだ。
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ドウイチボウテング
1933年 山口県
石工が天狗に誘われて諸国の神社参詣に旅立った。道一坊天狗は、立ち去る時杖と笠を与えて、一度だけ望みをかなえると言った。正気に戻った石工は杖と笠を祠に祀った。
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テング
1932年 富山県
文久の頃、越中の下新川郡大家庄村の光栄寺という寺で、燃えているものもないのに炎が見えることが続いた。そして天狗が大杉に隠れているという噂が広まった。そして畳をはがして積み上げたり、雨戸を一度にはずしたり、風呂を中に浮かせたりした。女のような声で紙を出せ、筆を出せと聞え、出しておくと字を書いてくれるという。
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テング,リュウ
1932年 香川県
讃州で満濃池の主の龍が小さな蛇となって日に当たっていると天狗にさらわれ、比良ヶ嶽の洞穴に入れられた。比叡山で水瓶をもった坊主も同じようにさらわれてきた。水瓶に水が数滴残っていたので、龍は坊主と共に逃げ出し、後に荒法師に化けていた天狗を蹴殺した。
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(ムクイ),リョソウ
1974年 奈良県
南都三条で、貞享2年の4月、ある旅僧が裕福な家の夫婦に鉢を乞うたが断られ、一夜の宿も断られた。その弟は旅僧を召使いの所に泊まらせた。旅僧が召使いに、兄夫婦は畜生道に落ちたと言うので行ってみると、兄夫婦は会話ができず、犬の吠える声になっており、驚いて帰ると僧は去ったあとだった。
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テング
1977年 東京都
小石川伝通院山内にいる岱雄という者は、僧とともに出かけたが帰らず、2日後、寺の寮で昏倒しているところを発見された。気が付いて語るには、供をしている時に、体が自然に空へ昇り、それから成田不動へ参詣し、大樹の間にいた出家者たちと相撲をしたり、食事をとったりし、7日ほどいたという。天狗の仕業でも趣あるものだ。また天狗は、再び参詣したければ、東を向いて不動を念じろと言った。そうすると再び天狗が現れ、成田山へ連れていかれた。帰りに諸々の土産ももらった。
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