(ゾクシン) 1982年 山形県 卯の年は作が悪くなり、凶作。
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シャジツサマ 1982年 新潟県 春分・秋分に最も近い戊の日は社日といい、春の社日は遅く、秋は早ければ豊作という。これは、社日様は大食いであるので、春早くから秋遅くまで長い間田にいると食物を食べて不作を招くという。
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モチ,ショウガツナットウナド(ショクモツニカンスルゾクシン) 1956年 宮城県 正月のお供え餅を一月三日に見て、カビが出ていればその年は豊作。正月納豆が良く出来上がれば蚕の出来が良く、糸が引かないような納豆なら凶事があるという。味噌煮の味噌が腐ってしまったら、その年は凶事があり、味噌がうまくなると金持ちになるなどの俗信がある。
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(ゾクシン) 1975年 愛媛県 土用入りは天気が悪いという。土用3日に雨が降らなかったら、豊作だという。大豆が豊作の年は、米も豊作だという。枇杷がよくなる年は、麦がよいという。もち苗を苗代田へ植えると、不幸の餅になるという。つばめが長く巣をたらすと、秋がよいという。梅の花が下向きに咲くと年は、雨が多いという。竹に実がなると、旱魃だという、など。予兆に関する俗信。
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(ゾクシン) 1982年 山形県 作柄に関する俗信。節分の豆まきに使った豆を12個拾ってきて炉辺に置き、その焼け方で月別の天候を占う。豆が悪くなると雨が多い月。オサイドさんの夜にお星さまがいっぱいで、自分の影が見えるくらいだと一年の作がよい、など。
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(ケッコンニカンスルキンキ) 1956年 宮城県 正月に結婚話はしない。嫁をもらう年は煤掃きをしてはいけない。結婚祝儀の食べ物を山盛りにしてはいけない。丙午生まれの女性との結婚は避ける、あるいは結婚すると夫が不幸になる、などの禁忌がある。
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(ゾクシン) 1982年 群馬県 干支の日に関する俗信一束。卯の日の田植えは人死にが出る、戌の日の麦まきは死人が出る、など。
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タノカミ 1984年 新潟県 田の神が春の社日に早く出て、秋の社日に遅く上がると作柄がよくないという。
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セツブン,ヤクオトシ,(ゾクシン) 1960年 愛媛県 節分の日、厄年にあたっている人は、自分の年の数だけ豆を紙に包み、四方に捨てるという。これをヤクオトシという。
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シャニチサマ 1984年 新潟県 春分・秋分にもっとも近い戊の日を社日という。秋の彼岸の中日より遅く社日がくるときは社日様が作柄を心配して田からあがることができず、中日より早く社日がくる年は田から早くあがれるという。
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(ゾクシン) 1973年 三重県 厄年に関する俗信。厄年は男性17・25・42・61・88、女性19・33・61・77・88である。この年のときは結婚を避けるという。17歳は元服、25歳は八方ふさがりという。この年のときに家から出て行くのは良くないが、嫁をもらうのは良いとされているという、など。
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(ツキヒノキッキョウニカンスルゾクシン) 1964年 福島県 3・5・7・9・11月ははぐつきといって奇数月で悪いから祝言はするものではない。正月元旦から3日までは仕事を休むが、夫婦も一緒に寝るものではない。さんりんぼうの日に屋根をふいたり家の建前をすると、その家だけが繁盛し隣3軒をほろぼすという。友引の日と丑の日に葬式を出すとその家からつづいて葬式が出る。
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モチ 1964年 福島県 正月に神に供えた餅が割れるとその一年は悪いことがある。
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ジュウゴヤ 1965年 岩手県 十五夜に月に供えたものを、誰にも見つからないようにつまみ食いすると、その年は大変いい事があるという。
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フジュクニチ,サクモツキンキ,(ゾクシン) 1915年 福島県 旧暦1月4月7月10月の子の日、2月5月8月11月の午の日、3月6月9月12月の酉の日を不熟日といい、この日に種蒔きと植付けをしてはいけない。この日に作って出来たものは、不幸の時の食物か病人の食物になるという。但し、一向宗では忌まない。
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(ゾクシン) 1973年 三重県 年中行事に関する俗信。冬至にカボチャを食べると、金に困らないという。トンドで書き初めを燃やし、高く上ると字が上手になるといわれている。残り火で正月の餅を焼いて食べると、病気をしないといわれている。彼岸の中日には雨は降らないといわれているが、もし降ったらその雨だれをとっておく。これを子供の病気に飲ませると治るといわれている。
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(ゾクシン) 1986年 埼玉県 天気雨は人死が出る。鼠が神棚の注連縄をかじると火事になる。ノボリヘビ(山道を登る方向に進んでいる蛇)は吉、特にヤマカガシのそれは大吉、その年に初めて見る蛇をハツヘビといい、対面するように出会うと一年運が良く、同方向に出会うとよくない。また初夢が青大将で、しかも蛙を飲んでいる夢なら、その年は食うに困らない。からすが柿の木で鳴くと付近の家で不幸がある。朝蜘は恵比寿様にあげる。夜ぐもは泥「仇を取りにやってきたのだから、親と見えても殺せ」という。
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サクダメシ 1964年 福島県 深谷の某の屋敷の井戸に、水が2.4メートルたまっていれば豊作。不作の年は前年の秋の彼岸から水がぐっと減る。さくみこぶしの木に白い花がにぎやかに咲くとき、まんさくの花の覆い年は作がよい。花が上向きのときは風が強く、下向きのときは雨が降る。正月14日、かきたれ(年なわの飾りに下げる紙)の紙の上に節分の豆をとっておいて1月1粒として12粒のせ燃やしてみる。白く燃えた月は天気がよい。半夏土用に天気がよければ作がよい。八十八夜に天気がよければ苗ははずれない。冬至や寒に小川でえびがすくえるような陽気のときは作が悪い。寒九の雨は作がよい。はのきの花がよさよさ下がる年は作がよい。秋にやまがの花が咲くと洪水がある。
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ムギ,ソバ 1975年 広島県 備後の深津郡で寛政2年、空から麦や蕎麦などが降ったが、それを拾ったものを見たところ、本物によく似ていた。その翌年は飢饉がひどかった。日本書紀や中国の史書にもこの事が述べられており、何かが降った後は必ず凶年だという。
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トシトクジン 1982年 新潟県 いなかでは歳徳神は初卯の日に去るといい、元日の日が卯の日にあたればヨネ(米)1斗1升残されるので今年は豊穣であろうと喜び、12日が卯の日にあたれば何も残されないので凶作であろうと愁うところがある。
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