トリ 1970年 滋賀県 予兆に関する俗信。鳥は子供が生まれる時、せわしく鳴き、人が死ぬ時は、さみしく鳴くという。
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トリノナキゴエ 1970年 滋賀県 予兆に関する俗信。鳥の鳴き声で生だるい声は縁起が悪い。人の不幸の一週間前から騒ぎ出すという。
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(ゾクシン) 1975年 愛媛県 土用入りは天気が悪いという。土用3日に雨が降らなかったら、豊作だという。大豆が豊作の年は、米も豊作だという。枇杷がよくなる年は、麦がよいという。もち苗を苗代田へ植えると、不幸の餅になるという。つばめが長く巣をたらすと、秋がよいという。梅の花が下向きに咲くと年は、雨が多いという。竹に実がなると、旱魃だという、など。予兆に関する俗信。
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シノヨチョウ(ゾクシン) 1983年 山梨県 死の予兆。カラス鳴きが悪いと死の前ぶれ、葬式があるときは、お寺の方からその家の方へ火の玉が飛ぶ、お墓へ埋めるときに雨が降るとまた死人が出る。
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カラス 1965年 和歌山県 予兆に関する俗信。カラスが鳴くと、誰かが死ぬ。(以上 滝ノ拝)
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(ゾクシン) 1975年 愛媛県 お腹をサルに踏ませると、兄弟がそっくりになるという。メンドリが鳴くと、悪いことがあるという。生き物を殺すと、夜に耳に入るという。蛇を指差すと、その指が腐るという。火遊びをすると、寝小便をするという。悪い夢を見たらすぐに他人に話すという。ほうき星が飛ぶと、戦争が始まるという。笑いながら柿の木から落ちると、死ぬという、など。吉凶に関する俗信。
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(ゾクシン) 1972年 長崎県 旧亀岳村の俗信。田植えの夢を見ると3日以内に他人が死ぬという。星が月の傍にあると、近いうちに人が死ぬという。鳥が長鳴きをすると、人が死ぬという。火が回るので、ツツジは家の庭に植えてはいけないという。豆を大根を作った後に作ると、出立ちの豆といって人が死ぬという。猫が行方不明になって一週間くらい経つと、「立ち別れ稲葉の山の峰に生ふる 松とし聞かば今帰り来む」という歌を半紙に墨で書き、玄関口に逆さまにして貼っておくという、など。
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(ゾクシン) 1975年 愛知県 葬送に関する俗信。星が月に近いと、どこかで人が死ぬという。烏がカウカウと鳴くと人が死に、コガウコガウと鳴くと人が産まれるという。火葬の時、火の番をする人は持っていった一升酒と野膳の餅を食べるが、この餅を食べると、歯が悪くならないという。四十九日までは北向きに死者の着物を干すという。これは、死者の魂が陰に隠れて休んでいるからだという、など。
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ナキゴエ 1940年 山口県 動物に関する俗信。犬が長鳴きをすると、村に騒動があるという。火事の前には鼠がいなくなるという。烏の鳴き声が悪いと、死人が出るという。人が一人死ぬ度に烏が一羽死ぬので、それを悲しむ烏が死期の近い人が在れば鳴くという。烏が棟に止まって鳴くと、その家かあるいは親族内に凶事があるという。
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ヒトダマ(ゾクシン) 1973年 奈良県 死の前兆には、カラスの鳴きが悪い、キツネがひしって鳴く、ヒトダマが飛ぶ、月に星が南から近づけば、南方に死人があるなどの俗信がある。
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シノヨチョウ(ゾクシン) 1984年 山梨県 死に関する俗信。カラスがお寺の高いところで鳴くと人が死ぬことがある。葬式が出るとき、お寺から火の玉が飛ぶ、など。
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トリ 1970年 滋賀県 予兆に関する俗信。鳥が騒ぐと、人が死ぬが、その時、当事者の家のものには鳥に騒ぎは聞こえない。
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(ゾクシン) 1982年 山形県 生死の予兆。死に鳥といって人が死んだり、焼き鳥といって、火事になったりする。焼き鳥が鳴いたときには、ムラの長老格の女性がオナカマのところへ人をやって聞いてきて、女の人に千度参りをさせる。月に傘がかぶっていて、その傘の中に星が1つあると3日以内に人が死ぬ、など
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(ゾクシン) 1984年 福井県 死の予兆に関する俗信。大切な庭の木が枯れると、その家の大事な人が死ぬ。急に歯が抜けたり、その夢をみたりすると近親者が死ぬ、など。
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ヒノタマ,ヒトダマ,シノヨチョウ 1978年 山梨県 死の予兆として、カラス鳴きが悪い、ヒトクチカラスが鳴く、夢見が悪い、田植えの夢を見る、火の玉が出る、人魂が飛ぶ、などがあると言われる。
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(ゾクシン) 1975年 愛媛県 東の空に対し、西の空が曇ると風になるという。秋の曇った日にきじが鳴くと、夕方に必ず雨が降るという。西の風が吹くと、風になるという。蛙が鳴くと、雨が降るという。海岸の山に雲がかかると雨が降るという。池や川から虹が立つと、雨が降るという。フクロウがフルツククウと鳴くと、雨が降るという。山から虹が立つと晴れるという、など。天候に関する俗信。
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(ゾクシン) 1938年 長野県 前兆に関する俗信。足の裏がかゆいと見知らぬ人がくるといわれている。正月のお飾り餅が割れると、作物のみのりがよいといわれている。ねずみがいなくなると、火事が起こるといわれている。お釜が鳴ると、金持ちになるといわれている。
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(ゾクシンヒトタバ) 1992年 宮崎県 烏鳴き、犬鳴きなど、死の予兆の俗信一束。
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シノヨチョウ(ゾクシン) 1977年 山梨県 死の予兆。烏鳴きが悪いと死人が出る。お寺と特に仲が良かった人や悪かった人が死ぬと、誰もいないのにお寺のお勝手で音がしたり、本堂で読経が聞こえたりする。
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シノヨチョウ(ゾクシン) 1983年 山梨県 死の予兆。カラスが鳴くのは死の前ぶれ、葬式が出るときにはお寺から火の玉が飛ぶ、など。
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