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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

バクシュ
1956年 宮城県
世話役が各戸から麦を集めて社守の家で麦酒を造る。祭日に神前に供えた残りを参詣に来た人がいただく。かつてこれを清酒にかえたら疫病が流行したため、もとにもどした。

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〔ヤキゴメ〕,(ゾクシン)
1960年 愛媛県
その年にとれた米を用いて焼米をつくる。秋の社日に焼米ができると秋が良いといわれている。神様にこの焼米を供えて、親類中で祝うという。
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ヤマノカミ
2003年 愛知県
中洲に、山神祭の神酒を醸造する家が六戸あった。ある年、中洲に大火があって村のほとんどが焼けた。しかし、村の中央にあった神酒倉は火災を免れたという。山神祭の火柱は、火を消さずに区民が帰っても火事になったことがないという。また、近くの道や枯れ葉・落ち葉などの上に火の粉が飛んでも燃えないという。山上の山の神の前で神酒や餅を食べると、夏病をしないという。伊勢の神島から山の神の炎がよく見えると、その年は豊漁だという。
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ウシオニ,ウシノヨウカイ
1973年 愛媛県
昔、疫病が流行したため、疫神退散を願って牛鬼をつくり、厄払いをした。また、牛のよう会が出て農作物に被害を蒙った。そのため怨霊を慰めるため牛鬼をつくり、祭事に奉仕し、被害から免れた。
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トシヨリ,コバン
1984年 長野県
年寄りが時々里に出て米を買って帰って行った。その頃里では、貧しい人の家に小判が差し込んであることがあった。年寄りが来なくなったので見に行くとすでに死んでいた。小判をくれたのがこの年寄りと分かり、人々は祠を建ててぬすっと神様として祀った。
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ハクサンゴンゲン
1928年 愛知県
尊い血統の姫は御殿にいたが、大地を踏んで身が穢れてしまい、御殿に住めなくなったため、お傍仕の22人の女房と流浪の身になった。やがてその日の食べ物にも困るようになり、女房をお布施米の拓鉢に出したところ、食べきれないほどたくさん集まった。残った米は屋敷の端の杉の木の根元に捨てていたが、下のほうから真っ白で香りの高い酒が流れ出してきた。なので白山権現は酒の神様としても祀られる。
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オニ
1974年 群馬県
ナワノゴシンジという行事がある。昔嵐や雷で百姓が苦しんだ時に別当が21日間祈祷をした。21日が明けて堂から出ると鬼がいて、「自分が悪い事をした」と白状した。それで別当が鬼の角をとって投げ、1つは隣村に、1つは角折神社にささり、それ以来麦が良く出来るようになった。これにちなんで行うものという。
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オコモリ
1943年 京都県
病気がなかなか治らない人が居ると、「ネンが入ったようですがどうですか」と見舞、近所の者が共同で観音へオコモリをしたり、川で水垢離をとったりする。病気が治れば家の者が千軒の家からお米を少しずつ貰い神仏に供える。
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ハヤリヤマイ,アクマ,オニ
1986年 長野県
ある時、村に流行病がはやって大勢死人がでた。そこで庄屋は、これからは自分の家を悪魔の宿として貸すから流行病を村から追い出してくれと願をかけた。そうすると流行病は一段落したという。それから庄屋の家では節分のときに豆まきをしないで、障子をあけて悪魔や鬼を迎え入れるのだという。
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タノカミ,カエル
1961年 茨城県
餅をついて田の神様にあげると、その餅をもって蛙をお供にしてもとの社へ帰る。
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チョウ,サケ
1983年
むかし1人の孝行息子が、親が老いていくのを悲しんで、日々神明にお供えをあげて長寿を祈っていた。ある時1羽の蝶がやって来て、お供え物をくわえて飛んでいき、何日も続いた。不思議に思った息子がついて行ってみると、そのお供え物が雨露の潤いによって自然に酒に変わっていた。その酒を父母に呑ませると、長寿を得たという。
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ヤッツアタマノカイブツ
1956年 岩手県
旧2月9日以前に(8日か)、各家より銭を持ち寄り疫神よけをしてお神酒をあげる。その際、8皿のご馳走を作って祀る。これは、八ッ頭の怪物が人を食べるためであるからだという。
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ベンザイテン,ヘビ
1935年
昔、ある弁才天の神官の家にひとりの娘がいた。近所の百姓が多忙の時期には娘の手を借りることもあった。ある時百姓が養蚕のために手が不足したのでその娘を頼みにいくと、神官の家に出産があり手がいるので娘を借りることができなかった。しかし百姓が家に帰るとその娘が来ており、都合がついたという。それから娘は毎日その百姓の手伝いをした。仕事に区切りがついたので、娘を返すため神官の家まで送ると、娘はお参りをさせてくださいと言って神社に入ったきり帰ってこない。神官の家を訪れると娘はちゃんといて、手伝いには行っていないという。そこで百姓と神官が弁才天の前まで行くとその娘そっくりの頭を持った蛇がいた。神官が礼を述べると蛇は姿を消した。
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タノカミサマ,コウサクノカミサマ
1982年 新潟県
田の神様は春3月16日に田へ下り、秋11月16日に山へ上るといって、この両日は山へも畑へも出ず、休んでボタモチ(おはぎ)を16作って神棚に供える。赤飯を炊いて供える家もあった。ここでは、田の神は耕作の神様となっており、それが常駐するのは山で、春に田へ下りて秋に山へ帰るが山の神になるとはいわない。
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コトノカミ
1982年 新潟県
田の神は一般に「事の神」と呼称されている。2月8日(または9日)の事始めの日に事の神様は稲の種子を持って、天から下りられるとされ、農家はボタ餅あるいは小豆団子を作って供えた。12月8日(または9日)の事納めの日には、事の神様が天上に帰られるといって、事始めと同様にボタ餅などを調えて供えた。
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(ノウギョウニカンスルジュホウ)
1956年 宮城県
田植えの数日前にお田の神祭りをする、稲株で鳥の形を作って苗代に供えると虫除けになる、牛馬を購入したときは、その家の味噌と米を釜のふたに載せて食べさせる、雨乞いはいまだに行われ、とくに旱魃であった昭和33年には各地で行われた(栗原市鶯沢地方)など。
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オコメヲトグコウジンサマ
1934年 長野県
毎夜の丑満時に白装束の荒神様が出て、「お米とぎやしょか、人とってくはしょか、ショキショキ」といいながら、お米をとんでは井戸へこぼしていたという。井戸の水は白いような色をして、荒神様のとんだ水だといわれている。
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ボン,ショウリョウ,ショウライ
1941年 青森県
旧暦6月頃に収穫された小麦は、粉にされて旧暦7月13日お盆の精霊に供えられる。恐山から来た精霊は、盆中は麦ハット(手打ちうどん)のおひなが(午後三時頃の食事)を供えられ、16日午後にはキンカモチを背負い田を見回って帰るという。
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カラス
2003年 宮崎県
内神を祀る霜月祭の早朝,赤飯と粢を苞にいれて田に持っていき,ミサキノヒという御幣を立てて拝むとすぐに当家のオミサキである烏が山から来て供物を持っていく。その人は後ろを振り返らず,他人と言葉を交わさず帰宅しなければならない。
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ダイジャ
1959年 神奈川県
数百年前、生麦に住む男が亡妻との約束を破って再婚した。亡妻は大蛇となって池から現れ、男を襲った。男は亡妻の霊に謝罪し、供養した。何年か後、一帯に悪疫が流行し、稲荷神社へ走る狐の声を聞く者や、大蛇が魔疫病をくわえて稲荷の森から海上に立ち去る姿を夢で見る者が出た。村人は稲荷大神のお告げに従い、かやで大蛇を作って家々を回ったという。
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ゴシンタイ
1974年 栃木県
ある人が星の宮神社の御神体を酒3升で貰ったら病気になった。神社に戻したら治った。
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