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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ウシイシ
1956年 宮城県
大館城には水の手がなかったので、下の沢から樽につめ、牛の背につけて運んだ。落城の後、その牛が石となった。

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キツネ
1999年 宮崎県
船引のある百姓が、車(大八車?)で魚を買いに行った帰り、日暮れに城内を通りかかると、見知らぬ人が後押しをしてくれた。後で見ると、魚がなくなっていた。城内の狐に化かされた。
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レイ,ボウコン
1929年 青森県
高館でも、ある城で水の手を切られて困ったことを隠さんが為に、馬に白米を注ぎかけて水で洗っているようにみせかけようとしたが、見抜かれて弱点をつかれ終に落城した。城主は馬で新法師という村に走り込んで戦死し、其の後作られた塚からは霊が祟り、落城の際に死んだ者の亡魂が現れた。
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ジガミ
1984年 新潟県
ある日、牛を連れて山へ草刈りに出かけ、帰ろうとするが、牛が暴れて荷を落としてしまい、何回繰り返してもうまくゆかない。そこで、付近にあった石に鞍をくくりつけたら、牛がおとなしくなって、帰ることができたために、この石を大きな杉の根元に地神としてまつるようになったという。
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ジガミ
1984年 新潟県
ある日、牛を連れて山へ草刈りに出かけ、帰ろうとするが、牛が暴れて荷を落としてしまい、何回繰り返してもうまくゆかない。そこで、付近にあった石に鞍をくくりつけたら、牛がおとなしくなって、帰ることができたために、この石を大きな杉の根元に地神としてまつるようになったというようなことと同様な話が伝えられている。
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ナカヤマトウゲ,オイヌイシ
1956年 宮城県
仙台市の北山から泉市の根白石に越える峠。昔は狼が多いので知られ、根白石の山根から仙台へ炭薪を行商にくる人々は、夕方集合して駄馬を一団にして最後尾の馬はモトツ(手綱)を引きずり、狼除けとしていた。ある日実沢の百姓が夜に独りで峠にかかると、1匹の狼が口を大きく開いている。咽喉に挟まっていた骨をとってやると尾をふりながら去った。次の夜、その狼がお礼に猪をもってきて、縁側においてあった。それ以後仙台から夜に帰るときは、骨を抜いてやった場所にいて送ってくれたので、峠から実沢への分かれ道に三峯の碑を建てた。これを狼(オイヌ)石という。
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タカモリジョウ,〔ソバゴメザカ〕
1956年 宮城県
伊達政宗がこの城の今市某を攻めた時、山城で井戸がなく、水は利府の神谷沢から運んでいるのを知って水の手を絶った。城方は寄せ手を欺き、白米と蕎麦粉を高いところから落として馬の脚を洗うふりをしたが、鴉がとまったので計略がばれて落城する。城の西側、青麻道の辺りに蕎麦米坂というところがあって白い米粒のような砂と蕎麦粉のような砂が見られる。落城した後、米と蕎麦が砂に化したという。
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ナナイロギツネ
1989年 福島県
那須野ヶ原の七色狐を鉄砲で撃ち殺したら、その血が固まって石になった。1つは那須野ヶ原に、1つは天空に、最後の1つは表郷の中寺集落の寺に飛んでいった。7月7日にその石を虫干しするという。
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エンコウ
1933年 山口県
猿狐が馬を川に引き込もうとしたが失敗した。この石のある限り村に災いせずという証文を書いたので許された。この石を猿狐石という。
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リュウイシ
1990年 長野県
田のあぜにある石を竜石と呼んでいて、竜がくわえてきて落とした石だといわれている。家の庭へ持ってくると災難が続いたため、元へ返したのだという。
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〔ソバコメザカ〕
1956年 宮城県
高森城跡へ登る道と分岐する青麻街道のゆるい坂。城跡の西側にある。寄せ手に水を絶たれた城方が、白米を水と見せかけて馬の背を洗った。落城後、米とそば粉が砂に化したという。
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ゴメキイシ
2001年 石川県
太閤が大坂城を建てたときに用いられるはずの立派な石であったが、どういうわけか運ばれなかった。そのためか、ときどきこの石ゴメク(泣く)。瓢箪の刻印がある・¥。
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キツネ
1938年 岐阜県
祭りの帰り道、橋を渡ろうとすると橋が急に二股になり渡れなくなった。背負っていた孫がご馳走を落としたというので探したが見つからなかった。気が付くと道を外れた河原に立っていた。狐の仕業である。
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オニ
1929年 大分県
昔、阿蘇の盆地は湖水だった。鬼が埋めようとして土を担って運んでいたら棒が折れた。今その土が上萩岳と下萩岳になって残っている。怒った鬼は不動岩を押したが動かず、その時の頭と背と両手の跡が残っている。
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タヌキ
1991年 愛媛県
月夜の晩に一本松の酒屋に酒を買いに行ったら狸が出た。化かされたふりをしたら、狸が柿の木に登ってお鉢を振る。石を投げたら狸にあたって落ちたので捕まえようとしたが、いなくなっていた。
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コマノヒヅメイシ,ショウトクタイシ
1991年 兵庫県
聖徳太子が馬に乗ってこられたときの馬の蹄のあとの残る石が駒蹄石(こまのひづめいし)である。
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ヌシ
1956年 長野県
雨乞いのために馬の骨を瀧に投げ込んだ。しかし、すぐに降り出したので怖くなって雨宿りをした。この滝壷は主の大なまずが、いじめるために石灰を流し込んだり焼き石を投げ込んだりもしたという。
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オニガジョウ,オオタケマル,オニ
1930年 岩手県
岩手山に鬼ヶ城という穴があり、大武丸という鬼が手下の鬼と立てこもり、備わった通力で雲を呼び、風を起こし、嵐を出して良民を苦しめていた。田村将軍が奥州を征伐した際に先達した立烏帽子が岩手山の東に鎮座したのが御姫岳である。そして、鬼どもは将軍に切られたり、生き残ったものも閉伊郡の方に逃げたりした。最後に権現様のお使いとして残されたのが片目の鬼で、登山客が汚した山を綺麗に掃除するのはこの鬼であるという。
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リュウグウノヒメ,ロクベエイワ
1993年 岩手県 
六兵衛という美男がお伊勢参りに出かけ、渡し舟から落としてしまった笠がきりもみして水に引き込まれた。お伊勢参りから帰ると病にかかり、危篤になった。その夜、重病の六兵衛がガバッと起きて小さな穴のある岩に入ってしまい、六兵衛岩になった。竜宮の姫が気に入って、自分の元に呼んだのだった。
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タキノヌシ,ダイジャ,アカウシ
1989年 静岡県
雨乞いには、万城の滝に七面堂の釣鐘を沈めた。滝の主は大蛇とも、赤牛ともいう。
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ウシノゾウ
1983年 東京都
五社神社の牛の像を刻んだ時、一本造りで重くて持っていけないと困っていると、牛がひとりでに夜に登っていたといういい伝えがある。
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