アマゴイイシ 1984年 新潟県 寺沢五兵衛家の小堂には、「雨乞い石」がまつられていて、旱魃の時には各村々でこの石を借り受けて雨乞いの祈禱をしたという。
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リュウジン 1973年 山形県 雨乞いの時、滝壺に大石を投げ込む。すると竜神が怒って雨を降らせると言われている。
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イシノヤジリ 1976年 秋田県 元慶8年のこと。出羽国秋田城で雷雨とともに、石の鏃23枚が降った。
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カエルイシ 1987年 長野県 昔,蓼科山の頂上から稲荷神社の庭石にと運んできたが,その運搬中豪雨になった。それ以来,この石の頭を叩くと雨が降るといわれている。
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オオタキサン 1966年 鳥取県 大滝さんに石を投げ入れると雨が降る。
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ツブテイシ 1978年 広島県 高増山の高御倉と新山村蛇円山のすさのおの尊が吉備の国を守ろうと石を投げ合って誓いを立てた。高御倉の投げた石は江熊の里に落ち、すさのおの投げた石は吹上の里に落ちた。この石の落ちた所は疫病はなく、よそから入ってきてもここの者には移らない。また雨が降りそうな時は水が滴る。
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テング 1933年 長野県 雨戸に石を投げつける者があった。「その石が焼餅ならいいなあ」と言ったら、焼餅を投げてきた。不思議に思って隣家で話したら、そのいえではあぶっていた焼餅がいつのまにかなくなっていた。
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イシノヤジリ 1976年 秋田県 元慶8年6月26日、秋田城で雷雨の時に石鏃が23枚降った。
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ヒレキ 1974年 京都府 寛政7年2月20日頃、烏丸下立売の人家に、昼夜いづくともなく石の打つ音がした。家内の者が怖がっていたが、周囲の武家屋敷でも同じ事があった。降ってきた石はそのあたりにある石であった。
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リュウジン 1973年 神奈川県 雨乞いには、法印様を先頭にして雨乞岳に登り祈願をし、帰りに黒滝に木の枝を投げ込む。すると竜神が怒って雨を降らすという。
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キイ 1974年 岐阜県 濃州笠原村で、閑唱阿闍梨の霊合山の庵に石塔を建てようと山に行き良い石をみつけた。村の者を集めて石を取りに行こうと相談していた翌日、大雨が降って石が家の前の川まで流れてきた。
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ゴショイシ 1930年 岩手県 御所石と呼ばれる白い緻密な石があり、障ると雨が降るといわれている。
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アマゴイジゾウソン 1987年 長野県 昔,雨が降らないときには村の四辻に座っている大きな丸い黒石をがんじがらめに縛って千曲川に放り込み,雨を降らせてくれるよう祈った。するとその夜更けから大雨となったという。黒い石は引き上げられて丁重に祀られ,「お助け地蔵尊」とか「雨ごい地蔵尊」とか呼ばれた。今でも農家の人たちが「水神様」として祀っている。
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バンバアイシ 1960年 神奈川県 昔、ある信心者の夢枕に神が立ち「一の釜西方を流れる相模川の深いところにいる。自分の体は石で夫石は川下の江ノ島にいる。上流から訪ねてきたが、水が少なく下流に行けないから八幡宮まで連れて行って欲しい」と告げた。夢から醒めて一の釜に行くと、川底に老婆のような形の石があったため社の境内に移した。その後日照りが続いた時また夢枕に立ち、「自分を一の釜に入れると雨を降らしてやる」と告げたのでそうすると雨が降った。その後石はしばらく放置されたが、川下の人が井戸端の敷石として使った。しかし、一家中の人が病気になったため、行者の進言で八幡宮へと返された。
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イシ 1933年 奈良県 大字北妙法寺という村に残っている石は、この石を家から少しでも外に出すと家に不幸があると言い伝えられている。陰石のようで、中央に穴があき、それから溝がついていて、上は丸く、中ほどで2段に襞がついている。
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アメフリイシ 1956年 宮城県 相州の雨降山権現を勧請したもので、石浜の西の丘上に神座石がある。桂島や石浜は田の用水がなく、天水であるため、旱天を恐れてこの石に雨乞いをする。
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ヌシ 1956年 長野県 雨乞いのために馬の骨を瀧に投げ込んだ。しかし、すぐに降り出したので怖くなって雨宿りをした。この滝壷は主の大なまずが、いじめるために石灰を流し込んだり焼き石を投げ込んだりもしたという。
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イシノヤジリ 1976年 山形県 元慶8年7月2日、海浜に石鏃に似た石が降った。矛先は皆南を向いていた。陰陽寮が占ったところ、かの国の兵賊の憂いであるということであった。
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ホウギョク 1955年 愛知県 大旱魃の時、大智院の法印が硯の墨汁を雨乞いの宝玉にかけて祈願すると、たちまち大雨が降ったという。
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キョウノイワノナナフシギ,オカメイワ 1987年 長野県 京の岩の小さな岩穴の中にある白い石。昔はおかめの面そっくりに見えたと言う。明治20年頃,崖下を堰き止める工事をしたとき,ある人が面白がってこの岩を転がして落とした。すると,その人の家では不吉なことが重なったので,おかめ岩の祟りだと言って元の所へ納め直したという。
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