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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

マドウモン
1984年 群馬県
山でマドウモンが出たときはチリチョウズという呪文を唱え、銀を混ぜて作ったカジダマをマドウモンに撃てばいい。

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マドウ,(ツキモノ)
1989年 長野県
マドウが人に憑くことがあるという。マドウは山にいて、人をどこかへ隠してしまうという。離すときは、山伏に祈とうをしてもらい、ヒキメの弓を射ったという。
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マドウ,(ヤマニデルヨウカイ)
1990年 長野県
山にはマドウが出て、人をさらっては連れて行くという。
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マドウモン
1995年 群馬県
マドウモンが家に入ると破綻する。拝む人が弾き弓をしないとでていかない。マドウモンは火袋から逃げて行く。
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オオカミ
1986年 奈良県
山で弁当を食べたとき、箸を半分に折って捨てる。そうするとオオカミの魔除けになる。
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マジムン
1999年 鹿児島県
マジムンに出会ったときの用心のために、夜は塩を持って歩く。釣りで出会ったときにはフクロハギまで潮水に入ると消える。山の頭蓋骨などを傷つけると転んで怪我をする。頭骨の穴の中に草を詰め込むと一日中くしゃみがとまらないことがあるという。
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ケンムン
1984年 鹿児島県
谷間などに入るときはケンムン(妖怪)が出没することがあるので、オダキの神に「ケンムンが来た時は鉄砲を撃つよ」と声を出して言ったりする。
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キラキラヒカルモノ,ユメマクラニタツ
1989年 山梨県
タカギシゲンザエモンという人が、猟をしにいき、池太神の池の周りを歩いていたら、水面にキラキラ光るものが見えた。「魔物じゃあうち殺す、神ならこの矢にけってとまれ」というと止まった。家に帰って寝たが、屋鳴りがして怖い。夢枕に立ったので、東山の大家のロクベエさんとキタナカムラの人と有志の衆の3人でヨーゴー岩という大きな石の上に置いて祀ってきた。そしたら夢枕に立って、「俺はまだ8町行ったところだ」というので、行ってみると大きなお池があったのでそこに祀った。
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カシャンボ
1981年 和歌山県
カシャンボは山にいて、人を騙したりする。騙されたらイタミであおってもらうとよい。
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クダショウ
1934年 静岡県
谷の沢にいるクダショウという鼬ほどの獣を捕らえてきて、自宅に祀ると金持ちになるといって、実行している家もあるそうである。
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キツネビ
1989年 静岡県
狐火が遠くに見えるとき、狐は実は近くにいるので、「ソーコーヤソーコー、安達ヶ原に門立って、トーヤヒガシランラ、アララン」と、狐火消しの呪文を唱えなくてはならない。
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マモノ,ヤマオトコ
1960年 長野県
マモノ(山男)に出会い、ナベアシ(鉄)の弾と銀の弾を撃ってやると、会ったことを人に言わなければ山で守ってやると山男は言った。夜弾を鋳るときに数えると、マモノが聞いていてそれだけ撃ってしまうとマモノにやられるという。
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マムシ,マムシ,ナガムシ,ヘビ
1915年 愛知県
蝮は魔虫といい、蝮を殺すときに、柳またはウツギの木を使うと、たちどころに何千匹となく蝮が現れるという。一般に長虫に対しては「池鯉鮒猿投の大明神」と唱えると害を受けないという。
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ダイジャ
1955年 岡山県
雨乞いには山に登って火を焚き唱えごとをする。どうしても雨が降らないときは5升樽に酒を入れて大山赤松池に投げ込む。すると大蛇がこの酒を飲むので空樽になる。それに池の水を入れて村に担いで帰ると必ず大雨が降る。
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オゴジョ,マドウモン
1995年 群馬県
オコジョはオーサキと同じでマドウモンである。何十匹と出て、家のためになるときもあるが、仇になることもある。
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ピダマ
1931年 沖縄県
天から降ってきて、下界に火災を起こす。煙は空にのぼって雲になり、火玉はそれにのって天に帰るといわれている。火玉を発見したときには「メジロ、バァレ、チョイ、チョイ」といいながら颺(声をはりあげる)、籃(かご)、鐘を叩いて追い払うのだという。
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ムジナ
1978年 山梨県
山で炭焼きをしていたら、夜にムジナが来て「コンバンハ、コンバンハ。コンヤムジンダカラムネガイシマス」と言った。
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ダイジャ
1976年 和歌山県
カマ淵の水中に鎌をつり下げておくと、大蛇の頭に鎌が当たって大蛇が怒り、雨を降らすという。
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シチマジムン,ジームン
1960年 沖縄県
シチマジムンという妖怪がいる。ジームンとも呼ぶ。形は大きな柱状で、地面からまっすぐ天にも届くばかりに立ち、それに押さえられたら死ぬと言われ、それを見たら、すぐ「ハチ、ハチ、ハチ」と唱えなければならない。シチマジムンの「シチ(七)」は「ハチ(八)」にはかなわないということかららしい。
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イケタガミノオツゲ
1989年 山梨県
稲又へタカギシが猟へ行くと、1匹の子鹿が出てきたので、弓矢を放とうとしたら姿を消した。そのうちまた現れたので弓を放とうとしたら鹿が金の玉に変わったので、それを拾って帰った。それが池太神の御神体で1寸くらいの金のムクの像である。タカギシゲンザエモンは殺生をやめて、金の玉を家へおいておいたら、夜にお告げがあって、「雨畑地区の東の高山から40町位あがったところへ祀れ」といわれたので、大家さんに相談した。
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ガタロー
1958年 鹿児島県
夜が明ける前に雉狩りに山へ行き、山腹のトヤにいた。するとヒーヒーヒョヒョーといってガタロウが迫を下っていった。気味悪いので念仏を唱えたが、そのため雉一羽取れなかった。狩りで念仏を唱えると、獣や鳥の運が強くなり、自分の運が弱くなるからだ。
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