デーダラブチ 1982年 群馬県 デーダラブチという大男が榛名富士を富士山と同じ高さにしようとして土を上げていたが、一番鶏が鳴いたのでおきっぱなしにしたひともっこ分の土が、ひともっこ山。
類似事例 |
|
デイラボッチ 1977年 神奈川県 昔、デイラボッチが富士山を担いで西から東へ旅をしていたが、途中、休もうと富士山を背中からおろしたところ、再び担ごうとしてもびくともしなかった。このときにデイラボッチが地団太を踏んで悔しがった跡が鹿沼であり、またの名を「じんだら沼」ともいう。
類似事例 |
|
ダイダラボッチ 1977年 神奈川県 ダイダラボッチは富士山を担いで西から東へ旅をして相模国まで辿り着いたが、ここでさすがに疲れて休憩した。だが、休憩を終えて富士山を再び担ぎ上げようとしても、びくとも動かなかった。力をこめて踏ん張ったが、縄は切れてしまい、踏ん張っていた足が地面にのめり込んでしまった。この地面にのめり込んだ足跡が鹿沼である。
類似事例 |
|
ダイダラボッチ 1992年 茨城県 ダイダラボッチというユーモラスな大男がいた。堤防を作るのを手伝った時にこぼれた土が峰山になった。
類似事例 |
|
ダイダラボッチャ 1986年 埼玉県 昔、ダイダラボッチャという大男が秩父の方から、モッコに入れた山を二つ天秤で担いで来た。高麗の辺りまできてひと休みしようと二つの山を下ろした。ところが、疲れていたので、一つの山は静かに下ろせたが、もう片方の山はドカッと急に下ろしてしまった。そーっと下ろした山が日和田山で、後から下ろした山は多峰主山であるという。多峰主山は急におろされたので、日和田山より小さくなっている。それからダイダラボッチャは足を洗おうとして日和田山に腰掛け、高麗川で洗った。そこが今の高麗の新井というところだ。
類似事例 |
|
デーラサマ,デーラボッチ 1955年 神奈川県 デーラサマは、富士山に縄をかけて引いてきたが、頂がちぎれて飛んだ。それが城山になったという。デーラサマが跳ねてできた足跡は、くぼ地となってデーラクボと呼ばれている。その時、足駄の歯にはさまった土が落ちてできたのが、相原のデーラボッチである。デーラサマは大山に腰掛け、相模川で足を洗い、東方へ飛び去ったという。
類似事例 |
|
デエラボッチ 1916年 神奈川県 昔、デェラボッチが富士山を背負おうとしたが、ふじ蔓を見つけることができず、ジンダラ(地団太)を踏んだあとが、鹿沼と菖蒲沼になった。
類似事例 |
|
ダイダラボッチ 1975年 静岡県 ダイダラボッチという大男が藤蔓で山を縛って持ってきたら、足柄山のところで蔓が切れてしまった。それが今の矢倉岳。そのため矢倉岳にはクツバフジはない。ダイダラボッチはこの山を富士山の上に乗せる気でいたという。
類似事例 |
|
デイラボッチ 1989年 長野県 デイラボッチが諏訪湖を埋めようと思って佐久の方から大泉山と小泉山を担いできたが、一休みしている内に根が生えてしまい、そのまま捨てていったという。
類似事例 |
|
ダイラボウ 1993年 静岡県 大男のダイラボウが秋の夜長のいたずらに作ったのが琵琶湖。そのとき掘った土をつんで出来たのが富士山。そのときうっかりもっこからこぼした土が藁科のダイラボウ。
類似事例 |
|
オテングサマ 1982年 群馬県 お天狗様が榛名富士を富士山と同じ高さにしようとして土を上げていたが、一番鶏が鳴いたのでおきっぱなしにしたひともっこ分の土が、ひともっこ山。
類似事例 |
|
ダイダラボッチ 1993年 静岡県 ダイダラボッチが近江の土をもっこに入れて駿河に運ぶ途中、引佐郡細江町伊目で肩を換えた時にこぼれた土が根本山。また、この大男の足跡が水溜りとして残っていた。宇津山に腰掛けて弁当を食ったとき、浜名湖に投げ捨てた小石が島になった。
類似事例 |
|
デイラボッチ 1993年 長野県 デイラボッチが藤蔓で山を縛って背負って、塩尻にかかり、桔梗が原で右に行こうか左に行こうか迷っていたら、藤蔓が切れて山が落ちた。それが比叡の山。怒って切れた藤蔓を投げた。それが藤塚(富士塚)。
類似事例 |
|
キシン 1927年 長野県 昔、鬼神が一夜のうちに富士山と御嶽を同じ高さにしようと天秤棒で簀をかつぎ、土を運んだ。高くなったと思う頃に、鶏が鳴いたので天秤棒を投げ出して逃げ、片方の簀の土が一簀山になった。
類似事例 |
|
デーラボッチャ 1990年 長野県 大昔、デーラボッチャという巨人がいた。南安曇郡穂高町牧のあしの沢・塩尻市洗馬のあしの田・松本市城山のあしの窪などはいずれもその足跡だという。室山はデーラボッチャが作り、背負山は背負子の土が落ちたものであり、松本にある中山は草履の土を払ったときにできたものだという。また、梓川村の火打ち岩はデーラボッチャの火打ち用の岩だという。
類似事例 |
|
デイランボー 1989年 長野県 蓼科山を富士山のようにしようとデイランボーが土を担いできた。暑いので諏訪湖で体を洗おうとしたが底が浅く、ついには塩尻峠を枕にして眠っていると、土は根付いて大泉山と小泉山になってしまった。
類似事例 |
|
デーランボー,オニ,キョジン 1989年 長野県 浅間山から蓼科山へひとまたぎにした鬼・デーラボッチは、湯川の上の方にあるオニイシというところまで一足でまたいだという。
類似事例 |
|
ダイダラボッチ 1975年 静岡県 富士山は、ダイダラボッチという大男が背負ってきておいたもの。
類似事例 |
|
オテングサマ 1982年 群馬県 お天狗様が榛名富士を富士山と同じ高さにしようとして土を上げていたが、一番鶏が鳴いたのでおきっぱなしにしたひともっこ分の土が、ひともっこ山。あれだけの土があがれば、榛名富士は駿河の富士山と同じ高さになれた。
類似事例 |
|
デーラボッチャ,キョジン 1980年 長野県 昔、飛騨にデーラボッチャという巨人がいた。デーラボッチャが背負ってきて下ろしたのが室山であり、背負子の土を払ったのが背中という山で、縄の土を払ったのが背負縄の山である。デーラボッチャは非常に大きな巨人で、槍ヶ岳に腰をかけて諏訪湖で足を洗ったとか、どこの池にはその足跡だという伝説が残っている。
類似事例 |
|