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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(ゾクシン)
1982年 新潟県
葬式を終えた夜に四十九の餅を搗く。49個は皿に盛って、仏に供え、50個目のものは親戚の中で、両親があって、跡取りになるものが、裏返した1升枡に載せて、隅に塩をおいて三本鳥居の下に持って行き、内側を向いてこの餅に塩をつけて一口食べ、あとは後ろ向きのまま、「餓鬼にくれる」といって肩越しに外へ投げる。

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オニ
1933年 神奈川県
死後四十九に日目には餅でも菓子でも五十個を寺へ持っていく。これは四十九個でよいのであるが、一つは途中で鬼にとられるから五十個にするのであるという。
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シニン,ホトケ,シジュウクニチ,ムジンコウ
1950年 千葉県
死人の四十九日に米一升で餅四十九個つくり、佛に供えて寺に納め、他人がもらって無盡講に行くと必ず当たる。
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ホトケ
1982年 新潟県
彼岸の中日に白ボタ餅7個を仏壇に供え、仏はこのみやげの餅を持って一旦墓に帰り、再び夕方戻ってくるといわれる。
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(ゾクシン),ゴジュウノモチ
1933年 熊本県
葬家の仏前に上げられた五十の餅を家人に知られぬように盗み取って食べれば百日咳が治癒すると信じられる。
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シノカイイ
1944年 山梨県
カラス鳴きが悪いと人が死ぬ。死の一週間前に魂が抜け、死後は人魂となってその家から抜ける。死後49日間は屋根棟にいるので、毎晩ボンボリを庭先に灯し、49日目に餅49切れを寺に持参する。寺の土間を跨ぐとき閻魔様が1切れとるので、必ず数が1つ減る。
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オテングサマ
1968年 群馬県
十日夜には餅を搗いて、八幡様・十二様・道陸神・お天狗様の祠に供えて廻る。お天狗様に供える餅は細長いので「お天狗様の帯」という。これを祠の上に掛け、細かく切った百八つの餅というものと、箕に入れた大根と菊の花を供える。水沢では餅は持って帰って食べる。三ノ倉では「天狗のサワ餅」といい、供えたままにして置くか、すでに祠にかかっている餅と交換して帰る。「天狗様のオミゴク」という。
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(ゾクシン)
1975年 愛知県
葬送に関する俗信。星が月に近いと、どこかで人が死ぬという。烏がカウカウと鳴くと人が死に、コガウコガウと鳴くと人が産まれるという。火葬の時、火の番をする人は持っていった一升酒と野膳の餅を食べるが、この餅を食べると、歯が悪くならないという。四十九日までは北向きに死者の着物を干すという。これは、死者の魂が陰に隠れて休んでいるからだという、など。
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モチ
1916年 大阪府
苗代の跡へ餅を植えると、その人が死んで四十九日の笠の餅になる。
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シロイイヌ
2001年 青森県
どれほど経っても犬が帰ってこないから迎えに行ったところ、死んでしまったと告げられた。爺さんはその死骸を引き取っていって家の栃の木の下に埋めたが、やがて木が大きくなりすぎてしまったので、これを伐って臼を作った。すると、その臼でついた餅が、大判小判となった。それを見た隣の爺さんも儲けようと思って臼を借りたが、ついた餅は犬や牛の糞になってしまった。怒った隣の爺さんは、この臼を割って燃やしてしまった。
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(ゾクシン)
1977年 秋田県
葬式の餅を二人で左手を使って引っぱり、肩ごしに投げる。それにぶつかると死ぬ。
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シカノダンゴ,シシャ
1999年 鳥取県
鳥取県若桜町では、シカノダンゴ四十九個を竹串に刺して死者に供える。枕飯と共に墓地に運ばれ、早く烏などが食べてくれれば成仏したといって喜ぶ。
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ミズノモチ
1956年 宮城県
年越しの晩、餅つき用の臼を伏せ、その中に小皿に盛った米とお供え餅を入れる。その上に鏡餅と若水桶を置く。正月四日の朝に臼を起こして、小皿のお供え餅の裏に米がたくさん付けば、その年は豊作だという。
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レイコン
1933年 神奈川県
死後四十九間は必ず毎日温かいご飯を仏前に備えるものであるという。これはそのあいだは霊魂がその家の屋根棟に留まっているからである。
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ソウレイノキンキ
1956年 宮城県
餅をつくときは左臼で搗くな、一杓子飯は盛るな、一服茶は飲むな、一本花は挿すな、逆さ水はするななどが葬礼の禁忌として行われ、伝えられてきた。
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カミサマ
1943年 島根県
万九千神社では、11月26日、出雲に集まった神々が最後の宴をして帰るという。その夜、附近の村々では神に行きあうと病気になるといって外出しなかった。ことに便所へ行くことを禁じた。また、その夜搗いた餅を雨戸にすりつけておくのは、夜中に神が来てちゃんと祝ったかどうか見てまわるからだという。
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ホトケサン
2000年 徳島県
12月の初巳の日はミノヒといって、仏のお正月であるという。この日はオハカサンに竹を組んで注連縄を張り、お供えをして草履も置いておく。家で身内が集まって会食し、夜の12時を過ぎてから墓地に向かい、麦藁を燃やした火で炙った餅や豆腐を食べる。仏さんは藁火の明かりで、人々の様子を見ているとされた。
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ボウレイ
1933年 和歌山県
亡霊は四十九日までは家の棟を離れず、四十九日の餅つく音を聞いて離れるという。
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ホトケサマ
1982年 新潟県
彼岸の中日に仏様は、みやげダンゴ(ボタ餅)をもって一旦あの世へ戻ってこられ、この日の夕方には藁火をたいて迎え火をする。
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ナワシロ,モチ,シ,(ゾクシン)
1916年 大阪府
苗代の跡に糯を植えると、その人が死んで四十九日の笠の餅になるといって忌む。
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ソウシキ
1965年 岩手県
葬式のときにお墓に供えた物を鳥が食べなければ、仏が人を恋しがっており、近親者から仏に引っ張られて死ぬ人が出る。もし鳥がまったく食べなければ、その家の人が死ぬ。
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