ジュウニサマ,ヤマノカミ 1982年 新潟県 十二様は山の安全を守ってくれる山の神で男性とされている。また、豊作を祈る神様でもある。2月12日は十二講の日だが、この日十二様が山から下り、秋に稲刈りが終わると山に帰るといわれている。
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ヤマノカミ 1982年 山形県 山の神祭りの日は旧暦3月12日と12月12日の年越しの日で、山の神は春には天から下りてきて田畑を守り、秋には山に帰っていくという。
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ヤマノカミ 1982年 新潟県 2月と12月にある山の神祭りでは、9日は山の神の種蒔きの日、12日は山の神の正月で、山の神が木調べをする日であるという。
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ヤマノカミ 1960年 宮城県 2月と12月の12日は山の神の日。この日は山を休む。昔、12日に山で木を切っていた男があった。用事ができて妻が山へ呼びに行くと、夫は女に腰を抱えられて木を切っていた。妻は怒って帰り、夫が帰ると喧嘩になったが、12日に山に行って怪我をしなかったのは山の神のおかげだということになり、山の神は女と言われるようになった。
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ヤマノカミ 1982年 新潟県 2月と12月にある山の神祭りでは、12日は山の神の木種蒔きの日としている。
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ジュウニサマ,ヒトツマナコ 1950年 群馬県 十二さまは1年に12人の子を産む女の神というが、この神はヒトツマナコという旧11月30日と2月末日に村へ訪れる異形の神とも同じだといわれる。この神が来る日は門口に#サマンジュウ#を供えるが、これはヒトツマナコの殃害を許してもらう為だという。
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ヤマノカミ 1988年 岩手県 12月12日は山の神さんの年取りで、ゴエンニチともいう。山の神は12人の子どもを持っているのでストギと豆腐をそれぞれ12切れ供える。ストギをつくるのはたいてい女だが、食うと子どもを12人生むことになるため、女が食べてはいけない。
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ヤマノカミ,(ゾクシン) 1938年 福島県 山の神を十二様とも、十二山神とも呼び、夫婦であると信じられている。部落の付近に山神神社があり、神体が2つあって、これも夫婦であるという。
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ヤマノカミ 2001年 青森県 妊娠中に山の神への供物を食べると、山の神には十二人の子供がいるので、多産になる。
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ヤマノカミサマ,(ゾクシン) 青森県 野内村では山の神様は12人いるとして、12個の粢をあげる。子供が12人ほども産まれるから女はこの粢餅を食べてはいけない。
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ヤマノカミ 1957年 岐阜県 2月9日は山の講で、山の神が種を播く日である。また10月9日は山の神が木を数えて回る。この両日は4ツ前(10時)まで木を切られない。この日にはまた、村中の男が山の神の祠に参り、お神酒とゴヘイモチを供える。
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ヤマノカミサマ 1938年 秋田県 夏は田の神だった神が、冬には山の神みなると信じられている。山の神は女の形をしていて、オコジ(虎魚)が好物である。お産の神でもあり、難産のときには山に迎えに行く。山の神は産火を嫌うので、お産があった家族は1週間山には入らない。
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ヤマンバ 1995年 島根県 2月9日には山ン婆が飯を炊くというので、この日に山に行ったり木を切ったりしてはいけない。山ン婆のことを、山の神さま、あるいは、天狗さまの女房とも呼ぶ。
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タノカミサマ,コウサクノカミサマ 1982年 新潟県 田の神様は春3月16日に田へ下り、秋11月16日に山へ上るといって、この両日は山へも畑へも出ず、休んでボタモチ(おはぎ)を16作って神棚に供える。赤飯を炊いて供える家もあった。ここでは、田の神は耕作の神様となっており、それが常駐するのは山で、春に田へ下りて秋に山へ帰るが山の神になるとはいわない。
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ヤマノカミ 1940年 岐阜県 山の神に関する俗信。2月初寅、11月7日が山の講だが、講をしないと山落ちがあるという。山の神は女神で、女性が講の下りものを食べると気が荒くなるという。マドギ・ホウキギ・カモエダは山の神が好きな木なので、切ってはいけないという。山の神は醜女なので、女性が詣ることを忌むという、など。
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ヤマノカミ 1964年 岩手県 1年に12の子を産む女神を山の神としている。
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ヤマノカミ,ジュウニサマ 1950年 群馬県 12日は山の神が生まれた日とも山の木を数える日ともいう。この日は切った木をいじるのはいいが、返してはならない。
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ヤマノカミオロシ 1982年 新潟県 背後の山の中腹に十二山神社があり、旧暦2月12日と12月12日には祭りが行われ、このとき男たちがトウマエの家に集まり、一同精進潔斎し、当日夕食後に水垢離をとり、部屋を暗くし、祭壇の前に10歳前後の男の子を座らせ、目隠しをし、幣束を持たせて一同がこれを取り巻いて囃し言葉を唱え、両手で床板・畳などを激しくたたいた。子どもの体が震えてきて神が乗り移ったことが分かり、山稼ぎのこと、田の作柄、訴訟の勝ち負け、一身上のことなどを聞く山の神おろしをした。
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ヤマノカミサマ 1982年 新潟県 3月12日に山の神祭りのジュウニッコウ(十二講)が行われたが、この日は村休みになった。この日山へ行くと山の神様がバチをあてられて、けがをする。十二講をしないうちは山へ入ってはいけなかった。十二講前に山に行くには、太夫様のところへいってお祓いしてもらってからにせよともいう。十二講の祭りをしないうちは、薪伐りのハルヤマ(春山)にいてはならないといった。
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ヤマノカミサマ,タノカミサマ 1982年 新潟県 3月16日を「田の神様」と称し、山の神様が山から下って田の神様になられる日だといい、この日は山へ入ることを禁じているが、前の晩に大きな団子を16作り、桝に入れて家の恵比須棚に供える。また、11月16日は「山の神様」の日で、田の神様が山へ帰って山の神様になる日だといい、この日も山へはいってはならない。春と同じく16の団子を前の晩に作って供える。
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