| ヤマノカミノゾクシン 1976年 新潟県
 山の神の日に関わる俗信。合川では、二月九日は山の神がおりて種をまくので、山に入って木を切ってはいけない。また、三月十三日は、山の神が苗をしらべるので、山に入って木を切ってはいけない。
 
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                    | ヤマノカミ,ジュウニサマ 1950年 群馬県
 12日は山の神が生まれた日とも山の木を数える日ともいう。この日は切った木をいじるのはいいが、返してはならない。
 
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                    | ヤマノカミサマ 1982年 山形県
 3月12日は木を切ってはいけないという。それは、昔貧乏人の夫が山へ入ってはいけないというのを聞かずに出かけ、その後を追っていった女房が木の上にいた美人な山の神様に邪険な気持ちを出したために、その木が倒れて夫が死んだからである。
 
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                    | ヤマノカミノゾクシン 1976年 新潟県
 山の神の日に関わる俗信。鍵取では、三本枝の木は、山の神がそこへとまるので切ってはいけない。
 
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                    | ヤマノカミノゾクシン 1976年 新潟県
 山の神の日に関わる俗信。広瀬では、三月九日は、山の神が種をまく日だから仕事を休み、山に入ってはいけない。
 
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                    | ヤマノカミ 1982年 新潟県
 2月と12月にある山の神祭りでは、12日は山の神の木種蒔きの日としている。
 
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                    | ヤマノカミ 1960年 宮城県
 2月と12月の12日は山の神の日。この日は山を休む。昔、12日に山で木を切っていた男があった。用事ができて妻が山へ呼びに行くと、夫は女に腰を抱えられて木を切っていた。妻は怒って帰り、夫が帰ると喧嘩になったが、12日に山に行って怪我をしなかったのは山の神のおかげだということになり、山の神は女と言われるようになった。
 
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                    | ヤマノカミノゾクシン 1976年 新潟県
 山の神の日に関わる俗信。太田では、一月十二日は、山の神様が山の中を遊ぶ日なので、山に入ってはならない。旧二月九日は、山の神様の種まきであるから、伐採の仕事は休んだ。ただし、ダシマイ(搬出)の仕事は行った。四月十二日は、山の神様の種まきで、木の種をまく。この日、神棚に酒などを供えタンポ焼きをした。また、山の神は女の神で祀るのは男だけで、供物は御神酒と御飯である。
 
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                    | ヤマノカミ 1982年 山形県
 旧暦の10月17日は山の神祭りで、この日は山行きは止められ、山の神が木を数える日だから木は切ってはならない。
 
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                    | ヤマノカミ 1982年 山形県
 山の神祭りの日は旧暦3月12日と12月12日の年越しの日で、山の神は春には天から下りてきて田畑を守り、秋には山に帰っていくという。
 
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                    | (ヤマニカンスルキンキ) 1956年 宮城県
 12日、山ノ神の日に山に行くと怪我をする。彼岸に山に行くと盲目になる。彼岸の中日に伐採・魚取りをすると体が不自由になる。山ノ神の日は生木を切らない。日没後に竹を切ると死人が出る、などの禁忌がある。
 
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                    | ヤマノカミ 1940年 和歌山県
 山の神に関する俗信。山の神を生木で祀ると、必ず次にその生木を切る人が怪我をするから、柵を設ける木には生木を使わないという。山で木をそいで打ち込むと、山の神の着物の裾を打ち込むのでよくないという。山で山道具を見失ったときは、山の神と相撲をとるとすぐに見つかるという。11月7日は山の神の木数えの日なので、山に行くと数え込まれて怪我をするという。山祭りがある月の不浄日に山に行くと、怪我をするという、など。
 
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                    | ヤマノカミ、(ゾクシン) 1978年 山梨県
 山仕事に関する俗信。1月17日は山の神が全部の神を呼んで弓を射る神様の祝いの日である。そのため山に行くのはよいが、木を切ったり、鉄砲を撃ってはいけない。
 
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                    | ヤマノカミ 1982年 新潟県
 2月と12月にある山の神祭りでは、9日は山の神の種蒔きの日、12日は山の神の正月で、山の神が木調べをする日であるという。
 
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                    | ヤマノカミ 1963年 群馬県
 月の17日は山の神の日だから木を伐ってはならないともいう。
 
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                    | ヤマノカミ 1988年 埼玉県
 毎月十七日は山の神様の日なので山仕事は休む。この日に木を切ると祟りがある。
 
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                    | ヤマノカミノゾクシン 1976年 新潟県
 山の神の日に関わる俗信。
 
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                    | ヤマノカミ,テング,(ゾクシン) 1972年 千葉県
 山の神の日に関わる俗信。
 
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                    | ヤマノカミ,ジュウニサマ 1982年 新潟県
 山の神に供えたカラコを子供に食べさせると丈夫になるという。また、けがれるといって山神の苞は女につくらせない。そして、2月12日には十二様が山から下り、秋の稲刈りの後には山に帰るので、冬の間は十二社の神は留守になるという。
 
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                    | ヤマノカミ,タノカミ 1982年 山形県
 10月13日は山の神が田の神になる日なので、ボタ餅を12個作って神棚に上げる。3月12日は田の神が山の神になる日で、田のしろかきや、作物の種をまいてはいけない日という。
 
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