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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

シオノミ
1973年 富山県
夏から秋に多く、海辺で光っている。まらなどにも着いた。守山の山の方で光るものはミオノシという。これは南西風の前兆である。

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ユキバンバ
1934年 山梨県
晩秋、曇った夕方に、小さい羽虫「しろつこ」が飛ぶ様になると、やがて雪婆が、すぐ近くの山まで来る兆しである。
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ヒカリモノ,チズ
1964年 福島県
4月過ぎの夜に、光りものがゴーッと尾を引いて飛んでくいのがよく見かけられる。チズの雄の尾が光る、ともいう。
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ヒカルトリ,ゴイサギ
1981年 茨城県
ゴイサギでも年老いたものが光る。胸に黄色の粉がふき、これが光っている。9月から11月頃の曇った日に飛ぶ。
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ヒカリモノ,オウビ,アオカササギ,(アオサギ)
1976年 京都府
京の宇多野では、夏になると闇夜に光物がいくつも飛ぶ。また比叡山の麓を大徳寺の方丈より見れば逢火と言う。色々と無理に関係づけることがあるけれど、ともに青鵲である。この羽毛は夜は光るものである。この鳥の飛び通う光である。
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ゴイサギ
1981年 茨城県
光る鳥を見たのは昭和三年のころのことで、五、六月の夜八時ごろぼんやりした青白い光がぽっぽっぽっと、ちょうど息つくように飛んでいった。ゴイサギが光るのだとよくいわれていた。
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トビモノ,ヒカリモノ,テンピ,ヒトダマ,ワタリビシャク
1956年
夜空を飛ぶ流星や、もっと近いところを飛ぶ火のこと。地方によってはコンニャク玉が光ってとぶといわれ、また山鳥が夜飛ぶと光るといわれた。丹波の山村では、光り物にはこのテンピ、次にヒトダマ、次に蒼白い杓子形のものがふわふわ飛ぶワタリビシャクがあるという。
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キミテズリ,アヲリ
1974年 沖縄県
琉球国にキミテズリという神が出現し、その前に国上の深山にアヲリという物が出た。五色鮮やかで荘厳なものであり、三の岳に3本出たという。これは非常に大きく、一山を覆い尽くすほどだった。10月に必ず出たという。
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キツネビ
1973年 岩手県
狐火は秋から冬にかけて、山のほうに見える。行列を作るが、提灯の明かりとは少し違う。
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リュウトウ,インカ
1974年 福島県
岩城平の西に阿伽井嶽があり、毎夜燈のような物が来る。俗に竜燈と呼ばれる。星が出た時に四倉の海上から火光が浮き出て、この山麓に次々にやってくる。あるいは杉の梢に掛かって、あるいは森に入って見えなくなる。まさしく陰火だ。
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〔リュウトウ〕
1977年 福島県
奥州岩城閼伽井嶽で黄昏時に、海面から提灯ほどの灯りが出現した。火の色は赤いがぼんやりとしていた。出るときは必ず2つずつ並んで出るが、進むうちに、片方は消えたりもする。7つ8つ出現した。これを竜燈という。数はまちまちだが、出ない夜はないという。
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タクラウビ
1981年 広島県
曙のころ、波が赤くなり、火のようなものが見える。土民はそれをたくらふびという。雨の夜に出てきて波の上に燃える火もたくらうびというが、前のと別である。
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ミノムシ,ミノボシ
1938年
ミノムシあるいはミノボシともいう。小雨の降る晩などに歩いていると、火が現れて蓑の端にくっつく。払えば払うほど全身を包むが、熱くはない。多人数で歩いていても、そのうちの1人にだけ起こり、他の者の目には見えないという。
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カガヤクモノ
1939年 島根県
日本海が荒れて漁船が方角を見失った時、原山の頂に輝くものを見た。その光を目当てにして、船は帰りついたという。そのため、原山には、命が助かった漁師がよくお礼参りに訪れたという。
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(ゾクシン)
1968年 愛媛県
夕方に西底の空が曇ると雨が近いという。雲のが多い日に、中島本島の山頂に雲がかかると雨だという。島が近くに見えるときは雨だという。朝虹は一日の洪水だという。朝虹は大雨の前触れだという。秋の夕焼けは晴天だという。夏の夕焼けは雨だという。風柱が立つと大風だという。イヨタロというが、入道雲が松山方面に出ると雨が降らないという、など。天候に関する俗信。
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ムジナ,チョウチン
1974年 茨城県
むじなの提灯は、赤くて春先によく見られた。お諏訪様の上には、毎晩出ることもあった。日暮れから8時から9時までが多かった。
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ミノムシ
1980年 滋賀県
3月、午前3時頃に船に乗って沖に出ていた時、何かが1つ光った。手で払ったら、光は金粉をまいたように散らばった。これはミノムシといって、水死した人の亡霊が浮いたものだという。
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ミノモシ
1973年 富山県
歩いていると体にミノモシがつく。手で払うとより一層増えた。漁師はこれが出ると荒天の前兆だと言い、腰に曲尺をさして歩くと逃れられると言った。
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リュウトウ
1981年 広島県
正月元日から3日、または5日、風浪が静かな暁、大鳥居の前、海上などに竜灯が浮かび出る。年によって灯の数は一定ではない。
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カガミイシ
1929年 茨城県
秋になるとピカピカ光る石がある。徳蔵姫の鏡石だという。この石をこわすとけちがつくという。
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タヌキノヒ
1975年 高知県
夜、暗い山に青い火がポッと光るのをタヌキの火という。おしっこをして振りまくとなくなる。タヌキのよだれが光るとも、眼が光るともいう。
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