国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ユウガオ
1989年 長野県
大河内の目の神様が坂部からの帰り道に向方の家に寄って、水を一杯くれないかと言った。しかしその家では水を飲ませてくれなかったので、以来、向方では夕顔を作ると赤い花が咲くという。

類似事例(機械学習検索)

ヤマノカミサマ
1974年 栃木県
ある家で、主人が氏神の山の神様にお参りに行ったら、近くの岩の上から赤い顔をした髯面の山の神様に睨まれた。以来祠には近づかないという。
類似事例

センジュデラカンノン
1956年 宮城県
陸奥の小田の里に間(はさま)さいちようという無慈悲な富者があった。召使いの美女が亡き父母の弔いに千手寺へ詣でたため叱られ、一夜のうちに手桶で百代の田に水を入れよと申し渡される。女は泣く泣く水を汲む。夜になると千手観音の二十八部衆の中の童女が里の女に化身して手伝い、夜明け前に水が満ちる。さいちようが驚いて仔細を聞くと御仏の力と答えるので、千手寺の朽ち木の桜に花を咲かせよと命ずる。千手観音が現れて見事に花を咲かせ、孝女を救う。
類似事例

(ゾクシン)
1977年 和歌山県
春日さんを遙拝するところがあった。大きなトウノキがある場所で、「トウノキの枝が栄えるまでは、かっぱが出てこないように」と川の両側に植えたという。目の悪い人が現在でもお参りする。水差しの水を榊でつけると良くなったという。
類似事例

リュウジン
1982年 京都府
大旱魃の時、長者屋敷の竜神井戸にもし水を授けてくれたら娘を嫁に差し上げますと祈ったところ、田畑に水が満ち、娘は竜神に嫁に行った。娘は夜井戸に来て頼めば欲しいものは何でも出してあげようといい、ある年皿を借りて一枚割れたまま返すと井戸からすすり泣きが聞こえ以後願いは聞き入れられなくなった。
類似事例

ダイジャ
1986年 埼玉県
昔、じいさんと娘がいた。その娘は不思議な力を持っていた。ある年日照りが続いたので村人が娘に雨を降らせて欲しいと頼みに行くと娘は「七日七晩は決してお堂に入らないように。」と言ってお堂に入った。一人の若者がお堂を覗いてしまった。するとそこには頭が二つの大蛇がおり、若者の顔を見ると天に駆け昇ってしまった。すると空から大雨が降りだし、三日三晩降り続いた。村人は娘を竜神様として沼のほとりに両頭庵というお堂を建ててお祀りした。
類似事例

ビジョ
1969年 新潟県
青柳池の蛇神は美女に化けて市中に出かけたり、寺の説教聴聞に出かけたりしていた。時に安塚の城主が見初めて縁をむすび、池に入水したまま帰らなかった。城主が片目だったので、それより池魚の目は片方に曇りを生ずるに至った。
類似事例

ヤマノカミ,オイタアマ,ロウバ,イケノヌシ
1983年 岡山県
尼ヶ山の山頂には池があり、その池の主でもある山の神は、老いた尼の姿をしているという。ある年、日照りが続いて稲がみな枯れそうになり村中で心配していたところ、一人の老婆が現れて、自分を祀れば雨を降らしてやろうと言った。村人がその老婆の姿が見えなくなった池に祈ったところ、大雨が降った。今でも、日照りが続くとこの池に雨乞いをするのだという。
類似事例

オンナ
1921年 岩手県
美しい娘が桑の葉を摘みに裏山へ行ったまま、行方不明になった。旅の行者は、娘は水性の主に嫁ぐ運命で、閉伊川の岸にある腹帯の淵の主の許へ行き、女王になり、1年に1回は会いに来るだろうと言っていた。この家は、大天馬という氏神を祀る祠がある。九月の祭日の前夜には必ずこの娘が戻ってくるという。
類似事例

ウリコヒメ
1930年 山形県
あるとき、孫三郎という百姓が川で拾った瓜から赤子が生まれたので大切に育てた。たちまち成長して美しくなったが、孫三郎が姫を眺めてばかりで働かなくなってしまった。そこで、姫は自分の姿を絵にかいて持っていかせた。ところが、その絵が風に吹かれて殿様のところへ届いた。孫三郎は殿様と入れ替わってしまったが、後に姫と黒川村に戻り、明神の社家となったという。
類似事例

(ゾクシン)
1976年 大分県
水神に関する俗信。色利浦の日高家の井戸の近くに、水神の小さな社がある。病気をして原因が分からないと、水神に酒を供える。するとすぐに利き目が現れて治るという。
類似事例

リュウジン,ハチロウ
1931年 秋田県
男鹿半島の一ノ目潟の主は女の龍神である。八郎潟の主の八郎はこの龍神に思いを寄せており会いに行こうとしたが、龍神は八郎が嫌いだったので神主に命じて弓で射て追い返すように命じた。この矢が八郎の右目にあたった。神主がその褒美に貰った田地は高い丘にあったが、不思議なことに海の水が上がってきで米がよく取れたという。
類似事例

スガワラノミチザネ,アマゴイ
1934年 香川県
菅原道真が讃岐の守であったとき、大旱魃で、自ら雨乞いをした。城山の天神の御託宣に従って、墨を含ませた筆を天に投げると、たちまち雨が降った。5月雨で傘が黒くかびるのは、その墨汁のせいともいう。
類似事例

アマゴイノメン
1939年 島根県
小笠原氏が将軍家から貰ったという能面があり、雨乞いのときにその面を出すと、必ず雨が降るという。
類似事例

ゴマ,リュウジン
1987年 長野県
昔,小沼の真楽寺の池の竜神が諏訪湖へ行く途中,小田井でささぎに引っかかって転び,横根のごまの実で目を突いて痛めた。そのため小田井ではささぎを,横根ではごまを作らない。作れば祟りがあるという。
類似事例

ヤマノカミ
1955年 静岡県
山中の大欅(槻)を切ろうとしたら傍の藤の木が唸り、寒中だというのに花が咲いた。持ち主が短冊に和歌を書いてあげたら花が散って仕事ができた。山の神が怒ったためだという。
類似事例

テング
1958年 香川県
下副家の雨乞い祭りの時、大川山までの間に白布を敷いたような白雲がかかる。するとこの雲にのって天狗がやってくるという。そして松の木に天狗が座ると必ず雨が降る。赤い顔をした天狗であったという。天狗が現れた後は蝶が舞っていたとも伝えられる。
類似事例

オオトシカミ,オオクニヌシ
1983年
大歳神は男性器の形を作って水を防ぐという。そこに大国主が田を作り、牛の肉を人々に食べさせた。この時大歳神の子がその田に来て、饗応を受けたところ牛肉が出たために唾を吐いて帰ってきた。それを聞いた大歳神は怒り、イナゴを放って苗の葉を枯死させた。大国主はその怒りを解くために様々な行為をした結果、苗の葉はまた茂って元に戻ったという。
類似事例

(アマゴイノワカ)
1974年 香川県
正徳2年の夏に、讃岐国の観音寺にある坂本天神の社で雨請の俳諧興行がなされた。その時「神風の雨こそ匂へ夏の草」という発句の後、匂いの花を吟ずると、雨が降り出したという。
類似事例

サラノリュウ
1968年 岡山県
赤木本家に藍色の龍の絵があるさらが2枚あったが、この皿に水を入れてご祈祷をし、皿の竜が動くと雨が降るといった。
類似事例

ヘンロスガタノオトコ
1979年 宮崎県
推古天皇の御世、女が川で大根を洗っていると遍路の男がそれを一本所望した。女が遍路に大根を投げつけると遍路の目に当たった。するととたんに川は干上がった。以来、10月半ばから3月半ばにかけこの付近だけ水が干上がるようになった。村人はこの遍路の男は芳野神社の三社大明神の化身であり、水が干上がったのは明神様のお怒りだと語り伝え、干上がる場所を大根川と呼んでいる。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内