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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

センジュデラカンノン
1956年 宮城県
陸奥の小田の里に間(はさま)さいちようという無慈悲な富者があった。召使いの美女が亡き父母の弔いに千手寺へ詣でたため叱られ、一夜のうちに手桶で百代の田に水を入れよと申し渡される。女は泣く泣く水を汲む。夜になると千手観音の二十八部衆の中の童女が里の女に化身して手伝い、夜明け前に水が満ちる。さいちようが驚いて仔細を聞くと御仏の力と答えるので、千手寺の朽ち木の桜に花を咲かせよと命ずる。千手観音が現れて見事に花を咲かせ、孝女を救う。

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イチジヤマ,ユタ
1996年 沖縄県
いちじやまは人を呪う能力を血統的に持っている人である。いちじやまが心に思うだけで、相手は病気になったり不幸にあったりする。いちじやまに罹ると、ユタによって祈願してもらう。
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イチジヤマ
1934年 沖縄県
いちじやまとは人を呪う能力を持っている人のことである。たいてい女で、血筋によって伝わるが、非常に深く人を恨んだりするといちじやまと同じようになる。いちじやまが心の中で憎いと思うだけで、相手は病気になったり怪我をしたりする。
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アクコ,イヌ,ハナサカジジ
1974年 宮城県
あくコ(灰)を撒いて花を咲かせた。
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サクラノエダ
1967年 福島県
昔京都のある寺のお坊さんが両竹まで来た際に、朝日山にさしかかったところで飢えと疲れのため桜の杖を地に立てたまま力尽きた。後になってこの杖が芽吹き、大木になり花を咲かせるようになった。花の芯が黒いので、土地では墨染め桜と呼ぶ。
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オハナカンノン
1967年 岡山県
新見の洞谷山雲居寺には、お花観音という等身大の千手観音がある。この観音は男女の悲しい願い事やしもの病気に霊験あるという。江戸時代、新見藩主関長治侯の時代、家老職の大橋某の屋敷にお花という女中が奉公していたが、家老の目にとまり寵愛を受けた。これを知り嫉妬に狂った奥方はお花を殺害し、古井戸に投げ込んだと言う。以来、障子お花の霊に悩まされ、奥方は病む身となった。その後大橋家では菩提寺である雲居寺に千手観音を建立しお花を供養したという。またお花殺害に使った刀を手にしたものは必ずその奥さんが病気になったという。
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イド,コウボウサマ
1929年 岩手県
上飯岡にあるヨーカハゞという部落に、弘法様が来て水が欲しいと言った。しかし女が断ったので、以来水が出なくなった。井戸の水は飲めないような水なので、澤の水を飲んでいる。
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コウボウダイシサマ
1984年 山梨県
弘法大師様が水を求めたので、井戸のない家のおばあさんは遠いところまで行って水を汲んできた。そのお礼に、一生水に不自由しないようにと弘法大師が杖をついたら、そこから水が湧いてきた。一方、水はないといった家は水が出なくなった。だから人には親切にしなければならない。
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カーボーザー,ユーレイミタイナモン
1992年 沖縄県
カーボーザーは皿のようなものに水を入れて、その水を頭に載せて歩く。その水をこぼすと力が無くなる。川などにいる幽霊のようなもので、人間と戦う。
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(アメガフルバショ)
1973年 香川県
70年くらい前、土佐から雨乞いの日に間に合うように水をもらってきた。水をリュウゴンサンにあげ、その後、水を野田池に流したが、そのときに水を運ぶ途中で水をこぼしたところだけ雨が降るようになってしまったという。
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カイイ
1974年
日記に金花銀花が生えたという怪異を多く見たので、金花銀花について人に尋ねたところ、それはくさびらの花のことである聞かされた。しかし観応二年六月天井にはえたものを陰陽師に鑑定させたところ、銀花ではなく蟷螂だと答えたこともあった。
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ヒノタマ
1931年 長野県
毎夜10時過ぎに現れる不思議な火の玉があった。この火の玉は薄命の乙女の火玉であるといわれる。火の玉が出るようになってから山口山のツツジは赤い花を咲かせるようになったが、乙女の紅い血で染まったのだと言われている。
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センゴクイド
1986年 大分県
人々が水に不自由し,遠い谷から水を汲んでいた。ある日旅の僧が水汲みの老婆に水を所望したので,老婆が快く与えるとその後そこにきれいな清水が湧き出た。
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(サワノミズ)
1990年 長野県
三河の老人が病気になったとき、「昔飲んだことのあるしげ沢の水が飲みたい」と息子に言った。息子ははるばるやって来て水を汲み帰ったが、最初の水は違った。もう一度詳しい場所を教えてもらって水を汲み帰ってその水を父親に飲ませたところ、病気はたちまち治った。
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コウボウダイシ
1983年 東京都
弘法大師が乞食坊主になって托鉢しようと思ったが水1杯もくれない所があり、そういう所では水が出ないようにした。逆に水をなみなみとくれた所にはどんどん水が出るようにしたということである。
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ミヤマオオカミ,メガミ,オンナ
1928年 三重県
ある夜、突然女が現れ、飯と酒を要求した。そこへもう一人女が現れ、にらみ合うが、やがて後から来た女は帰り、老人を連れてきた。魔性の女から救うために女神と彌山大神が現れたのだという。
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ソーレンバナ
1939年 鳥取県
曼珠沙花をソーレン花と呼ぶが、長病の者が寂滅するのはこの花が咲く頃だといわれている。
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コウボウスイ
1967年 福島県
かつて弘法大師がこの辺りを通られたとき、水が欲しくなり持っていた杖の先で地を突いたら、そこから水が湧き出た。大和田という家の前にあるのがその泉であるという。また、洗濯していた老婆に弘法大師が水を求めたが、くれなかったので、今の弘法水と呼ばれているところに水を出したという。
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イヌ,テンセイ
2001年
殺された犬が埋められた場所から木が生え、それが臼にされる。臼が燃やされると灰になり、その灰が花を咲かせる。異常誕生した犬の精霊は不思議な転生をくり返し、数々の奇端をあらわすことができる。
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ボウレイガタナ
1955年 岡山県
洞谷山雲居寺にお花観音があるが、その由来として次のような怪談がある。江戸時代家老大橋某が居たが、女中のお花を寵愛したが、奥方の嫉妬により殺され、その死体を井戸に投げ込んだといわれる。それ以来奥方はお花の亡霊に悩まされた。お花を殺したときに使った刀を手に入れるとその家の奥さんは必ず病気になったという。
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オニガミ
1965年 三重県
鬼神が坂上田村麿を襲うが千手観音に討たれる。
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(ゾクシン)
1975年 愛媛県
木地では、盆花はシキビである。仏さんに色花を立てると、家が栄えないといわれている。
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