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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(ハネトバサレル)
1983年 岡山県
ある人が笠岡市北木島の長谷を通ると、はねとばされて海に落ちた。幸い、岩と岩の間に体が挟まれて無事であった。

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タヌキ
1978年 和歌山県
山仕事に出かけて行方不明になった人を探しにいくと、狸らしい足跡が、その人の足跡と同時に転々と続いており、それが崖の淵まで続いていた。狸に落とされたのだろうといわれた。
類似事例

ヤブサヤマ
1965年 鹿児島県
この山の竹などを取ると海がしける。また良くない人が山に入ると倒れると言われている。
類似事例

オオヒレトウゲ
1987年 長野県
昔,北相木の三滝に住んでいた竜が,諏訪湖へ行こうと思ってこの峠で休んだとき,自分のひれを外したまま落としていった。
類似事例

キツネ
1938年 長野県
山道で狐に化かされ、石だと思って腰掛けたらそのまま谷底へおちた人がいる。
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ムジナ
1982年 宮城県
1941年のこと。話者が、顔見知りが山に登っていくのを見た。その人はそのまま行方不明になり、夜の9時ごろ、センダイ浜の崖から傷だらけになって帰ってきた。傷からは血が出ておらず、そのひとは一週間ほど意識不明だった。ムジナに血を吸われていたらしい。
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キツネイワ
1991年 奈良県
山へ行ったまま帰ってこない人がいた。探しに行ったところ、岩で押さえられて死んでいた。転げ落ちた岩に押さえられて死んでいたという。動くはずのない岩だったので、その岩を狐岩と言った
類似事例

トカビ,(オバケ)
1941年 朝鮮
大同郡古平面豆老島に小丘があり、昔はトカビが多かった。ある夜、青年がその丘に行くと、光り物が青く出ていた。帰ろうと進むが進めず、一晩中引っ張り合いをして、夜明けに気絶しているのを発見された。しかしそれは外套の端が棒に絡みつき土の中に縫い付けられて居たのであったという。
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シチニンミチユキ
1940年 香川県
ある老女が行水をしていたところ、生暖かい風と共に近付く足音が聞えるが、姿は見えない。ますます足音が近くなったところで、老女は何かの力で田の中に投げ出され、大怪我をした。七人道行という神の通路に当たっていたので、このようになったと人々は噂した。
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クビキレウマ
1922年 徳島県
ある人が板野郡大山村で首切れ馬に出会い、追いかけられて食いつかれたが、綿入れの厚い衣類を着ていたので上の分だけが喰い破られて、体は無事であった。
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ガマノドク
1974年 広島県
備後福山の人が、夜中に誤って蝦蟇を踏み殺したところ、足首に熱湯のように熱い息を蝦蟇がかけた。以来その部分が腫れ痛むようになったが治療により治った。しかし翌年の同じ時期に死んでしまった。蝦蟇の毒のためだろう。
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ヤマノカミ
1989年 鹿児島県
山の神は女性なので、男の人は山に入るときにある程度身なりをよくして行くが、夫が山へ入るときにいつも身なりをよくしていくので、妻が山に誰かいい人がいるのではないかと思って様子を見に行ったところ、夫は谷淵できれいな女の人に支えられて仕事をしていた。妻が声をかけると、女の人はぱーっと消えて、夫は谷に落ちて死んでしまったという。
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トリアゲイシ
1975年 秋田県
出羽国秋田の男鹿島の海岸に大石の上に一つの石が重なっていて、風雨の激しい時にはこの上の石が波で打ち落とされる。しかし暫くすると元の場所に戻る。
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ヤマガミ
1936年 岐阜県
ある行者が荒神の森に参籠修行したところ、満願の日に襟首を掴まれて投げ飛ばされた。この森は昔から女人禁制で、男でも不浄の者が参詣すると麓の橋に怪異が現れて登れなくなったという。
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ヤマノカミ
1928年 鹿児島県
徳之島の男が、大島の山中に雲隠れした。村人が法螺貝を吹きながらさがしたが見つからない。7日目にぼんやりして山から出てきたという。
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リュウ,ヘビ
1971年 福島県
男性が山へ行ったら竜に馬鹿にされ、家へ帰ってきたらきれいな嫁様になっていた。そしておむすびをいつつもむつつも食べてしまう。夜になって山へ帰っていくのであとを追っかけてみたら、大きな蛇だった。それで追われて菖蒲の中に隠れて命が助かった。こういうことがあるから気をつけろという。
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クモ
1936年 岐阜県
釣り人の頭に大きな蜘蛛が糸を付けて引こうとした。釣り人は糸をとって傍らの木に付けた。すると木は淵の中に引き込まれた。
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ボウレイ,アヤカシ
1992年 広島県
大元の上にある山に2人で椎茸をとりに行くと、紺絣を着て豆絞りの手拭いで頬かぶりをした人が前を歩いているのを見かけた。登りきった所には大きな岩があり、その先に道がないにもかかわらず岩の向こう側へと消えていった。こういう場合に苛々すると道に迷い山から出られなくなるため、一服して「ちいらんご」と言い、山を下るとよいという。
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シノゼンチョウ,シカタ
1930年 鹿児島県
明治40年ごろ、誰の口からか「人が溺れて死んだ」という噂が流れた。皆が大変だと戸外に飛び出したが、誰も死んでいないことがわかった。それから2、3時間後、徳兄という人の妻が足を踏み外して大きな水溜りに落ち、妊娠中で這い上がることができなかったため、そのまま死んでしまった。村の人々は先刻のことは死型だったのかと言ったという。
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キツネ
1943年 福島県
浜で鰹を買った帰り道、遅くなったので松魚原の狐塚を避け、別な山道を通ることにした。ところが急に鼻が伸びて向かいの山にぶつかってしまい、「はね場」を通れない。上を向いて帰宅したが鰹は無くなっていた。狐にしてやられたのだろう。
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オオアワビ
1964年 千葉県
海岸に住む大鰒に触れると海が荒れる。海が荒れている時に、美しい海女が男と会っていた。海が荒れていると男と会えると思った女は、鰒に石を投げ続けた。男の乗った船が心配であった女の船も沈没し、救助しようとした男も溺死した。
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