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検索対象事例

スソノナガイマルイヒカリ
2002年 山口県
漁民が夜明けに裾の長い丸い光を見ることがあるが、その時には船には乗らない。

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オオサカマル
1987年 山口県
夜、沖に昔沈んだ大阪丸という商船が出る。ボーっと光る。漁師が海で方向がわからなくなったとき、この灯りで無事島まで帰ることができた。
類似事例

ボウコン,ヒカリ
1989年 静岡県
夜、漁に出るとぼやけた光が海上に揺れて出ることがある。以前海で死んだ亡魂が漁師を脅しに出るもので、これを怖れて船をそらすと海上の道を見失う。亡魂が出る道が正しい道である。
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カガヤクモノ
1939年 島根県
日本海が荒れて漁船が方角を見失った時、原山の頂に輝くものを見た。その光を目当てにして、船は帰りついたという。そのため、原山には、命が助かった漁師がよくお礼参りに訪れたという。
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アヤカシ
2002年 山口県
帆船で航海する時は、夜中沖間で灯火を見ることが多く、時にはこちらに走ってくることがある。これをアヤカシという。この時、船を避けずに突進すると消滅する。避けようとすると暗礁に乗り上げ難に遇う。また海上に多くの火があって多数のものが一団となり東西に走ることがあり、これは現今の漁業者も見たことがある者が多い。
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フネユウレイ,ジンセイ,ヒカリ
1984年 韓国
漁猟作業中天候が不順になり、雨風に追われて帰港中に、真暗な海上から火を明るくともした船が矢のように接近して来た。自分たちの乗る船に向かって突進してきたが、急に見えなくなり、再び現れた、など。このような実体がなく火の光だけ見える船を韓国の漁民はホッぺ(船幽霊)、あるいはトケビの火という。
類似事例

アカボウズ
1991年 愛媛県
あるお爺さんが漁に出て沖から帰ると、磯に明かりが灯っている。近づくと180cm以上の大坊主が手に灯りを持っていた。赤坊主は沖へ向かって歩いていったので、お爺さんは急いで船を引き上げた。赤坊主は特に悪さはしなかったが、今でもその場所は夜、恐ろしいという。
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ウキモノ
1956年
五月のうららかな花曇のような日、海上数里の沖に大きな魚のような小岡のようなものが時折現れて浮動するという。船で近寄ってみても何も見えない。
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ヒノタマ,アントクサマノヒダマ
1928年 長崎県
山から夜な夜な火の玉が飛ぶ。ところが、火の玉は陸地にいる人には見えず、海上に出ている漁夫にのみ見える。里人はこれを安徳さまの火玉と言って尊崇している。
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スイシシャノボウレイ
1932年 三重県
旧暦3日4日、亀崎沖を通ると、海の底から「おォーイ」という声が3度した後、船のそばに大盥のような青白い光がついては消える。乗組の者は目がくらんで一晩中悩まされるという。
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タコ
1982年 宮城県
小浜海岸で夜釣りをしていた人が、光る皿のようなものが二つ飛んでくるのを見た。それは蛸で、光るものは蛸の眼だった。
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ヒキミョージャ
1940年 三重県
深夜、漁船が海上に引ミョージャに出会う。漁夫が踏板を鳴らして、光が散れば魚群であるが、そのままであれば引ミョージャである。引ミョージャは船につきまとい、海に引き入れようとする。
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フネ,コエ,レイコン
1970年 神奈川県
南風で波が高く、大雨が降っているとき、夜に声や和船の音が聞えてくることがある。猟師にしか聞えないのかもしれないと言われる。帰れ帰れと霊魂が知らせているのだという。
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オマツリ,ヒ
1975年 愛媛県
御玉神社の近海で、年に一度くらい御祭りといって、美しい灯がともることがある。何の灯なのかは分からない。御祭りの場所より高い所からは見えず、船に乗っている人にだけ見える。
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アタマナシ
1936年 兵庫県
夜、漁に出ると、アタマナシという火が出る。日和の日は出ない。
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サメ,オベスサマ
1975年 新潟県
イカ釣りをしていると、海のそこに自動車のライトのように大きいものが二つ光って見えた。それが上ってきて舟をとらえ、明かりにしていたゲントウが落ちてこわれてしまう。サメのいたずらだという人もいる。
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シマアソビ,シマノアソビ
1975年
西国で、沖に投碇し停泊することがある。その様なとき夜更けに島がすぐそばに現れ、島の木々や家、行き交う人々が間近に見えることがある。船が島に近づいたのかと思うが、夜明けになると周囲は海原のみである。蜃気楼の類いだろう。
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ユウレイブネ
1968年 愛媛県
夜、航海をしていると、普通の船は右に青・左に赤のランプをつけているのに、まったく逆にランプをつけた船を見る。この船は暗闇でもはっきり見えるという。舵を切ると、幽霊船は灯を消すという。また、変死者が出た場所を船が通ると、暗闇でも船体がはっきり見えるという。
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コイノメダマ
1939年 埼玉県
かつて、ある老人が眼の病気になったとき、鯉の目玉を飲み込んだら、利き目がありすぎて、夜でも光が流れるように見えたという。これは本人から聞いた話だという。
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ヤマンバ,ヒカルイシ
1974年 高知県
石灰石の切り立つ所には、光る石があり、それを目にした船乗りがいる。おそらく石灰石が光っていたのだろう。
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アカハチ
1915年 石川県
夜中、海上に、赤い光があたかも灯火のように輝くことがある。これは赤蜂という怪物の仕業であるという。
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