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検索対象事例

イチジャマ
1972年 沖縄県
代々悪霊に取り憑かれた呪術者であるイチジャマ(生悪霊)の者は秘伝の儀礼により他者に損害(病気・財産損害・火事・不満等)を与える力を持つ。イチジャマと判明した者は社会的に追放された。女に多い。

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イチジャマ
1972年 沖縄県
代々悪霊に取り憑かれたイチジャマ(生悪霊)の家系は「種子を悪くする」という事で結婚に支障があった。家族の反対を切ってイチジャマの噂のあるN家の娘と結婚したM家の息子は間もなく死去した。
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イチジャマ
1972年 沖縄県
イチジャマ(生悪霊)はご機嫌をとらねばならず、何かを欲しがったら必ずやらねばならない。イチジャマに出くわしたら気付かれない様に人差し指で指してあるけば憑かれるのを防げる。
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イチジャマ
1972年 沖縄県
或るイチジャマ(生悪霊)の女が隣の部落に嫁に行ったがすぐに離婚して実家に戻った。イチジャマの家系では子供も早死にするケースが多かった。また、「シータニキリルン」(精種切れる)、子孫が絶えるといわれていた。
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イチジャマ
1996年 沖縄県
イチジャマは、他人に凶事を引き起こす力があるとされた。そのためにこの系統の者との婚姻は忌まれた。
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イチジャマ
1972年 沖縄県
Tの弟が夜中に腹痛を起こしたが、イチジャマ(生悪霊)に取り憑かれた故か否か、村のビジル(賓頭盧、霊石の意)を持ち上げて判断する事になった。幸いイチジャマの憎しみが解けたので、ビジルの許より帰宅する前に癒えた。
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イチジャマ
1972年 沖縄県
Tの妻の母がイチジャマ(生悪霊)の女から子豚を2円50銭で購入した。買った翌日に子豚は死んでしまったが母はイチジャマに黙って残金を長男に払いに行かせた。母はその日に腹痛、翌日には長男が発熱。アンキングヮ(脈を取る人)を呼んでウシヌキウガン(取り除ける儀式)をさせて治ったが、その時アンキングヮにイチジャマとハカイピキ(商行為)をするとはと叱られた。
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イチジャマ,イチジャマヤシキ
1972年 沖縄県
Tの妻が13歳の頃、咳をしながらイチジャマヤシキ(生悪霊屋敷)の側を通ったところ、そこのイチジャマの女に見つかり、取り憑かれた故か頭痛がした。アンキングヮ(脈を取る人)を呼んでウシヌキウガン(取り除ける儀式)をさせて、癒えた。
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カゼ
1956年 鹿児島県
奄美大島では、この世には肉眼で見られない諸々の悪霊がいて、それにあたると病気を起こすと信じられていた。「かぜ」はすなわち悪霊であると考えられていた。
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(ゾクシン)
1988年 茨城県
呪術に関する俗信。
類似事例

(ゾクシン)
1976年 新潟県
呪術に関する俗信。
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ナキヤマナイマゴ
1995年 福島県
節分に孫達が豆をまいて神仏に拝むと泣いてしまった。若い者は東京に行っていたが、帰ってきたところに尋ねると不安は的中し、都やさんが不渡りを出して夜逃げしたため、その損害を蒙ることになったという。
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キツネツキ
1937年 鳥取県
一時的な精神病者のような者を俗に狐つきと言うことがある。
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カイイ,アクリョウ
1962年 高知県
犬と共に山奥に行くと、犬がひどく吠えた。そこは悪霊の通る道で、四隅に木を立てて中に入ると取り憑かれることはなかった。
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イヌガミ
1936年 徳島県
犬神は女性に限られた迷信である。犬神筋の女性は、精神的、社会的に圧迫・制限され、結婚についても差別される事が多かった。
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サル
1991年 静岡県
必ず自転車が横転する場所があり、転んだものは口の周りに怪我をするので坊さんに見てもらうと、そこは昔猟師が猿を撃ち殺した場所で、その悪霊が祟っていた。坊さんは祈祷を続けて、自分の命と引き換えに悪霊を鎮めてその場所での事故はなくなったが、祟りは猿を殺した家におよび、その家では代々不幸な子どもが生まれたという。
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(ゾクシン)
2001年 鹿児島県
赤子を外出させるときは、悪霊から守るために顔にヘグロを薬指でつける。これは美男美女の赤子は悪霊に好かれるという言い伝えによる。薬指にかかわる俗信。
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(ゾクシン)
1982年 新潟県
悪霊を防ぐために、大きな草鞋を境の老木に下げる。
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イチジャマ(イキリョウ),ヨウジュツ
1996年 沖縄県
一六七六年に八重山の女が別の女を生霊を仕って女を果てさせたという妖術告発があった。評定所はこのイチジャマ(生霊)を用いた女を死刑に処している。
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クチ,フツ(ゾクシン)
1977年 沖縄県
宮古島の諸地域、八重山島の石垣市周辺ではクチ、またはフッと呼ぶ人の悪感情が呪術的作用を与える。ほめられる時でも噂の種になった時にも、フツガエシという呪術を行わないと自分の身に害がある。憑依的現象はみられない。
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オサキ,キツネ
1975年 群馬県
Y部落での憑依事件は明治8例、大正7例、昭和14例ある。オサキ、キツネに憑かれた人は忘我・狂乱状態となり、憑いた理由や持筋の家名を喋り、動物的な振舞をし、予言など常人以上の能力を発揮する。突然そうなる場合と病気が悪化してなる場合がある。重症の時には木曽御岳行者が祈祷するが、オサキに憑かれたかどうかは被害者自身のうわ言か家族の診断で判明する。原因は被害者側と持ち筋側の対立や恨みが6件、妬みなどが4件、両方によるものが2件である。被害者側は経済的に中以下が多く、憑いた側は中以上が多い。
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カッパ
1990年 長野県
かっぱは川へつっころばしてシンノコを抜くが、陸ヘ上がると力がなくなるという。ある人が馬の尻尾につかまったかっぱを捕まえて家へ帰ってきた。するとかっぱが秘伝を教えるから許してくれというので許してやった。そして、魚を捕る秘伝と魚を腐らせない秘伝を教えてもらったという。
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