国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

カイナンヨケ,(ゾクシン)
1968年 愛媛県
台風などで遭難しそうな時は、播州池田の観音様の白旗を立てるといいという。ただし、効力が1回限りなので、またオショウネを入れてもらうという。また、金刀比羅様の御札を帆柱にくくりつけて祈るといいともいう。

類似事例(機械学習検索)

アカイコシマキ
1941年 静岡県
腰巻きに関する俗信。火事のとき、女性の赤い腰巻きを振ると消火するといわれている。秋葉山の東麓にある気多村字勝坂の堂木の瀧に女性の腰巻きを持っていって雨乞いをすると、効果があるといわれている。
類似事例

(キショウ,テンタイニカンスルジュホウ)
1956年 宮城県
三日月を毎日拝むと難を逃れる、流星が消えないうちに願い事をすると叶えられる、五社山をお参りすれば雷の災いから逃れられる、雷鳴のとき桑の枝や葉を門口に差すと落雷よけになる、線香を立てて呪文を唱えると雷が落ちない、などとされる。
類似事例

フナガミ
1980年 鹿児島県
種子島の平山世伯という人が、京に行こうと船に乗ったところ、大隈国の内浦あたりで暴風雨に遭い、船は漂流した。そこで船神に祈り、12の方角を書いた紙を結んで神前に置き、念珠の房で探ると西南と出たのでその方角に舵を取る。途中不安になったが幾度試しても西南と出るので、信じて進むとやがて陸地が見えて一行は助かった。
類似事例

カワタロウ
1976年
河童が人に危害を加えることが稀にある。奥州にはないが西国では時々ある。このため豊後人が河童の害を防ぐ霊符を出した。猟に行ったり怪しい川を渡るときこの和歌を3回繰り返すとよい。
類似事例

ショウカンノン
1928年 長崎県
聖武天皇のころ、大海嘯がきて、田結村は一面の泥海と化した。このとき、村に安置していた聖観音が大慈悲の念力で稲田を青竹で結び、災厄から村を救ったといわれている。
類似事例

カミナリ(ゾクシン)
1976年 栃木県
雷の時は麻カヤをつる。カヤの周りを雷がまわって中に入らない。雷の時は線香を立てて「クワバラ、クワバラ」と唱える。雷の時はユカキボウを燃すと落ちない。発雷の時、年越(節分)の豆を食べる。相撲をすると雨が降る。など。
類似事例

ウミボウズ(ギョギョウニカンスルジュホウ)
1956年 宮城県
漁船は出港する際満潮のときに祈祷して海上安全・大漁万足を祈祷する、正月神官に船の旗を清めてもらい船霊様に安置する、虎猫を乗せていけば漁がある、海坊主が出て船を沈めるから、底なしの手柄杓を一つ持っていく、などといわれる。
類似事例

テング
1915年 静岡県
雨乞いに高麗神社の神宝である天狗のお面を持ち出して使う。龍の字を書いた旗を押し立て、鉦太鼓を鳴らし法螺貝を吹いて海岸に出て、海に向かって天狗のお面を見せると必ず雨が降るという。
類似事例

ウトジングウ,ヒバシラ
1992年 宮崎県
沖で悪天候にあい、針路を失った。鵜戸神宮と榎原の神様に一心に願掛けをしたら、自転車の車輪大の火柱が、鞍先灯台方面と水島方面に灯り、それに力を得て船を進め、難を逃れることができた。
類似事例

シンカ,ショウカゴンゲン,オオヤマゴンゲン
1975年 島根県
夜、隠岐国の海中から焼火権現の神霊である火が現われる。この神は風波を鎮める。船が難破しそうなとき、この神に祈ると海上に神火が現れ難を逃れることが出来る。
類似事例

アマゴイジゾウソン
1987年 長野県
昔,雨が降らないときには村の四辻に座っている大きな丸い黒石をがんじがらめに縛って千曲川に放り込み,雨を降らせてくれるよう祈った。するとその夜更けから大雨となったという。黒い石は引き上げられて丁重に祀られ,「お助け地蔵尊」とか「雨ごい地蔵尊」とか呼ばれた。今でも農家の人たちが「水神様」として祀っている。
類似事例

コエ
1980年
海上で大風が吹き、大波が打ち寄せて、船が転覆しそうになった時は、船に乗っている人が皆船の頭に立って大声で叫べば、大波は船を避けるという。これは人の陽気を風が避けるためである。
類似事例

ボウレイ
1982年 宮城県
船から落ちて亡くなった人がボウレイになり、漁に出た人を呼び止めた。南無阿弥陀仏を3回唱え、供養してやるから安らかに眠れ、と言ったら無事通ることができた。
類似事例

ハクサンサマ,イシガミサマ
1978年 秋田県
秋田市金足の小泉潟の付近にある鳰崎には、白山様と石神様の2つの祠があって、通常、雨乞いには白山様を用いる。効果のないときには、更に石神様も用いて雨乞いを行う。
類似事例

ヨウカイ
1981年 鹿児島県
山で野宿するときには四隅に青柴を立てて「これだけは、私に貸して下さい」と唱えれば何の災難も無い。借り受けた地面の上に十字に○のしるしをするとよいとも言われる。得体の知れない妖怪に行きあったときにも有効な呪法である。
類似事例

オソキタロウ
1965年 宮崎県
池の水神さん(オソキさん)のオソキタロウは生き神様といわれ、白髪のオソキタロウを見た人もいる。オソキタロウは相撲の神様とも言われる。願立てに多く信仰される。道に迷って霧に巻かれたとき、オソキの水神に願立てして助かった人がいる。
類似事例

(ゾクシン)
1964年 福島県
厄病よけとして、入り口に「釣舟清次宿」と書いてはっておくとよい。清次がびんぼうじいさんにいわなをやったら、「おれは疫病神だが、お前の家だけには行かないようにするから、釣船の清次の宿と書いて表に出しておけ」と言って消えていったという伝承からだという。舘岩村では「源義家の宿」と書く。
類似事例

チンジュサマ,ゴフ
1964年 福島県
病気になると、鎮守様に祈願する。重い病気になると、内川の法印様に祈祷をしてもらう。法印様がこられないときは祈祷護符だけを送ってもらう。
類似事例

(ゾクシン)
2001年 鹿児島県
雷が鳴るときは、布切れで作った左綱に火を点けくすぶらせながら軒下に下げておいたり、庭に投げつけておくと落雷の心配はないと言う。往事は軒下に左綱を下げその下に水桶を置いて杓子を添えて放置していた。これはウヤホウの神が落雷の出火を消してくれるからという。
類似事例

コウシン
1963年 新潟県
漁に出てしけにあった漁師が庚申さんに願をかけると帆柱の上に庚申さんが現れ、庚申講に入っていないものがいるから助けないと言った。その人が、一生講の常宿をすると約束すると生命が助かったという。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内