クジラ,タタリ 1996年 宮崎県 身ごもっている鯨が浜に打ち上げられた。これを供養しないと、祟りのため不漁が続くと言われ、寺の境内に胎児を埋葬して石碑を建てた。
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アンバサマ 1939年 福島県 あんば様が飾られた港では、休漁になり、船は一艘も出せない。この規則を破ったのがもとで、人殺しになりそうな大事件を起こしたり、また網をたくさんとられたりした。これは、あんば様の祟りだと伝えている。
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タコ,ヌシ 1930年 北海道 江差島の主の章魚があらわれて鐘を盗んだ。神官が尋ねると「帽子を隠しておくため」だといったという。
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ジゾウ 1923年 静岡県 ある年の6月23日、漁夫たちが漁に出ようとすると、鰹は1匹も獲れなかった。網には木造のお地蔵さんがひっかかっていて、海辺の松の木の下に安置して祀ったところ、大漁になったという。
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ハハクジラ,タタリ 1999年 捕鯨地域では、母鯨が夢枕に立って捕獲しないでほしいと哀願するが、漁師たちは捕獲してしまい、祟りがふりかかるといった話が多く伝えられている。
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ウトジングウ,サメ 1992年 宮崎県 海上で鮫の追跡を受けて、不吉を感じて困惑していたとき、鵜戸神宮の木札に目が留まったので、縄に結んで海に投げた。不思議にも鮫はいなくなった。
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コウジンサマ 1983年 愛媛県 鎌倉市太郎がタゴリ(咳)で苦しんでいると夢に荒神様が現れ、鶏の絵を描いて信仰すると良いとお告げがあった。実行すると全快したので、この幟を奉納した。鎌倉家では鶏を食べない。村人も一般に鶏を殺さない禁忌がある。
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リュウガイケ,ヒトミゴクウ,オリュウ 1973年 三重県 昔、竜ヶ池の堤がよく切れるので、人身御供を出すことになった。ところが誰が人身御供になるかでもめた。継ぎ物をして縞模様を反対につけた者にしようということになり、お竜が人身御供になった。それ以来、継ぎ物をするときは縞模様を反対につけてはいけないという。また、夜、竜ヶ池に釣りに行ってなかなかあがらないと、お竜が引っ張っているのだという。
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エビスシンゾウ 1935年 三重県 鳥出神社内の末社蛭子神社にまつわる話。その蛭子社はもとは富田浜に鎮座していた。天平14年のある日大漁につぐ大漁で、富田浜は賑わったが、それもつかの間、小魚さえも網にかからない日が2、3日続いた。その次の日、波に乗って7彩の光を放って浜辺に近づくものがあった。大漁襲来の前兆と歓喜して網を下ろし、7彩の光を引き上げたが、それは魚ではなく一体の蛭子神像だった。この神像をご本尊として祠を建て祭事を行うと霊験現れて再び豊漁で賑わったという。
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バケイチョウ 1986年 茨城県 十文字の角の小祠に化け銀杏がある。魚屋がこの道を入っていくと、「置いてけ、置いてけ、ピチャ、ピチャ」と音がして天秤の魚が無くなる。銀杏を切り倒した樵は死亡し、木は元に戻った。
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クジラ,オンナ,タタリ 1996年 三重県 女に姿を変えた鯨が住職の枕元に立ち、明日は出産の為に沖をとおるので見逃して欲しいと言った。漁師は不漁続きだったため、子持ちの鯨を仕留めてしまった。その後、不思議なことが起こったという噂や、悪疫が広がったため、子持ち鯨の祟りだと言う事になり、供養塔を建てた。
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センボウヅカ 1957年 愛知県 センボウという法印が悪いことをしたので、榎渕にはめて殺した所、祟りがあったので塚に祀った。
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コイ 2001年 愛知県 妙心寺の、彫刻の鯉が田畑を荒らした。
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ジゾウカツオ 1922年 静岡県 ある年の6月23日、猟師が鰹漁に出ると、木像の地蔵が網にかかった。その地蔵を海辺の松の木の下に安置して供養すると、網が破れるほどの鰹が獲れるようになった。
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アンバサマシンコウ 1964年 福島県 あんばさまを飾られた港から船を出すと、ろを折られたり、かぎをなくされたり、不漁になったりする。
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ゴリンノヘンノタタリ 1961年 鳥取県 田のあぜに五輪の片があって、その近くに耕作には邪魔な木が立っているが、祟られるというので切ることができない。
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リュウグウ,タキ 1916年 愛知県 二ノ滝という滝がある。この滝のため鮎が段嶺にまで上らないので、段嶺の城主が岩を割り砕こうとしたら、夢で龍宮のお告げがあったので計画を中止した。また、材木商が材木を上流から流したらこの滝に入ったまま浮かんでこないので、中にもぐって竜王に奪わないように訴えた。家に戻ってみると、3時ぐらいだと思っていたのに、家では三年忌の最中だった。
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キツネ 1971年 福島県 朝暗いうちに、交番の方に田植えに行ったら、ここらの得意の魚屋が魚の籠を下ろして這っていくのをみた。狐に馬鹿にされたのではないかというわけだ。しばらく行って、また戻ってきたけれど、そのときには魚はすっかりとられてしまっていた。あとで聞いたら、しょっちゅう狐に騙されて魚をとられてしまうので、こんども俺を馬鹿にするつもりだとおもい、狐の後を追い、戻ってきたら、魚をとられてしまっていたという。その後そこに大きな石があったので、そこに稲荷さまをたてた。それ以来はちっとも魚をとられなかった。
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ハラミクジラ,サイヤク 1999年 万が一、子持ちの鯨を捕獲してしまった時には、埋葬し石碑を建てて供養をして、災厄の除去を行った。
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サルタヒコノミコト 1939年 新潟県 猿田彦神を祭って、魚類を供えなければならないという。
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