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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

シカ
1971年 長野県
8匹の鹿の群れがあり、1匹とった次の日でもまた8匹になっている。2匹とっても同じである。このことから、中山の八ツ鹿といって語り伝えられている。

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(ツノガヨンホンアルシカ)
1980年 茨城県
常陸の国の、またくまという山(全隈山か)には、角が4本ある鹿がいるという。
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シチニンドウギョウ
1939年 香川県
ある人が夜、牛を連れていると急に牛が動かなくなった。牛の股から向こうを見ると七人同行が行列して歩いて行くのが見えた。獣や耳の動く人にはよく見えるという。
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オオシカ,ナナクビノダイジャ,イケノヌシ
1989年 静岡県
天城湯ヶ島町の八丁池の主は、大鹿とも、七首の大蛇だともいう。
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シカ,カンノン
1929年 愛知県
昔、乳の出ない母親は鹿の腹ごもりを食わせたら出るようになるといわれ、妻の乳が出ない狩人が山の中でみつけた8匹の鹿に向かって銃をはなった。すると7匹が石になってしまい、その間には血が点々と流れていた。狩人がその後を追って行くと西麓の龍音寺で消えていた。鹿は観音様の化身で、狩人の妻は乳が出るようになった。
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オニ,ナマハゲ
1935年 秋田県
中山人形にはなまはげの土偶がある。なまはげは次の伝説に由来する。往古支那より漢の武帝が五匹の鬼を引き連れて男鹿半島の本山に渡来した。この鬼共は武帝のために普段あらゆる苦役に従事していたために、正月15日だけは村里に現れ、欲することを自由に許されていたという。
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ケモノ,ライジュウ
1978年 長野県
信濃の更科山で、ある年の暴雨の時、山から獣の死体が2つ流出した。目の大きさは犬くらい、灰色で頭は長く、くちばしは半黒く、尾は狐のようで、爪は鷲に似ていた。落雷のとき、木の根に爪の跡のようなものがあるのはこの獣の仕業か。明和7年閏7月伊奈郡駅科村で捕えられた雷獣も、近江国かがみ村で落雷の際に捕えられた獣も同じ姿をしていた。
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メヘビ,タキ,ゾウリ
1916年 愛知県
七滝という七つの滝があり、この滝の主として片足の雌蛇が住んでいると言い伝えられている。紙の緒の草履を履いて行くと、片方を掠め取られると言われている。なぜ紙の緒の草履なのかは不明である。
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ハクオウサマ,ダイジャ
1991年 愛媛県
土佐の孫八という猟の名人が僧都で鹿を撃った。鹿は白王様の大岩の下の淵に入った。孫八が行くと白い大蛇が鹿を巻いていた。孫八は「身はいらんから角だけくれ」と言って角をもって帰った。白王様の祠に鹿の角があるのはこの由縁。
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シカノコ,イズミシキブ
1931年 佐賀県
昔、子供のいない老夫婦が村の観音堂に祈ると、福泉寺の和尚に子をもらえというお告げがあった。お寺に泊ると、夜更けに赤子の声がしたかと思うと、雌鹿が赤子に乳を飲ませていた。老夫婦がこの子を連れて返って育てたところ美人に育ったが、足の指が2つに別れていて、人間のものとは違っていた。その子が和泉式部で、足の指を隠すために和泉式部はいつも足袋を履いていたといわれている。
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ブリ
1999年 鹿児島県
鹿児島県内之浦町では、鰤を一万匹獲ると、人を一人殺したことになると言われている。
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キツネノナキゴエ
1951年 石川県
石川県鹿島郡では、家の漁を守る狐がおり、この狐が鳴くと翌朝はかならず漁があるとされる。昨冬に2,3回来たが、その翌朝は鰯が大漁だった。
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ブタノコ
1928年 鹿児島県
河海老を取っていた百姓が口笛を吹くと、川上から1匹の豚の子が流れてきた。網にかけると網目から豚の子が小さくちぎれて幾千も飛び出して追いかけてきた。豚小屋の大きな豚の側に隠れていると、豚の子は引き上げていった。
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ライチョウ
1975年 千葉県
安房国の二山では、毎年正月に皆が集まって雷狩と称し、雷鳥を獲るという。多く獲って殺せば、その夏は雷鳴が稀で、あっても少なくなる。もし雷鳥を多く獲れなかったら、雷もまた多いといわれている。その形はイタチのようだという。一大奇事というべきだろう。
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ケマツリ
1964年 福島県
獲物があると、1匹に1度毛祭りをする。第1に耳と耳の間のえり首の毛、第2に左の耳先の毛、第3に右の耳先の毛、第4に左手先の毛、第5に右の手先の毛、第6に左の足先の毛、第7に右の足先の毛の、7箇所の毛を切って木のまたなどにあげ、日光権現様に祈る。猿丸猟師の子孫であると申し述べると、神様がよく守護してくださるという。
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テングノコシカケマツ
1986年 埼玉県
中山の観音山の中腹には松の古木が沢山生えており、それらを「天狗の腰掛け松」と呼び、誰も伐ろうとする者はいなかった。ところが、ある村の若者がこれを伐り倒したところ、その晩天狗が若者のもとにやってきて、陰茎を切り取り、裏山の天狗松に引っ掛けられた。
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タコ
2002年 山口県
昔、甚平という漁師が住んでいた。魚を捕ることが巧みで近隣の者は皆知っていた。ある日甚平が岩の近くで魚釣りをしていると、急に船が傾いた。見れば大きな蛸の足が船縁を掴んでいた。甚平はその足を包丁で切って持って帰った。その味を覚えた甚平が翌日も岩へ行ったところ、その日も蛸が現れた。こうした日が5日続き、8本の足が3本にまで減った日に、甚平はこの蛸を捕ってやろうと包丁の代わりに縄を持っていった。それきり甚平は帰らず、主のいない船が夕方に浦へ流れ着いた。村人達はきっと蛸に食われたのだろうと噂した。それ以来その岩を甚平岩と呼ぶようになった。
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シロイシカ,イケ
1977年 和歌山県
白い鹿が猪捕りの人に追われて池の中に逃げ込むと、池から出てきた鹿は色が変わっていた。鹿が池の側の高松を揺すったので翌日池が切れた。水は山の腹を横切って西ノ叉と逆方向へ流れていった。西ノ叉には被害がなかった。猪捕りの人は、西ノ叉と逆の方向の人であったという。
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キツネ
1938年 長野県
夕方、婚礼の話をしていたらその晩ばかされる。また、狐にばかされて一晩中山の中を駆け回った話がある。
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オニ
1985年 和歌山県
昔、八木尾の村に夜な夜な9匹の鬼が来て里人を悩ましていた。それで、郷士が鬼退治に行って8匹の鬼を退治した。大将鬼である残りの1匹は助けてやった。そのお礼に鬼は、雷を落とさないことと蛭が人に食いつかないようにすることを約束した。
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オニ
1991年 宮崎県
角がある異形の鬼八の首を、ある親子が跳ねて土に埋め、鬼八の美しい妻を連れ帰った。鬼八の首は地中で生き続けて祟り、妻を奪われたことを嘆いた。里人が一年に一人ずつ女を鬼八に差し出すと収まり、やがて鬼八の力も弱まっていった。
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