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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ホッタノツブレヤシキ
1985年 茨城県
名主の屋敷跡では、蔵からお化けが出たり、女の声がするので、恐ろしかった。二男が分家をする際、その一部に家を建てたが、夜になると恐ろしい姿が夢に出てくるので、悩まされて入院した。寺で供養してもらってからは平穏になった。

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(ダイジノタタリ)
1984年 山梨県
大寺の跡を買い取ってヒエなどを作っていたが、夕方に地鳴りがするので怖くていられず、石の宮を祀って祭りをするとおさまった。後年この家の人が移住する時に石の室を移したところ、家族が次々と病気になったので、石の宮を元に戻したらことがおさまった。今でもそれが残っている。
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ダイジャショウジャ
1930年 長野県
夢で大蛇がとめるのも聞かず、殺した大蛇を見世物にしようとすると、一人娘が熱病にかかり、家にとめた六部の言うとおりにすると娘は死んだ。祟りを祓う人に頼んだが、美女が邪魔してうまくいかない。その土地を買った者には祟りが続き、祠を建てて供養した。
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オニ,ユウレイ
1979年 岐阜県
昔一人の僧が美濃の国、今須の村にさしかかり、一夜の宿を乞うたが、どこの家でも断られた。仕方なく村のはずれの、墓場の六体地蔵の影で一夜を過ごすことにした。夜になると鬼が5、6匹出てきて、妙という老婆の幽霊をいじめるのを目撃した。僧はどこかの家で成仏できない人がいるのではと考え、一軒一軒尋ねると庄屋の母親であることが分かった。その老婆は生前欲深く村人に恨まれていたため、成仏できないのだろうということになり、僧は供養の為にお寺を建てさせた。その後鬼や老婆の幽霊は出なくなったという。
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ヤナリ,タタリ
1971年 長野県
旅人が強盗になったので、百姓が殺した。祟りのため眠れなかったので、霊を祀り朝晩拝んでいた。そのうちに屋鳴りがなくなった。これを経塚と呼ぶ。
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オハカ,タタリ
1985年 愛媛県
主人は銀行員であった。八幡浜へ転勤になり社宅に入ると主人は大病し、私は眼病になった。家が悪いということで、おがんでもらうと昔商売でもしていた人が池だった所を買い取り別荘を建てたが、池のほとりの墓の祟りで没落し、銀行が買い取り社宅を建てたということだった。転勤になりその家を出てからは元気になった。
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バケモノヤシキ,アヤシキコトドモ
1974年 東京都
三年坂中程にあった屋敷は化け物屋敷であった。夜更けに仕事していると側にいた女の顔が伸び縮みしたり、恐ろしい顔になったり、座敷で火が燃えたり、病気で寝込んでいる女が掃除しているので寝込んでいる部屋に行くとやはり寝ていて、戻ってみると掃除していた女は消えていた。
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カタナカケノマツ
1979年 岐阜県
ある人が刀掛け松の下で刀2本を拾って帰ったら、夜になると箱の中で切り合いの音を出したので恐ろしくなり、元のところに返したが、祟りがあってその一族は死に絶えた。後に近所の人が供養のお宮を建てたという。
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イキリョウ
1982年 島根県
大きな家の納屋の2階を借りて寝泊まりをしていると、毎晩、苦しくて目が覚めるようになった。ある晩、目を開けると、真っ黒い大きな四角い顔をしたものが胸を押さえており、小さな目が2つあって、体には黒い毛がいっぱい生えているのが見えた。手刀で切りつけると姿を消した。家の主人には長い間病気の息子がいたが、これ以後次第に快復していった。
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イルイ,イケイ
1974年
屋敷を買ったら夢に首のない者、手のない者、足のない者、胴の半分になった者がたくさん現れ、霊合山の閑唱阿闍梨が弔ってくれなければこの家に引越せないだろうと言った。阿闍梨を呼んで法会をすると、何も不都合は起きなかった。その場所はかつて罪人を試し斬りにした所だった。
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ウシ,ユメ
1974年 京都府
京かわら町の牛屋にて、ある時牛が主人の夢に現われ、明後日に死ぬので死後ある寺に葬って欲しい、私はその寺の3代前の住職である、と語った。同じ夢を牛屋の妻と寺の住職もみていた。
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ジゾウ
1978年 高知県
地蔵が祟りをなし、人に乗り移り、猟師の一族を取り殺すと口にしたため、猟師は非常に恐れ、一門眷属家々で毎日怠らずに供養するとした。
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バケモノ
1981年
明和・安永の頃、酒井飛騨守の娘が滝川家に嫁いで間もないある時、鏡台に向かうと怖しい女の顔が映り、また部屋に居る時も現れた。その化物が夢に出て言うには、自分は数代前の殿様に手討ちにされ、庭に逆さまに埋められているので葬り直して欲しいという。実際そうなっていたので直すと、それからは出てこなくなった。
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カタナカケノマツ
1979年 岐阜県
ある人が刀掛け松の枝に掛かっていた刀2本を持って帰ったら、夜になると箱の中で切り合いの音を出したので恐ろしくなり、お坊さんに供養を頼んだら「埋けて弔え」と言われた。しかし祟りがあってその一族は死に絶え、その松も枯れてしまった。その家の倉だけが残っているという。
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サラヤシキ
1956年 宮城県
芦沢某という侍の家の女中が誤って家宝の皿一枚を割り、折檻されて手討ちにあう。毎夜ふけに女中の亡霊が台所へ入ってきて皿を洗って数え、9枚目のあと叫び声をあげて飛び出す。そこで手討ちにした刀を埋めて塚を築いた。頭に皿をのせた石地蔵を立てたので地蔵森という。
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ハレモノ,レイ
1985年 長崎県
農家の主婦の脇の下の腫瘍ができ、手術したが再発し3度手術した。ホウニンの所に行くと、「あなたの屋敷内に多くの霊がいる。先祖ではないが祀ってもらいたがっている」と言われた。伝承では、平家の子孫がその地に居住し、墓地があったと言う。
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モノツキ
1974年 東京都
住むと必ず病気になり、あるいは死んでしまうという長屋にある人が住んだところ、家来が物に憑き供養を願った。天和2年6月23日に長屋の下を掘らせたら髑髏が発掘された。それを供養したら長屋の住人に障りは出なくなった。
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レイコン,タタリ
1974年 福島県
延宝年中、ある者が、庭を造る際、踏み石に寺の裏山から古い石塔を持ってきて使った。以来夢に若い女が出てきてなぜ連れてきたと怒った。その事を人に話すと、ある老人が、80年前に若死した娘の供養塔を踏み石にした祟りだと言った。石をもとの所に戻したら夢は止んだ。
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シルマシ,ザシキワラシ
1973年 岩手県
1947年のこと。夜中になると家の居間、中の間、オカミと順順に、ボールを転がす音や鐘を鳴らしたりする音が聞こえるというシルマシが起きた。法華の婆様に見てもらうと、墓地に地蔵が3体あるのに1体しか供養していないから祟るのだと言われた。地蔵を探して供養した晩は音がしたが、翌日以来シルマシはなくなった。
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カミカクシ
1960年 神奈川県
何年も病気で寝ていた人が神隠しにあい、二週間ほどしてから武州高尾山の裏から人力車で送られて帰ってきた。その後気がおかしくなった。
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ユウレイヤシキ
1936年 京都府
字畑町の古屋敷は昔は一軒の屋敷であったものを3つに分けたため、そこに住むとよく病死し、夜は魔物が出るので幽霊屋敷と呼ばれる。
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