国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

イヌガミ
1986年 高知県
高知では地中に埋めた犬の首を切り取って祭ったのがイヌガミモチの初めだという。家が単位で、家の成員全て人にイヌガミをつける可能性がある。徳之島では特定の女性がイヌガミもちとされる。母から息子のヨメに伝えることもある。他人はその家で出されたお茶も飲まない。これを飲むと下痢、吐き気などをもよおす。ブタ、ウシ等にも災いを与える。

類似事例(機械学習検索)

イヌガミ
1975年 山口県
奇病が出た家の守り神はイヌガミである。
類似事例

タイラノマサカド
1963年 福島県
将門を斬った俵藤太が朝にお茶を飲もうとすると、首のない死体がうちかかってきたが、お茶を飲むと死体が倒れた。
類似事例

スミヨシジンジャ,イヌガミ
1944年 山口県
住吉神社の氏子が所々いる。これは住吉神社の氏子には、イヌガミがつかないといわれるからである。
類似事例

テングサマ
1993年 埼玉県
昔は職人を頼むと帰る時にお茶を出したものだった。ある畳屋がお茶を飲まずに出かけていった。すると、木を切る音がして、道が見えないほど暗くなり、進むことができなくなった。いったん提灯を借りに戻ると、それは天狗様の仕業でお茶を飲まなかったからだと言われた。今度帰ったら、提灯がいらないほど明るかった。
類似事例

カシャ,ヤマイヌ
1941年 愛媛県
訃報の使いを知らせの使いと言い、必ず2人で行く。2人で行くのは、途中で火車や山犬に襲われる可能性があるからである。火車や山犬は死人を好むという。使いが提灯を持つのは夜になると火車や山犬が襲う可能性があるためで、魔は火を恐れると信じているからである。
類似事例

イヌガミ
1959年 広島県
犬神は土中に犬を生きたまま埋め、首だけを出し、食物を与えず、あがき悶えさせた後に首を斬りその首を祀るものである。
類似事例

ヘビ
1985年 新潟県
朝茶を2杯飲むのは縁起がいいというのは、屋根の上で蛇が「アサジャ飲め」というのを聞いて、飲まれてはまずいと逃げたので。
類似事例

(サワノミズ)
1990年 長野県
三河の老人が病気になったとき、「昔飲んだことのあるしげ沢の水が飲みたい」と息子に言った。息子ははるばるやって来て水を汲み帰ったが、最初の水は違った。もう一度詳しい場所を教えてもらって水を汲み帰ってその水を父親に飲ませたところ、病気はたちまち治った。
類似事例

ワカガエリノミズ
1981年 鳥取県
爺さんが山へ行くと、小鳥が谷の水を飲めば若返ると鳴くので、飲んでみると若返った。それを知った婆さんも飲んでみるが、たくさん飲みすぎて赤子になった。
類似事例

オオサキ
1975年 埼玉県
附近にオオサキモチの家といわれ、忌まれる家があった。オオサキは家に憑くものといわれる。
類似事例

ダイジャ
1968年 高知県
大蛇に飲まれそうになった男は斧をふるって逃げてきた。この道には同じような話があり、大蛇は木の上から降りてきて飲まれる人もいる。金毘羅のお守りに守られたと言う人もいる。
類似事例

ヤクガミサマ
1984年 神奈川県
厄神様の風邪薬はお茶の葉で、これを煎じて飲むと風邪が治るといわれた。
類似事例

シメカケイシ
1967年 福島県
この石を踏むと必ず災いがあると言われている。
類似事例

シチニンミサキ
1978年 高知県
水死人の怪異としては七人ミサキというのも知られているが、よくこれについて知られているのは、海辺の特定の場所に伝承されていることが多い。これに憑かれると舟が動かなくなり、また七人の友が誘い込まれたりなどするのだという。
類似事例

ユメ
1966年 愛知県
ある母が船頭の息子の夢を見た。のちに息子は遭難していたことが分かった。
類似事例

インガメ
1976年 熊本県
人の恨みを受ける人を「インガミがうつたのではないだろか」という。インガメ(犬神)は特定の家が祀っている。牛や馬に憑くこともある。犬・猫・狐が憑くことをムラカゼといい、特に犬が強く、インカゼといって嫌っている。
類似事例

イヌガミ
1984年 愛媛県
女性が犬神筋のSにやられて、めまいや吐き気や食欲不振となる。何かの動物に食いつかれたように体が痛んだり重たくなる。顔まで似てくる。
類似事例

イヌガミ
1958年 徳島県
鼻先の赤い、白い犬は人の生まれ変わったものである。犬神にするため土中に埋めて首を斬る犬もこの犬であるという。
類似事例

タケダブシ,タタリ
1970年 山梨県
小形山には12の塚があるといわれている。その1つ、ある家の裏にある塚は、およそ2千人もの武田武士が葬られているといわれ、500年程前にできたものだといわれている。この家の奥さんが病気がちで、東京から易者を呼んできたら、この家には悪魔のようなものがたくさんいて入れないといった。いろいろ話した結果、無縁物の武士の災いであるということになった。今は丁寧に祭っている。
類似事例

イヌガミ
1922年 香川県
香川県池西村に犬神筋の家があり、近隣の人も追いかける。自分の家の下婢がやられたことがある。その病状は急性で、一種の癇癪であり、病人は正気だが熱は非常に高くて目の色は変になった。数日前に犬神筋の人と口論になり仲違いをしたという。犬神が憑くと握り飯を3つ作って病人の体をなで、その後その握り飯を犬神家の家の壁に投げつけると、その翌日には全快した。最初に犬神を作るには白犬を首だけ出して埋め、その前に茶碗に飯を盛って置き、命令に服従するならその飯を食わせて神に祀ることを誓い、最後に首を一刀で切るという。
類似事例

イヌガミ,コウボウダイシ,マジナイ
1913年 愛媛県
昔、弘法大師が宿を借りたお礼に、野猪が畑を荒らさないように、紙に何かを書いて封じ、封を切ってはならないと言って、禁呪の紙を与えた。野猪が出なくなった不思議さに封を破ったら、犬の絵が描いてあった。その犬が飛び出て犬神になったという。犬神は鼠のようなもので、家の人々には見えても他人には見えない。家族の数だけ存在し、犬神の家から嫁をもらうとその家も犬神になるという。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内