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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

イヌボウノレイ
1974年 愛媛県
三木寺城主の犬坊が戦で死に、その亡霊が馬に乗って現れた。それを見ると病気になるという。殿様の使者が来て立ち去るように怒鳴ると、白紙のようなものが東に飛び去り、その後そういうこともなくなった。

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クビナシウマ
1984年 愛媛県
松山御幸寺山城主犬坊は馬に乗り、谷に落ちて死んだ。又は合戦の際の討死ともいう。これにより馬に乗って行き逢う者に祟りをなすようになった。大脇清太夫という者が命によって馬に乗り、犬坊に立ち去るように命じると、白紙のようなものが飛び去って石手寺山の山上に止まった。これが今の愛宕堂である。これ以来、怪異現象はなくなった。
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ウマオニ
1931年 愛媛県
曹洞宗正願寺の上に小さい城があり、その城主左京之助が馬と共に谷底に落ちた。ある男が夜更けに通りかかると、鈴の音、馬の嘶き、山鳴がする。行く手に2間ほどの白い馬鬼が現れた。男は高熱で長い間患った。左京之助の霊魂が迷っているのだといわれた。
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レイ,ボウコン
1929年 青森県
高館でも、ある城で水の手を切られて困ったことを隠さんが為に、馬に白米を注ぎかけて水で洗っているようにみせかけようとしたが、見抜かれて弱点をつかれ終に落城した。城主は馬で新法師という村に走り込んで戦死し、其の後作られた塚からは霊が祟り、落城の際に死んだ者の亡魂が現れた。
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ダイジャ
1978年 高知県
武将の犬が動かなくなったのでその首を切ると、首が飛んで木の枝に飛びついた。木の枝は大蛇であった。大蛇は普通の銃では撃てず、八幡大菩薩の弾で撃つと死んだ。しばらくすると、大蛇の死体の場所に流れ着いた。武将が大蛇の骨を足でなでると、大蛇の骨が足にたひ、それがもとで病床についた。大蛇の祟りで武将は死んだ。
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クビナシウマ
1958年 愛媛県
南北朝の戦争で、恨みを持って死んでいった兵士の血を含んだ土は盛上げられ塚となった。ある夜神官がこの付近を通ると、首なし馬に乗った兵士が現われ、神官に南に仕えていたが7代まで君主に仕えると言って消えていった。人々は石地蔵を作って、この霊を慰めた。
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クビナシウマ
1985年 愛媛県
吉川城の殿様は、ある時大殿である河野通宣の機嫌を損ねてしまい、攻められた。結局、赤痢のような病気にかかったせいで攻め落とされた。それからしばらくして吉川城付近である男が首のない馬にまたがった血まみれの武将に出会い、その後三日三晩苦しんだ。同様のことが続くので、皆で墓とお堂を建ててまつった。
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テング
1976年 京都府
貞和の頃、ある僧が仁和寺の六本杉で雨宿りをしていると夜がふけて愛宕、比叡の方から輿に乗ったものが空を飛んできた。乗っていたのは春雅など既に死んだ人であった。死後怨念によって天狗になった人たちだろう。
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ヤマイヌ
1931年 埼玉県
庄太郎という爺が三峯神社でお犬様の絵札をもらう代わりにご神体を借りたところ、帰りに山犬が後をつけてきたので怖くなり、本社に引き返してご神体を返し、別の三峯山を借りると今度は出なくなった。
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ウジガミ,クロゲノヨウカイ,ヒヒ
1934年 静岡県
氏神の祭日の数日前になると、年頃の娘のいる家に白羽の矢が立ち、人身御供とされた。旅の僧がこれを止めんとして、真夜中に見張っていると、黒毛の妖怪が出てきて「信濃の国の悉平太郎に知らすなよ」と言うのを聞いた。僧は悉平太郎を探し、翌年大犬を一匹伴ってきた。犬は狒々と戦いこれを倒した。
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イッポンツノノウマ
1978年 愛媛県
宝暦元年の頃、一本角の馬が宗楽寺の近くに現れ、田畑を荒らし家畜をおそった。皆は困り、宗楽寺の和尚に相談をした。白元和尚は秘仏本尊の前にひれふし、二夜三回の回伺をした。満願の日の午の刻に、宗楽寺の裏山に馬が現れ、天に向かって叫ぶと倒れた。
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ウマ
1937年 新潟県
医者である主人を慕って死んだ馬がいる。寺の前まで行くと、ぐるぐると廻って出て行こうとしない。追い出すと戻ろうとするところをなだめて帰ったが、帰途、その馬は死んでしまった。
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〔ミサキサマ〕,イヌ
1963年 岡山県
小西の山の上に大きな犬がいて女に憑くので困ったので、相談して鉄砲で撃ち殺した。ところがそれから不幸が続いたため、ホウジャに見てもらうと犬が祟っていると言われたので、御崎様として祀った。
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(フメイ)
1989年 静岡県
小瀧という家に鎌倉建長寺の僧が来た。飯の時に人を寄り付けない。村の大きな犬が食いついて駕籠からくわえ出すと、正体を現した。なにか獣が化けていた。
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リョウマ
1987年 山形県
龍馬山には白馬の龍馬がいて、日露戦争の頃には姿を見せた。神様が鉄砲で撃ち、それから龍馬は出なくなった。
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ヘビガミ,サルガミ,イヌガミ
1922年
昔源三位頼政が紫宸殿で射落とした鵺という、頭は猿、足は犬、尾は蛇に似た怪獣を切って攝津の川尻に投げ込んだ。それが海を漂い頭は讃岐に、手足は阿波・土佐に、尻尾は伊予に着いた。その祟りで伊予には蛇神、讃岐には猿神、阿波・土佐には犬神がいるという。また一説には犬神の起りはある残忍な人が犬を柱に縛り付け、その目の前に食べ物を置き、悶えて餓死させ、その犬の妄執が残忍な人に乗り移って子孫代々犬神になり、他人を悩ますという。
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シリョウサマ
1966年 長崎県
病人があって法人に訊くと、死霊さまの祟りだといわれる。野子の死霊様は馬場先山にいくといくつも塚があって、その墓石を持ってきたものである。昔、戦場になって死者が出た場所ではないか。
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カシャ
1973年 山梨県
精進に寺がない時には竜華院まで坊様を頼みに行っていたが、その近くに火車という化物が住んでいた。葬式が出るたびに死体を食おうと狙っていた。ある時村に葬式が出ると火車は飛脚に化けて竜華院にたのみに行ったが、坊様は見破り、施主に葬式を2回出し、最初の棺には石を入れておくよう指示した。最初の棺が出ると空に黒雲が沸いて雲の中から火車が飛んできて棺をさらっていった。その隙に施主の家では2回目の葬式を出して骨を無事に寺に納めた。火車は「竜げん坊主にだまされた」と叫んだという。
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ネズミ
1975年 愛知県
寝ようとしたら、枕の下にねずみのようなものが入ってくるような感じに悩まされた。権現様の焼き物の山犬をもらってくると治ると教えられたので、その通りにして心経を拝むと、戸が折れるほどの音を立てて逃げていったという。翌日からは起きられるようになった。
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シリョウ,タマ
1941年 岐阜県
山の中を歩いているとき、供の者が主人を殺し、死体を竹薮に放ったまま山を下りた。そこへみずぼらしいお坊さんがやってきて、「お前は殺した死骸に取り付いていないと死ぬ」と忠言する。そこで供の者が主人の死体に取り付いていると、朝になると魂が戻ってきて「今日も探し出せんで残念な」と言って死体に入る。夕方また出て行って「今日は地を六尺掘っても探し出す」といい、そのたびに大きな音を立てる。三日目「この位探しても見つからないならあの男は死んだに違いない。これで成仏できる」といって魂は死体に入った。供の男は助かった。
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ヤマイヌ
1931年
ある嫁が三峯様の存在を疑っていると、翌朝雨戸を開けると大きな山犬が一匹立っていた。すると姑が三峯様がいないといっていたから来たのだ、神棚に茶を進ぜろというので相したら、山犬はいなくなった。
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